2009年12月

2009年12月31日

来年もどうぞよろしくお願いします。

今年も何とか無事に年末を迎えることができました。

正月は田舎に帰る予定でしたが、チビさんが久しぶりに熱を出したので、しばらくお預け。
急に寒くなったので、体調を崩してしまったようです。

うちの周りでは年末特有の混雑もなく、昔は雪が降っていたのにそれもなく年の瀬という季節感がありません。

気候も一因でしょうが、景気が悪いせいもあるでしょう。

経済を研究する学問がいくつも発展しているのに、なぜか世の中から不景気が無くなりません。不景気が世の中から消えれば、どれだけ多くの人が幸せになることか。

国には頭がいいヒトが揃っているはずなのに、不景気を無くす研究というのは、たいへん難しいようで、結局借金ばかりが膨らんでいる感があります。

とはいっても景気は循環するものだし、不景気がずーと続かないというのは過去の例からも明らか。

新興国の景気はかなり回復しているようで、日本もそれに引っ張られて景気の改善が進みそうです。

来年は良い年になってもらいたいものです。

来年が、皆様にとって良い年でありますように。
良いお年をお迎えください。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)プライベート 

2009年12月28日

調理と化粧品 その1

レアで低温調理された鴨のロース。食べてみるとしっかり味がしみこんでいます。

大阪のフレンチでは真空調理を売り物にするレストランがミシュランで3つ星を取るなど、フレンチを始めとして居酒屋でも真空調理が

流行っている模様。

真空調理の特徴は、コラーゲン等のたんぱく質が柔らかくなる温度で調理し、さらに調味料を材料の奥まで染みこませるというもの。

料理店側のメリットは、シェフがヒマなときに食材を真空調理して、冷凍保存しておくことで、忙しいとき真空パックを温めて手間無く

客に出せるという大きなメリットがあります。

レストランも毎日忙しければ問題ないと思いますが、客が来ることを予想して多めに食材を仕入れている場合、客の入りが悪い場合はど

うしても破棄するリスクが生じます。

一方、真空調理は本来捨てるはずの食材をおいしく調理し、後日レストランで出せるというメリットが生じるため、様々なレストランへ

浸透しつつあります。

家庭でも真空調理が出来るなら安い肉を美味しく調理できる可能性が広がります。

さて、化粧品でも真空で作ることもあります。
クリームや洗顔料などは真空で作るものの代表例です。

ただ、化粧品の場合は、料理の真空調理とは意味が違います。
化粧品の場合は、無用な空気がクリーム内に入り込むのを防ぐことが大事。
高速で攪拌して油を水に乳化させますが、このときに製品の中へ空気がかみこんでいきます。
クリームのような高粘度の製品の場合は、空気が抜けるまで一定の時間がかかり、場合によっては容器に入れた後、空気が抜けることが

あります。
本来クリームの容量は50mlなのに空気が入ることで70mlとなってしまい、クリームの本来のサイズに合わせた50mlの容器に

は入らなくなっているとお考えください。
しかも高粘度のクリームだと、空気が抜けるのにかなりの日数がかかります。
全部空気が抜けるまで待っているのも無駄に時間を過ごすだけ。
チューブの中で固めてしまう石鹸系の洗顔料などは、いつまで経っても空気が抜けないことも。

このため、高粘度の製品を製造する際には、製造途中で真空にし、製品から空気の泡を抜いてから容器へ充填しています。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)植物エキス 

2009年12月25日

よく使われる顔料ー群青

群青もファンデーションやアイメイクなどに使われる顔料の一つ。

紫から青色など、群青の作り方によって色調も変わります。瑠璃色という言い方もあります。

天然のラピスラズリ(瑠璃石)を砕いて、顔料にしていました。
鮮やか青色が特徴の顔料です。

ただ、天然品には不純物が多く、色調も一定しないということで、16世紀にはすでに合成が出来た顔料でもあります。

英語ではウルトラマリンという言い方をしますが、これは化学合成品を意味します。
「海を越えて欧州に来る」というazurrumultramarinumを略して、ウルトラマリンと名づけ、天然の瑠璃石を砕いた群青と区別していました。

ウルトラマリンと聞くと、私は大きな海をイメージしますが、ヨーロッパ人は化学合成品というイメージなんですね。

発想の違いが面白いと思います。

天然原料使用を売り物にするファンデーションやアイメイクに「ウルトラマリン」や「ウルトラマリンブルー」を使っていると表示されることがあります。
しかし、ヨーロッパ人にしてみればケミカル成分ということでわざわざ「ウルトラマリン」と名づけて区別しているのに、ケミカル品を使っているのに天然を売り物にするのはおかしいじゃないかということになります。
日本の化粧品ではグンジョウという表示名称となります。

ちなみに群青は取り扱いに注意が必要な顔料です。
pHが5以下になると毒ガスである硫化水素が発生します。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)化粧品原料 

2009年12月23日

よく使われる顔料ー酸化鉄

ファンデーションやアイカラー、眉墨に欠かせない顔料に酸化鉄があります。

この酸化鉄ですが、面白いのは合成条件によって、赤色、黄色、黒色となることです。

昔は、天然の鉱物を粉砕して作られていました。
赤土や黄土、黒土など。
ただ、天然ものは、色調が一定しないという問題点やばい菌を含めて様々な不純物が多すぎ、天然品は駆逐され現在市場にあるものは合成されたものが使用されています。
いまどき天然の酸化鉄を化粧品として使っているのは、未開の原住民ぐらいではないでしょうか。

鉄が錆びると酸素とくっついて赤錆ができます。
これは身近なものが錆びたときに赤色に変わっていることで気づくことも多いでしょう。

鉄が溶けている水をアルカリ性にすることでも赤錆が出てくることもあります。

一方、さびが黒い場合もあります。
たとえば、鉄なべ。
昔ながらの鉄製品は真っ黒いものが多いです。
これも表面が黒錆に覆われているから、黒色となっています。

酸化鉄という顔料は、水に溶けている鉄を低温で焼くと黄色の酸化鉄となり、またこの黄色の酸化鉄を400℃で焼くと赤色の酸化鉄や黒色の酸化鉄となります。

黒色の酸化鉄は磁石にくっつく性質があります。

たとえばMMUのようなルース状のファンデーションやルース状のフェイスカラー他アイテムに磁石を近づけると、黒色の酸化鉄が磁石に引き付けられてしまいます。
(ただし、これをやるとファンデーションの色目が変わるので、磁石に近づけてはいけません)

酸化鉄は、粒子の大きさを変えることで、色の鮮やかさなども変わってきます。
一般的には粒子が小さいほど、鮮明となりますが、有機色素に比べると、色の深みという点からは負けてしまいます。
ファンデーションでは、ちょっとぼけた赤色がよいので、酸化鉄がよく使われますし、口紅のような鮮やかさで人目を引き付ける必要があるものには有機色素が使われます。


shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)化粧品原料 

2009年12月21日

糖化でよいこと

またまた糖化ネタです(笑)

興味深い研究がありました。

癌の研究なのですが、コラーゲンの糖化により、癌の進行が遅れるというものです。

がん細胞が全身に広がって行くには、癌が発生した部分から血管に入り込む必要があります。

ただ、がん細胞は足があるわけでもなく、自分から移動していくわけにはいきません。
徐々にがん細胞の周りの細胞を侵食して、がん細胞へ置き換えていき、そして血管に入って行くというパターンとなります。

ただ、簡単にがん細胞が増えるわけでもなく、NK細胞などが癌を見つけると攻撃して、癌の拡散を防ごうとします。

また、癌が組織外へ出て行くには、通常コラーゲンなどが組織を覆っているため、このコラーゲンを分解する必要があります。
要するに組織と組織を隔てている壁、つまりコラーゲンをどのくらいのスピードで分解できるかが、癌の拡散においてのポイントとなるようです。

がん細胞は興味深いことにコラーゲンを分解する酵素を作り出すことができます。
ただ、それは通常の細胞が作り出すものとおなじ、普通のコラーゲン分解酵素。

つまり、たいていのコラーゲンを分解することが出来るのですが、中には酵素による分解へ抵抗を示すコラーゲンも。

それが糖化した老化コラーゲン。

本来コラーゲン分解酵素で、コラーゲンは分解されていきますが、糖化したコラーゲンは分解されないもしくは分解に時間がかかるため、がん細胞の進行を食い止めていきます。

ねずみのコラーゲンを用いた実験では、老年のねずみのコラーゲンは中年や幼児のねずみコラーゲンより明らかにがん細胞の侵食を抑制したという結果が得られています。
ただ、コラーゲンの老化といっても色々ありますので、その中で人為的に糖化したコラーゲンで再びがん細胞の侵食性を調べると、癌の侵食を抑えたという結果となりました。

ヒトの肺がんは加齢と共に発症率が上がりますが、転移性という面では若年者より高齢者の方が低いとされ、コラーゲンの糖化が癌の侵食を抑制すると考えられています。

ありがたいようなありがたくないような、そんな話ですが、コラーゲンの老化もそれなりに意味があるのかもしれませんね。

FASEB J.,23(5)1510,2009



shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)老化 

2009年12月18日

ミシュランを買ったので・・・

太庵という割烹に行ってきました。

食べ歩きをされる方なら、いろんな店に通っておられるので、ほかにいいところを良くご存知なのでしょうが、時間的にも予算にも余裕が無い身としては、ようやくミシュランの大阪版が出来たと喜んでいます。

とはいっても子供を親に預けて食べ歩きができるのは、せいぜい年に1度くらい。
年に一度くらいなら、親に子供を預けても許してもらえるかなと(笑)
このブログを読んでいる方には、親と同居している嫁のためにも、もっと行けと怒られそうですが、なかなか子供を親に預けて遊びに行くのは難しい・・(^^;;


さて、和食は会席料理をいろいろ付き合いで食べてきましたが、ここのものはなかなか美味しかったです。

まず、ちょっと感心したのは、正月のおせちに出てくるクワイをポテトチップスのように薄切りを揚げたもの。
さくっとした感触でクワイチップスというらしいですが、そういう食べた方は初めてだったので、あまり好きでないクワイがこんな風に食べれるんだと勉強になりました。

また、刺身では、ふぐやイカ、ブリの3種類が出てきたのですが、ブリが非常に脂が乗っていてほどよい赤みで、ブリと先に聞いておかないと、鮪のトロと間違えそうな食感。

ブリというといつも焼いたり、おすましに入れる程度だったので、こんなに脂身が美味しいブリがあるとは、これもちょっと感心です。
ただ、スーパーで売っているようなブリとは違うと思いますので、一本釣りで釣った魚を仕入れているのでしょうか。

メインは、焼き物で、一本釣りのキンキやアナゴ、とらふぐ、鰆、スペアリブ、イベリコ豚、知床のエゾシカから選択できました。

シェアも可能とのことで、スペアリブがここの名物ということでスペアリブとイベリコ豚を選んだのですが、イベリコはちょっとあっさり。
もうちょっと肉の味が濃いのかと勝手に思っていたのですが、普通の豚よりちょっと美味しいかなという程度。

一方、スペアリブはさすがに箸で切れるくらいにトロッと仕上げて、非常に香ばしくて美味しかった。家ではまずここまでの調理は無理だなと思います。

ただ、今から考えれば、キンキにすれば良かったなと・・・ちょっと後悔(笑)
ミーハーな客なので、イベリコを選んでしまいましたが・・。

その他、色々食べましたが、お腹が一杯になってもすっきりとした食後感で、年上の方と行きたい店と思いました。

久しぶりに心斎橋を歩きましたが、忘年会シーズンなのに過熱感も無く、寂しい限りで、少し路地へ入ると空きビルが目立ち、また人通りも少なくなっていました。
メイン通りも昔に比べると人が減ったような。

熱気も少ないし、早く活気を取り戻して欲しいものです。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)プライベート 

2009年12月16日

インフルエンザワクチン

ようやくうちの2歳児に今月中に2回目の新型インフルエンザワクチンを打つことが出来そうです。

先月に新型インフルエンザワクチンの接種が始まりましたが、どこの小児科も取り扱っていないとか、ワクチンが入ってこない、入ってきても数が足りないとかそういうことがあってなかなか接種できませんでした。

ただ、運よく、家から少し離れた小児科では、インフルエンザワクチンの接種が可能ということで、1回目はすんなりと受けることが出来ました。

非常にワクチン入手へのコネがある先生で、近所の小児科では10ヶ月も待っているヒブワクチンが1ヶ月待てば打てるということで、やはり医者の世界も納入業者へのコネがモノを言わすんだと感心しました。

ちなみに大人ならワクチンの有効率は7割から9割ありますが、小児や幼児の場合は2割から3割程度とのこと。

ワクチンを接種しても免疫が未熟な子供は、10人中7人から8人は新型インフルエンザに罹ってしまいます。

それでも3割患者を減らせるなら、体力のない子供には打つべきなのでしょう。

近くの村では40軒中38軒で新型インフルエンザの患者が発生していて、国は10人に1人が罹ったと発表していますが、それ以上の勢いのような気がします。

子供の半数がすでに新型インフルエンザに罹ったということで、だいぶ感染のピークは過ぎようとしていますが、それにしても半年前にはまったく想像も出来なかった状況ですよね。

免疫を獲得するには、一度病気にならないといけないし、もどかしい所です。

ちなみに石鹸業界は不況の中の特需ということで、内心は結構喜んでいるところが多いそうです。不安はいつこのインフルエンザが過ぎ去ってしまうこととか。

あおりを受けているのは化粧品メーカーでプラスチック容器がまったく期日どおりに入ってきません。
容器の製造がインフルエンザ用のポンプに資源が集中していて、通常1ヶ月かかるものが2〜3ヶ月に伸ばされたりと、非常に迷惑しています。

1年後、あのときは大変だったけど、学んだことも多かったと振り返る余裕ができていることを願います。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)プライベート 

2009年12月14日

新しい毛染め剤

自然な毛染めというと植物性のヘナが有名でしょうか。

ただ、これは合成染料と同様のアレルギー性が認められていますので、消費者へアレルギーについての注意を促す記載が求められています。

合成のものから植物性に変更しても肌が弱い人によっては、それほど肌の負担が少なくなるわけではありません。

ただ、ここにきてようやく次の世代の毛染め(サクセスステップカラー)が出てきました。
メラニンそのものを髪の毛の中で増やす毛染め。

メラニン自体はチロシン(アミノ酸)から合成されていきますが、新しい毛染めはこのメラニンの途中段階の成分を髪の毛に補い、そして髪の中でメラニンポリマーへと変化し、髪の毛を染めていきます。


残念ながら、染める力が弱く、1回では染まらず5回程度使用しないといけません。

また、もう一つ大きな問題は色のバリエーションがないこと。
いずれはブロンドや赤毛なども出来るのかもしれませんが、メラニンの原料だけで安定した多色展開を行うのはかなり難しいと思います。
特に微妙な深みのある色などになってくると、この染毛剤では対応不可。

単に黒に染まればいいという男性にしか受けないでしょうね。

ちなみに花王ではメラニン分解酵素を用いた新しい髪の毛の脱色剤を開発中とのこと。
アメリカでの学会で発表を行っているようですので、こちらもそのうち商品化されるのでしょうか。
今まで髪の毛の脱色剤は、過酸化水素がメインだったので、面白い商品になると思います。
もちろん安くて効くのは過酸化水素が一番だと思いますが、それにどこまで肉薄できるか。

ただ、少しだけ髪の毛の色を抜きたいけど、髪の毛を痛めるのはイヤという女性の心理をつけば、多少効果が弱くても受け入れられるのかもしれませんね。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(3)化粧品 

2009年12月11日

アミノ酸の原料メーカー その3

同じアミノ酸でも単一のアミノ酸を作る場合は高度な技術が必要ですが、単にタンパク質を加水分解して作る場合は、伝統的な手法、つまり酵母を利用して分解する方法により簡単に作れます。

では、化粧品に使われる場合ですが、単一のアミノ酸及び混合アミノ酸では、おそらく単一のアミノ酸での配合は少ないと思います。

どちらかというと混合アミノ酸での配合でしょうか。

化粧品の成分表示をみて、加水分解ダイズ、加水分解コラーゲンなどと表示されている場合は、原料であるダイズタンパクやコラーゲンを分解したもの。

ただ、加水分解コラーゲンや加水分解ダイズなどは、自然のものを分解するため、個体差が生じ、アミノ酸組成も季節により若干変化します。

一方、アミノ酸の名称、グルタミン酸、グルタミン、アルギニン、リジン、スレオニンなどそれぞれ名称が記載されたものは、アミノ酸の単一原料が配合されています。

しかし、化粧水や乳液などの成分表示を見ても、グルタミン酸だけ、アルギニンだけ表示のあるものは、ほとんど無いと思います。

むしろ、グルタミン酸、リジン、アルギニン・・といったアミノ酸の名前がずらずらと並んでいるものの方が多いのではないでしょうか。

理由は、多くのアミノ酸を併用した方が保湿力や柔軟性など様々な効果を引き出せるためであります。

単一のアミノ酸だけだと、どうしても出来ることに限りがありますが、複数のアミノ酸を配合することで、対応できる範囲の幅が広がります。
また、原料メーカーがそういった混合したアミノ酸を提供していることも大きいです。

日本で単一のアミノ酸を供給出来るのは、味の素と協和発酵ぐらいしかありません。
しかも化粧品用途になると、協和発酵は単一のアミノ酸を中心に商売していて、その種類は限られるのに対して、味の素は混合アミノ酸が中心です。

いくつもの種類のアミノ酸が化粧品に配合されている場合は、ほぼ間違いなく味の素が出している混合アミノ酸原料。

つまり、高い化粧品でも安い化粧品でも成分表示が同じ種類のアミノ酸なら味の素の混合アミノ酸原料を配合していると推察できます。

shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(2)化粧品原料 

2009年12月09日

アミノ酸の原料メーカー その2

シルクやコラーゲン、ダイズなど様々なタンパク源があります。

これらを分解して作る加水分解シルクや加水分解コラーゲン、加水分解・・になるとかなり障壁は低くなります。

加水分解とは水によってタンパク質を分解すること。
人間の腸にあるようなタンパク質分解酵素を使えば、簡単にタンパク質からアミノ酸へ転換できます。

蛋白質を溶かした水溶液に酵素の粉を入れて、温めるというイメージでしょうか。

化粧品でも加水分解タンパク質というのは人気で、スキンケアやヘアケアに良く使われています。
とくに使われるのが、ヘアケア用途。
ダメージヘアの手触りを良くするということで、美容院でヘアーダイやパーマ後のトリートメントに良く使われます。

市販のシャンプーやトリートメントにも良く見かけます。

ただ、市場的には、食品分野が一番多いでしょう。
サプリメントとして加水分解コラーゲンを摂るのはとても人気。
コラーゲン配合のドリンクなどはすべて加水分解コラーゲンを使用しています。
本当のコラーゲンを使うとゼリー化してしまうからで、冷蔵庫で冷やしてもちゃんと飲める粘度であるためには、コラーゲンの分子を小さくして、ゲル化しなくなった加水分解コラーゲンが必要です。
また、最初から分解することで、腸からの吸収促進も期待できます。

ちなみに食品分野では酵母を加水分解したものも良く使われます。
化粧品ではSK−兇貿杞腓気譴討い觜敲譽┘スが有名ですが、食品では味付けに使われています。
狂牛病のときに肉エキスが使えなくなったため、急遽代替品として開発されたのが酵母エキスだとか。
酵母と言えば聞こえが良いですが、要は菌を繁殖させ、それを分解したものです。
菌の体は様々なアミノ酸などから出来ているため、酵母エキスを焦がしたりして加工すると肉に近い味が出てくるようです。
まあ、化粧品とはあんまり関係ないですが、タンパク質分解物はファーストフードや様々な加工食品において、使用されています。

結局、醤油もダイズ蛋白の分解物ですので、日常の食生活においては加水分解タンパク質というのが密接に支えていることがお分かりいただけるものと思います。



shin_chanz at 00:01|PermalinkComments(0)化粧品原料