2011年01月
2011年01月06日
植物は収穫された後も呼吸する?
エキス作りにおいて、ユキノシタや花などを使用する場合、完全に死んでいない場合があります。
たとえば野菜、通常は収穫されても呼吸を行い、生きた状態で調理します。
冬によく食べるみかんやりんごも収穫されて死んだように思えますが、実際にはしばらく生きています。
生きているという表現が正しいかどうかはわかりませんが、少なくとも植物は収穫後も呼吸をしています。
植物が完全に死ぬときは、腐ったり、しなびれたとき。
生きている限り、細胞はその能力を維持しています。
細胞が死んでしまっても、酵素は一緒に死なず、しばらくは活動しています。
つまり、自己消化が始まって、細胞が自体が消化されて、ふにゃふにゃになっていきます。
収穫された青果物は、根からの養分補給を受けずとも自らを維持するために呼吸を行い、それにともない自分自身に蓄えている養分を消耗していきます。
収穫前は植物は二酸化炭素を吸って、ブドウ糖を作りますが、収穫後はその逆で、酸素を吸って、養分を分解し、二酸化炭素を放出します。
このため、生で植物を食べるときには鮮度維持などによって味が変わってきます。
カット野菜であっても呼吸していて、極めて呼吸作用が強いと言えます。
ほかには葉野菜やマメ科野菜、未熟果実、きのこなども生きた魚同様呼吸を行っています。
ほかにも鶏卵や様々な果実も呼吸をしています。
ただ、米や豆やナッツなどは、呼吸をせず休眠している状態。
生きている組織と死んでいる組織で大きく異なるのが、細胞膜の状態で、採取したばかりの植物から抽出する場合は、一旦植物を殺す手順が必要となります。
植物は簡単に死なないからこそ、生け花が可能となりますが、それは成分抽出にはやっかいなことになります。
たとえば野菜、通常は収穫されても呼吸を行い、生きた状態で調理します。
冬によく食べるみかんやりんごも収穫されて死んだように思えますが、実際にはしばらく生きています。
生きているという表現が正しいかどうかはわかりませんが、少なくとも植物は収穫後も呼吸をしています。
植物が完全に死ぬときは、腐ったり、しなびれたとき。
生きている限り、細胞はその能力を維持しています。
細胞が死んでしまっても、酵素は一緒に死なず、しばらくは活動しています。
つまり、自己消化が始まって、細胞が自体が消化されて、ふにゃふにゃになっていきます。
収穫された青果物は、根からの養分補給を受けずとも自らを維持するために呼吸を行い、それにともない自分自身に蓄えている養分を消耗していきます。
収穫前は植物は二酸化炭素を吸って、ブドウ糖を作りますが、収穫後はその逆で、酸素を吸って、養分を分解し、二酸化炭素を放出します。
このため、生で植物を食べるときには鮮度維持などによって味が変わってきます。
カット野菜であっても呼吸していて、極めて呼吸作用が強いと言えます。
ほかには葉野菜やマメ科野菜、未熟果実、きのこなども生きた魚同様呼吸を行っています。
ほかにも鶏卵や様々な果実も呼吸をしています。
ただ、米や豆やナッツなどは、呼吸をせず休眠している状態。
生きている組織と死んでいる組織で大きく異なるのが、細胞膜の状態で、採取したばかりの植物から抽出する場合は、一旦植物を殺す手順が必要となります。
植物は簡単に死なないからこそ、生け花が可能となりますが、それは成分抽出にはやっかいなことになります。
2011年01月04日
汗は肌に悪い?
汗アレルギーというものがあるようです。
元々汗をかくとアトピーが悪化することが知られていました。
そのため、汗を多くかいたときはシャワーで汗を洗い流すのはアトピー対策として有効なのですが、かなりの割合でアトピー患者の方が自らの汗に対してアレルギーを発症するようです。
研究では、アトピー患者から汗を採取して、その自己由来の汗を各個人に皮内注射すると8割の方でアレルギーの陽性反応を起こしています。
汗にはアレルギーを起こすタンパク質が存在していて、それがアレルギーの原因となるようです。
なお、皮内注射はボランティアに負担を与えますので、各個人が持つアレルギーを引き起こす細胞を用いて、汗成分で処理すると、アトピー患者の61名中77%が陽性に対して、健常者は46名中9%のみ陽性でした。小児アトピー患者では82名中44%が陽性でした。
つまり、アトピー素因を持つ方にとって、自らの体内にある成分に対して、アレルギー反応を高確率で起こすということは、やっかいなことで、汗に対する考え方を改めなければなりません。
こまめに体の汗を拭き取ることが、アトピー対策にとって極めて重要なことを示した研究結果と言えるでしょう。
元々汗をかくとアトピーが悪化することが知られていました。
そのため、汗を多くかいたときはシャワーで汗を洗い流すのはアトピー対策として有効なのですが、かなりの割合でアトピー患者の方が自らの汗に対してアレルギーを発症するようです。
研究では、アトピー患者から汗を採取して、その自己由来の汗を各個人に皮内注射すると8割の方でアレルギーの陽性反応を起こしています。
汗にはアレルギーを起こすタンパク質が存在していて、それがアレルギーの原因となるようです。
なお、皮内注射はボランティアに負担を与えますので、各個人が持つアレルギーを引き起こす細胞を用いて、汗成分で処理すると、アトピー患者の61名中77%が陽性に対して、健常者は46名中9%のみ陽性でした。小児アトピー患者では82名中44%が陽性でした。
つまり、アトピー素因を持つ方にとって、自らの体内にある成分に対して、アレルギー反応を高確率で起こすということは、やっかいなことで、汗に対する考え方を改めなければなりません。
こまめに体の汗を拭き取ることが、アトピー対策にとって極めて重要なことを示した研究結果と言えるでしょう。
2011年01月02日
明けまして、おめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします。
今年は色々と大きく変わる年になりそうな気がしています。
色々なテーマが持ち上がっていますが、擬似セラミドエマルジョンの改良の他、
日焼け止め、乾燥凍結美容液などの上市を考えています。
乾燥凍結美容液は、不安定な成分を安定化できる以外にも、溶解しにくい成分の溶解性を高めるといった特徴があります。
様々な企業から乾燥凍結美容液が発売されていますが、非常に高価なものが多いです。
ただ、ファンケルのような通販企業でも乾燥凍結美容液は一番高い化粧品として位置づけていますし、そろそろ挑戦する時期がやってきたのかなと考えています。
ちなみに凍結乾燥美容液は、医薬品向けの凍結乾燥装置を利用して製造します。
一度水に溶かした成分をガラス瓶にいれて、マイナス30℃まで冷却し、一気に水分を昇華させ、乾燥を行うことで有効成分の濃縮化を行います。
問題は、凍結乾燥設備がほぼ医薬品専用となっていて、なかなかこちらの思い通りに使えないこと。
凍結乾燥美容液の多くはこの問題に直面していて、医薬品が優先的に使われるため、設備の待ち時間が数ヶ月ということもあり、欠品が起こる可能性が高く、計画生産がなかなかむずかしいというところです。
とはいえ苦労する価値はあると思いますので、やってみたいと考えています。
今年は色々と大きく変わる年になりそうな気がしています。
色々なテーマが持ち上がっていますが、擬似セラミドエマルジョンの改良の他、
日焼け止め、乾燥凍結美容液などの上市を考えています。
乾燥凍結美容液は、不安定な成分を安定化できる以外にも、溶解しにくい成分の溶解性を高めるといった特徴があります。
様々な企業から乾燥凍結美容液が発売されていますが、非常に高価なものが多いです。
ただ、ファンケルのような通販企業でも乾燥凍結美容液は一番高い化粧品として位置づけていますし、そろそろ挑戦する時期がやってきたのかなと考えています。
ちなみに凍結乾燥美容液は、医薬品向けの凍結乾燥装置を利用して製造します。
一度水に溶かした成分をガラス瓶にいれて、マイナス30℃まで冷却し、一気に水分を昇華させ、乾燥を行うことで有効成分の濃縮化を行います。
問題は、凍結乾燥設備がほぼ医薬品専用となっていて、なかなかこちらの思い通りに使えないこと。
凍結乾燥美容液の多くはこの問題に直面していて、医薬品が優先的に使われるため、設備の待ち時間が数ヶ月ということもあり、欠品が起こる可能性が高く、計画生産がなかなかむずかしいというところです。
とはいえ苦労する価値はあると思いますので、やってみたいと考えています。