2008年07月

2008年07月30日

かんぱん

遺伝性のシミで有名なのは、そばかすですが、
女性を悩ませる肝班も遺伝性の要因が強く指摘されています。

この肝班は、母親が肝班で悩むと、50%の確立でその娘も肝班で
悩むことになるという報告もあるぐらいです。

男性は、ほとんどの人が肝班にはなりません。
日本人の男性は特に肝班にはなりにくいとされています。

ちなみに肝班の発症は、日本人の場合は、肝班患者15名いれば、
患者のうち女性は14名という具合です。

圧倒的に女性で発症するため、肝班の悩みを身をもってわかる男性は
ほとんどいないのが現状でしょう。

女性の発症率の高さから女性ホルモンの影響が指摘されており、
通常、30歳代から生じはじめ、閉経後に消退するという特徴があります。

女性ホルモンで誘発されるため、たとえば10代や20代であっても
経口避妊薬を使用すれば、肝班ができやすくなってしまいます。

肝班は体内部の要因では、女性ホルモンの影響が大きいのですが、
外部の要因は、紫外線によって悪化することがわかっています。

ちなみにレーザー治療は肝班を悪化させるだけですので、
トラネキサム酸の内服もしくは美白剤しか今のところ治療の選択はありません。

その他は、できるだけ紫外線防御を行うといったところでしょうか。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2)美白 

2008年07月28日

真皮でのシミ

紫外線が強くなると、皮膚の細胞はそれに対抗するため、メラニンを作ります。

若いときには、ひねくれた細胞もそれほどいないため、
日焼けしても均一の小麦肌になりますが、だんだん年齢を重ねると、
感受性の高い細胞がやたらとメラニンを作ります。

過剰のメラニンが蓄積されると、皮膚の一部が濃くなり、
その明度差から「シミ」と認識されるようになります。

生まれつきシミが出来やすい家系というのは、どうもあるようで、
とくに真皮にできるシミにはそのような遺伝的な要因が関係すると考えられています。

通常、メラニンを作る細胞は、表皮側にいて、真皮にシミができることは
滅多にありません。

赤ちゃんとなって、生まれてくる前にシミをつく細胞というのは、
神経にいて、人間の形になる従い、神経から真皮へ入り、そして表皮に侵入していきます。

本来は、表皮に入るべき細胞が、赤ちゃんとして生まれるまでの間に
何かの理由で真皮に残ってしまうと、真皮でのシミの原因となります。

ただ、通常、シミを作る細胞というのは、表皮に入ってからしか
メラニンを作りませんので、真皮に細胞がいてもメラニンは作らず
ただ、ぼーとしているだけという状態です。

ずーと、ぼーとしていれば、よいのですが、何かの刺激を受けることで、
自分はメラニンを作る役目だということを思い出してしまうと、
せっせとメラニンを作り出し始めます。

真皮のシミというのは、基本的にはそう多く発症するものでもないので、
患者さんの数も少ないという特徴があります。

なお、治療には美白剤は全く無意味なので、レーザー治療を行います。
(真皮まで美白成分は届かない)

治療といってもレーザー光線をシミの部分に当てることで、
メラニンを作る細胞を殺し、メラニンを作らせないようにするのが基本となります。

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2008年07月26日

未来的な美白剤?

最近は、色々な美白剤が開発されています。

また、美白剤を肌の中へ浸透させる技術についてもどんどん進歩しています。

たとえばイオン導入機や超音波導入器は、その代表例でしょうか。

ここにきて、新しい導入方法も開発されてきているのですが、
その一つがマイクロニードルです。
ブルベとかイエベとか肌を細かく分類してファンデーションを売る企業の
親会社が研究しているようです。

以前は、微小な針を剣山のように加工して、その針に薬剤を塗って
皮膚に押し当てるということが考案されていました。

ちょっと痛そうなんですがね。

今度は、この針を糖で作る技術が開発されています。

マルトースという調味料に良く使われる糖を用いて、
この糖とビタミンC誘導体(マグネシウム塩)を混合して、100℃以上に加熱し
液状とした上で、マイクロニードルを作る鋳型へ流し込んで、針とします。

この針を皮膚に刺して、ビタミンC誘導体を皮膚内に送り込むという
やり方です。

針にして刺すのですから、おそらくどの導入法よりも皮膚内に入ります。
ただ、問題は、針で刺すのですから、痛みがあるという先入観でしょうか。
表皮だけに針が留まるのなら、痛みはないはずですが、
さて、どうなることやら。生きた細胞へ針を刺したときの細胞へのダメージなどもわかりません。

ちなみに、ビタミンC誘導体の中でも100℃以上の温度に耐えるものは、
一般的にリン酸型ビタミンC誘導体のマグネシウム塩くらいしかありません。

そのため、浸透性の高いAPPSを針にするというのは、
マルトースを使う限り難しいですね。

この技術が進歩すれば、美容皮膚科でのしみ治療で効果があるとして、
イオン導入より発展していく可能性があります。

ただ、肌に穴を開けるので、感染症とか、そういった問題も起きますので、すぐには広がらないような気もします。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)美白 

2008年07月24日

昔のお化粧

ローマの貴婦人は、入浴後のマッサージは欠かさず、肌のお手入れや
マニキュア、髪のブラッシング、精油で作った香水での匂い付けなども
それぞれ専門家を雇って行っていたということなので、美肌の追求には貪欲でした。

おしろいで肌を白くして、赤い頬紅をつけ、眉を整え、目を強調するメイクを行う。

西暦1世紀にはおしろいやベニ、香料の使用は西欧の女性においては
広く行われていたようです。

白い肌に赤いベニで化粧を行うというのは、今と共通していますので、
こういった価値観というのは、不変なのでしょうか。

日本でも埴輪に赤い化粧を施したものが出土していますが、
その赤はベンガラで、今のファンデーションの赤色と何ら変わりません。

日本におしろいが東ローマ帝国から中国を経由して入ってきたのは
平安時代と言われています。

そのころは公家などの貴族が顔に塗るのは当然のように行われていました。

女性もおしろいで肌を白く装い、赤い口紅を塗っていました。
ただし、その頃のおしろいは水銀製と鉛製の2種類が主に流通していたようです。
水銀製は「伊勢白粉」、鉛製は「京白粉」と呼ばれていました。

水銀はメラニンを作る酵素を阻害する強力な美白効果を持つため、
当時の女性の肌は本当に白かったと思われます。
(ただし、水銀によって肌荒れも多い)

欧州ではローマ帝国の時代からキリスト教に変わりますが、
キリスト教では女性の化粧は禁止されたので、一旦化粧文化は衰退していきます。

日本でもおしろいは貴族や武士しか使えないものでしたが、
江戸時代に鉛白の大量製造の技術が大阪で確立され、
おしろいが庶民にも行渡るようになりました。

「女鏡秘伝書」(1650年)にはおしろいの塗り方、額の生際の剃り方、
爪の切り方などが掲載されています。

ほかにもおしろいの上から塗る頬紅のつけ方の指南や
メイクテクニックで鼻の低さを高く見せる方法、大きすぎる目を
小さく見せる方法など、細かいテクニックを解説した化粧本が
江戸時代には刊行されています。

また、今でもコンスターチにタルクを混ぜて、油を加えた粉白粉やベビーパウダーがありますが、その原型が江戸時代に開発されています。
葛粉(デンプン)にタルク、よろいぐさ、甘松をゴマ油で練ったもので、「美人香」と呼ばれ、大流行したそうです。

案外こうしてみると、化粧品も進歩しましたが、ファンデーションに
頬紅や口紅をつけるというメイクは、何百年も変わっていません。

また、白い肌に赤色を重ねるというのは、古来からの美意識なんでしょうね。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)化粧品 

2008年07月23日

電子顕微鏡での世界 ルースパウダー その3

さて、MMUをいくつか見ていただきましたが、今度はまたフィッシングパウダーを見てもらいましょう。

このルースパウダーは、大手K社の若い女性に人気なLブランドのものです。

面白いのは、色々なサイズの球が入っていることです。

しわぼかしや毛穴ぼかし、さらには皮脂吸着など、球は色々な効果を発揮するようです。

また、今まで見ていただいた中でも粒度がやたら大きいことに気がついてもらえます。

あまりにも大きいので、300倍、800倍、5000倍でとっています。

顔料はわずかに色をつけるだけ入っていますが、これは5000倍で確認してもらえます。

300倍でみる大きな板状粒子はタルクとマイカです。

念のためですが、タルクやマイカといった粘土は光を反射しません。
ほとんどの光を通しますので、大きな粒子が肌に乗っても
その下にあるシミは全くカバーできません。
シミを隠すことができるのは、あくまで酸化チタンや酸化亜鉛の粒子となります。

中央下のバーが50ミクロンですから、かなり大きなタルクがはいっていることが
わかります。あと、球も色々入っています。

(画像をクリックすれば大きくなります)
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こちらは800倍での写真です。

タルクやマイカ、球も色々なサイズが入っています。

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こちらは5000倍。
タルクやマイカの表面、球の表面に顔料の酸化チタンや酸化鉄がくっついていることがわかります。
おそらく球の表面にも溝をつけたりして、表面処理をやってそうな感じです。
さらに拡大すればどんな処理を行っているか見えますが、今回はここまで。
(溝をつけると光を乱反射して、毛穴やしわぼかしの効果がでてきます)

あと、顔料が一つ一つばらばらにマイカやタルクについてますが、
これが大手の分散技術です。今までは酸化チタンといっても粒子同士が
くっついているものがほとんどでした。まあ、配合量の違いもありますけど
顔料粒子を一つ一つをばらばらに分散するというのは、結構難しいです。
単にミキサーを回せばよいというものでもなく、顔料を分散させようとして
強くミキサーで混ぜ込むとタルクやマイカの板状粒子が割れて、壊れて
細かくなることもありますから。


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ちなみにここに入っている球は主にシリコーンの球を使っています。成分表示では○○クロスポリマーと表示されます。
シリコーンは、油というイメージがありますが、こういった球を配合することで
パフで塗るときに球がコロコロ転がって、非常に塗布感がよくなります。
パッと広がりやすくなるので、大きなタルク粒子を使っていても、「粉が細かく密着する」という印象も与えます。

また、肌の上に光を乱反射してさまざまなぼかし効果が現れます。

メーカーによって、タルクひとつとっても使う粒子の大きさはまるで違い、
実に興味深いものです。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)ミネラルファンデーション(MMU) 

2008年07月21日

大手のMMU

大手もMMUに参入しているので、同じく電子顕微鏡でみています。

こちらはおフランスのメーカーのもの。

粒度の大きなものを主体にしています。
おそらくタルクと窒化ホウ素でしょうか。

このMMUが他のものと違うのは粉体にシリコーン処理を行っていることです。
そのため、耐水性はかなりよくなっていると思われます。
乾燥感も低いかもしれません。

また、写真を見ていただければわかりますように
タルクなどは、ほぼ面に沿って寝るような形となっています。

ほかのMMUは、板状結晶が寝ずに立ったり、様々な方向へ向いていたり
していましたが、このものは面に沿ってほとんどが寝ているというような特徴があります。

すなわち肌の表面に対して、平行してタルクなどがくっつくので、
付着性がよく、化粧もちが良いような印象を持っています。

ただ、好みがありますので、これが良い結果となるかのかはわかりません。
しかし、粉粒子を肌表面にも密着させる技術は、さすがといったところでしょうか。

(画像をクリックすると大きくなります)
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shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)ミネラルファンデーション(MMU) 

2008年07月20日

MMUの電子顕微鏡写真 その3

他にもMMUの写真を撮っています。

こちらも仕上がりが良くて人気のあるブランドのものです。

オキシ塩化ビスマスが主体のものです。

大きな粒子としては、オキシ塩化ビスマスやマイカ、パールが入っています。
小さな粒子である顔料は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄です。

全体の粒子が大きいので800倍で撮っています。
(2000倍にもピントを合わせています)

左上に細長いものがありますが、何なのか良くわかりません。

他にはなかった特徴的な形ですね。

ところで、電子顕微鏡ですが、単に細かいものを見るだけではなく、
元素を分析することもできます。

20分程度かかるのですが、画面に映っているものを各元素に分けて分析していきます。
今回は行っていませんが、この分析装置を使えば、この形のものがどういう元素で
構成されているのかわかるため、成分の特定が可能になります。

逆に言えば、びっくりするような不純物も高感度で検出するため、
純度の低い原料を使っている場合は、大変怖い事実がわかってしまいます。

(画像をクリックすれば大きくなります)


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さて、こちらはマイカが主体のものです。
マイカが成分の上位にきて、様々なマイカの粒子の大きさがわかります。
一番最初のMMUもマイカを使用していましたが、このものとは粒子の大きさが違いますね。
小さな点は、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛となります。
顔料の配合量も少なく、あえて抑えているのかもしれません。

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2008年07月18日

MMUの電子顕微鏡写真 その2

こちらはアメリカの人気ブランドのMMUの写真です。
成分の一番最初にオキシ塩化ビスマスがやってきます。

前に紹介したMMUとは何か違いますよね?

デカイ粒子(オキシ塩化ビスマス、マイカ)がまずドカーンとあって、細かい粒子(酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛)があります。

この大きな板がオキシ塩化ビスマスとなります。

全体の粒子が大きいので800倍で撮りました。
(実際には2000倍でもピントを合わせています)

酸化チタンや酸化鉄などの顔料と全く大きさが違いますよね?
目で見ると、良くわかります。

肌の上に乗っかり、できるだけ落ちないようにするには
球状よりも板状の方が有利です。
それも面積が広い割りに薄い板の方がより肌に密着するというもの。

さらに酸化鉄や酸化チタン、酸化亜鉛などの顔料もこのオキシ塩化ビスマスの
板にくっつきます。つまり、小さな粒子を配合しても
結局は大きな粒子にくっつくので、全体としては大きな粒子となっていきます。

こうなると仕上がりはどうなるか別にして、
粒度の細かい酸化鉄・酸化チタン主体のMMUに比べて
吸い込みによる安全性も高くなるような気がしませんか?

余り細かい粒子で出来たものは、昔と違って今は一考の余地があると思います。
(ただし、酸化チタン・酸化鉄主体でも分散技術が無いメーカーは除きます)

MMUが大きく分けて二通りというのは、この写真と前回の写真を見比べると
お分かりになられるかと思います。

(クリックすれば大きくなります)



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shin_chanz at 01:01|PermalinkComments(3)ミネラルファンデーション(MMU) 

2008年07月16日

MMUの電子顕微鏡写真 その1

さて、ミネラルファンデーション(MMU)の電子顕微鏡写真を順次紹介していきます。

MMUですが、大きく分けて二通りあります。
一つは酸化チタンや酸化亜鉛、酸化鉄のような微粒子顔料が主成分にくるものと、
もうひとつはマイカやオキシ塩化ビスマスのような板状の大きな粒子が主成分にくるものです。

単にカバー力から言えば酸化チタンや酸化鉄が上位にくるものの方が、
「顔料」のため、肌の悩みをしっかりとカバーしてくれます。

一方、オキシ塩化ビスマスが主成分となれば、マット過ぎない仕上がりになると思います。

ファンデーションの好みは人それぞれですので、どちらの方が良いかは
使ってみないとわかりません。

ただ、電子顕微鏡で見ると、二つが大きく違い、製造するメーカーの考えが
大きく異なることがわかると思います。

こちらは酸化チタン・酸化鉄を主成分にしたMMUです。

最初に紹介したルースパウダーと違って、主成分が顔料であるため、
3500倍で写真を撮っています。

ルースパウダーと見比べていただければ、その粒子の細かさが余りにも違うことが
わかると思います。

5ミクロンくらいの板が入っていますが、それがマイカです。
ガラスのように表面が平らとなっていますね。
小さい粒が酸化鉄もしくは酸化チタンです。

この小さな粒でも白っぽいのとねずみ色ぽっいやつの2種類がありますが、
これはどっちが酸化チタンかどうかはわかりません。

(画像をクリックすれば大きくなります)
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さらに1万倍で撮って見ました。
画面中央の横棒の長さがちょうど1ミクロンとなります。
その横棒を使って粒子の大きさを見てみると、0.1〜0.2ミクロンくらいの微粒子となっていることがわかります。
これが、酸化鉄、酸化チタンの大きさで、以前見ていただいたタルクや今回写っているマイカとは大きく違うことがお分かりになれたでしょう。

ただ、写真ぼけていますね。ごめんなさい・・(^^;;


(画像をクリックすれば大きくなります)


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2008年07月15日

むかし、むかしのファンデーション

今の化粧品は企業の責任において、そこらへんに落ちている石や土も配合してもOKです。2000年以前はそんなこと絶対にダメでしたが、規制緩和で変わりました。

ただ、化粧品業界に入ると、必ず過去の化粧品の毒性を勉強することになります。
過去を振り返らないと、明るい未来はないでしょう。

さて、一番、毒性が強く有名なアイテムはなんだと思いますか?

意外かもしれませんが、ファンデーションとなります。

昔は、プレストタイプなどありません。
今で言うルース状のパウダーファンデーションで、
しかも原料は100%天然鉱物なため、ミネラルファンデーションタイプとなります。

ヨーロッパでも日本でもおしろいにより多くの子供や女性が命を落としました。

なぜ、死ぬことになったかというと、昔のおしろいは鉛白を使用していて、
鉛中毒を引き起こすからです。これによって多くの女性や歌舞伎役者が命を落としていきました。

さらに悪いことには、江戸時代では若い女性は胸にまでおしろいを塗る習慣がありました。

女性の体内に入った鉛入りの母乳や胸の鉛を舐めて、乳幼児が死んでいきます。
大名の子供から庶民の子供まで、乳を与える女性がおしろいを使っていれば、鉛中毒になる可能性が高くなりました。

江戸時代にはおしろいの大量製造の技術が発展し、一気に庶民へ普及したため、悲劇はどんどん増えていく一方・・・。

しかし、この悲劇がどうやら鉛白のせいだということがわかったのは、大正時代。
ずいぶんと解明に時間がかかりました。

さらに国もいいかげんな対応を行ってさっさと禁止にすればよいのに、鉛白を禁止したのは、昭和に入ってからです。

天然品は体に良さそうなイメージがありますが、場合によっては、毒になることもあるので、注意が必要です。

ところで、江戸時代の女性は、おしろいを使いこなすのに色々なテクニックを
用いていました。江戸時代に出版された化粧品本にこの当時のことが書いてあります。

おしろいは、そのまま顔に塗ってはダメで、まずは水へ丁寧に溶く。
それが第一にやることです。

この水への溶き方、つまりおしろいの水への分散が重要で、
丁寧にとかないと顔にぬったおしろいが浮いて粉がふいたようにみえたり、
また、伸びが悪くツヤが出なくて見苦しいと書かれています。

この頃から女性の化粧について、あれこれ指南する本があるのですから
面白いですよね。それだけ余裕が出てきたということでしょうか。

これらは都風俗化粧伝という本に紹介されており、江戸時代であっても女性は
肌をいかに美しく魅せるかが重要であったことがわかります。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(4)ミネラルファンデーション(MMU)