2011年10月
2011年10月06日
フェニルエチルレゾルシノール その2
おそらく来年にはこの成分を配合した化粧品が多く出てくると思います。
コウジ酸はある企業が完全に特許を抑えているので、使いづらくまた、
低濃度なら問題ないが高濃度だと発がん性があるのなら使いにくくてしょうがないでしょう。
そもそも発がん性物質もしくは疑いのある成分を化粧品に使わないと決めている企業なら対象外の成分です。
ハイドロキノンは毒性が強すぎるし、βアルブチンでは美白力が弱いという問題があります。
ただ、このフェニルエチルレゾルシノールも問題がないわけではなく、高濃度に配合すると刺激があるという点と日光に弱いという問題があります。
このため、たとえば1%などの高濃度で配合することは不可能で、もっと低い濃度で使う必要があります。
レゾルシノール自体はニキビの治療薬として使われるポリフェノール類です。
市販の安いニキビ治療薬に入っていることもあります。
殺菌とピーリング効果によってニキビ治療に使われますが、刺激があります。
フェニルエチルレゾルシノールやルシノールはレゾルシノールの肌への浸透性を上げたものになるため、構造上、刺激が出やすく高濃度では使えません。
ただ、ハイドロキノンより細胞毒性が大幅に低いというのが大きな特徴になります。
ハイドロキノンは毒性が高いため、突然、使用禁止になる可能性もあり、いつまでも使えるような成分は無いと思います。
ハイドロキノンを推奨するメーカーもある一方で、ハイドロキノンを疑問視する技術者は化粧品業界に数多く存在します。
毒性が高い成分をスキンケアに使うのは、抵抗があるためです。
コムギ由来の成分が大きな問題になってしまいましたが、ハイドロキノンも毒性が強いため、問題になる可能性は十分にあります。
コウジ酸はある企業が完全に特許を抑えているので、使いづらくまた、
低濃度なら問題ないが高濃度だと発がん性があるのなら使いにくくてしょうがないでしょう。
そもそも発がん性物質もしくは疑いのある成分を化粧品に使わないと決めている企業なら対象外の成分です。
ハイドロキノンは毒性が強すぎるし、βアルブチンでは美白力が弱いという問題があります。
ただ、このフェニルエチルレゾルシノールも問題がないわけではなく、高濃度に配合すると刺激があるという点と日光に弱いという問題があります。
このため、たとえば1%などの高濃度で配合することは不可能で、もっと低い濃度で使う必要があります。
レゾルシノール自体はニキビの治療薬として使われるポリフェノール類です。
市販の安いニキビ治療薬に入っていることもあります。
殺菌とピーリング効果によってニキビ治療に使われますが、刺激があります。
フェニルエチルレゾルシノールやルシノールはレゾルシノールの肌への浸透性を上げたものになるため、構造上、刺激が出やすく高濃度では使えません。
ただ、ハイドロキノンより細胞毒性が大幅に低いというのが大きな特徴になります。
ハイドロキノンは毒性が高いため、突然、使用禁止になる可能性もあり、いつまでも使えるような成分は無いと思います。
ハイドロキノンを推奨するメーカーもある一方で、ハイドロキノンを疑問視する技術者は化粧品業界に数多く存在します。
毒性が高い成分をスキンケアに使うのは、抵抗があるためです。
コムギ由来の成分が大きな問題になってしまいましたが、ハイドロキノンも毒性が強いため、問題になる可能性は十分にあります。
2011年10月04日
フェニルエチルレゾルシノール
ハイドロキノンの2100倍、コウジ酸の2400倍、アルブチンの8000倍といわれる成分。
試験管内でのメラニンを作るチロシナーゼ酵素の抑制力の比較のため、それがそのまま肌実感できるわけではありません。
ただ、酵素の抑制力が高いことには越したことはありません。
この成分はちなみに完全な自然由来ではなく、合成成分となります。
分類的にはポリフェノールですが、チロシナーゼ酵素の阻害率が一番高いものはどれだろうかと試行錯誤の上に見いだされました。
元は天然に存在するポリフェノールを参考にしています。
天然のポリフェノールというのは、ものすごい種類の数があって、それをひとつひとつ調べていくのは不可能です。
たとえば、天然から抽出するのだったら、ある程度経済的に高くない原料が前提となります。しかも、一度収穫するとしばらく生えてこないのなら、環境的に倫理的にも問題でしょう。
再生可能な原料から抽出されたポリフェノールを調査した上で、この成分が見つかりました。
天然にはチロシナーゼ酵素の阻害率が非常に高いものがあってもすぐに酸化して安定でないものは多く存在します。
また、毒性が強くてもダメで、安全性と毒性とのバランスが必要になります。
ちなみにこの成分はポーラのルシノールの親戚に当たる成分です。
親戚というよりもっと近い兄弟と言ったほうがよいかもしれません。
ルシノールも合成ポリフェノールで、繊維で有名なクラレが作っています。
フェニルエチルレゾルシノールは、クラレやポーラが出願している特許にひっかからないようにうまく作られた美白成分とも言えます。
試験管内でのメラニンを作るチロシナーゼ酵素の抑制力の比較のため、それがそのまま肌実感できるわけではありません。
ただ、酵素の抑制力が高いことには越したことはありません。
この成分はちなみに完全な自然由来ではなく、合成成分となります。
分類的にはポリフェノールですが、チロシナーゼ酵素の阻害率が一番高いものはどれだろうかと試行錯誤の上に見いだされました。
元は天然に存在するポリフェノールを参考にしています。
天然のポリフェノールというのは、ものすごい種類の数があって、それをひとつひとつ調べていくのは不可能です。
たとえば、天然から抽出するのだったら、ある程度経済的に高くない原料が前提となります。しかも、一度収穫するとしばらく生えてこないのなら、環境的に倫理的にも問題でしょう。
再生可能な原料から抽出されたポリフェノールを調査した上で、この成分が見つかりました。
天然にはチロシナーゼ酵素の阻害率が非常に高いものがあってもすぐに酸化して安定でないものは多く存在します。
また、毒性が強くてもダメで、安全性と毒性とのバランスが必要になります。
ちなみにこの成分はポーラのルシノールの親戚に当たる成分です。
親戚というよりもっと近い兄弟と言ったほうがよいかもしれません。
ルシノールも合成ポリフェノールで、繊維で有名なクラレが作っています。
フェニルエチルレゾルシノールは、クラレやポーラが出願している特許にひっかからないようにうまく作られた美白成分とも言えます。
2011年10月02日
季節の変わり目のスキンケア その3
秋は爽やかな季節ですが、その爽やかさが肌にとっては落とし穴。
さらりと心地いい乾いた風が肌の潤いを奪い、過ごしやすい少し低めの気温が血流の低下を招きます。
また、紫外線ダメージによる糖化やカルボニル化で、黄ぐすみが起こりやすいことも紹介しましたが、紫外線の猛威はまだまだ継続中。
確かに日焼けやシミを起こすUVBは、夏に比べてかなり減っていますが、
真皮を攻撃するUVAは、あまり減っていないんです。
そのうえ、夏よりも太陽の位置が低い分、大気中の水分やホコリなどによって散乱しやすいので、上からだけでなく、下からも横からも紫外線を浴びやすいのだそう。夏と同じぐらい、がっつりとしたUVケアが必要なんですね。
とにかくスキンケアは先手必勝。
ダメージを受けた肌を元に戻すより、予防する方が確実で堅実です。
小さな変化に気づいたら、というより、できることなら気づく前に、肌をリセットするお手入れを始めてください。
(既に肌が敏感になっているなら、肌を休養させるのが先決ですが)。
まずは角質ケアで、ゴワつきやくすみをオフ。
クレンジングと洗顔・保湿を丁寧にしてみて、それでも変化がなければ、スクラブやゴマージュ、拭き取り系の角質ケアアイテムで、負担を与えない程度に、硬くなった角質除去を。
その後には、必ずたっぷりの保湿が必要ですが、バリア機能を正常に保つためにセラミドを取り入れるのがおすすめです。
次に、くすみ対策。
紫外線カットに加えて、積極的に美白したいところですが、特殊なくすみ=黄ぐすみも撃退するなら、抗酸化成分と一緒に、アミノ酸が配合されているものがベター。
そして、めぐりを高めるため、くすみ解消のためにも、マッサージ。
ただし、肌が敏感な時は安静第一。肌をできるだけ刺激しないようマッサージはやめて、こめかみや小鼻のヨコなど、つぼを軽く押す程度に。
と、丁寧なケアを続けて、迫り来る乾燥の季節に立ち向かう肌力を育てていきましょう。
さらりと心地いい乾いた風が肌の潤いを奪い、過ごしやすい少し低めの気温が血流の低下を招きます。
また、紫外線ダメージによる糖化やカルボニル化で、黄ぐすみが起こりやすいことも紹介しましたが、紫外線の猛威はまだまだ継続中。
確かに日焼けやシミを起こすUVBは、夏に比べてかなり減っていますが、
真皮を攻撃するUVAは、あまり減っていないんです。
そのうえ、夏よりも太陽の位置が低い分、大気中の水分やホコリなどによって散乱しやすいので、上からだけでなく、下からも横からも紫外線を浴びやすいのだそう。夏と同じぐらい、がっつりとしたUVケアが必要なんですね。
とにかくスキンケアは先手必勝。
ダメージを受けた肌を元に戻すより、予防する方が確実で堅実です。
小さな変化に気づいたら、というより、できることなら気づく前に、肌をリセットするお手入れを始めてください。
(既に肌が敏感になっているなら、肌を休養させるのが先決ですが)。
まずは角質ケアで、ゴワつきやくすみをオフ。
クレンジングと洗顔・保湿を丁寧にしてみて、それでも変化がなければ、スクラブやゴマージュ、拭き取り系の角質ケアアイテムで、負担を与えない程度に、硬くなった角質除去を。
その後には、必ずたっぷりの保湿が必要ですが、バリア機能を正常に保つためにセラミドを取り入れるのがおすすめです。
次に、くすみ対策。
紫外線カットに加えて、積極的に美白したいところですが、特殊なくすみ=黄ぐすみも撃退するなら、抗酸化成分と一緒に、アミノ酸が配合されているものがベター。
そして、めぐりを高めるため、くすみ解消のためにも、マッサージ。
ただし、肌が敏感な時は安静第一。肌をできるだけ刺激しないようマッサージはやめて、こめかみや小鼻のヨコなど、つぼを軽く押す程度に。
と、丁寧なケアを続けて、迫り来る乾燥の季節に立ち向かう肌力を育てていきましょう。