高吸収型コエンザイムQ10市販育毛剤の成分

2006年10月14日

コラーゲンの老化と皮革

日本製のSK−兇重金属に汚染されていると中国当局が発表してから
中国では大変な騒ぎとなっています。

日本では医薬部外品において使用する原料に関する重金属の規格値があります。
どんな原料を使っても20ppm以下となります。

医薬部外品には台所洗剤にも重金属の規格値が設定されていて、
その規格を守れないといけません。

日本での化粧品による重金属騒ぎというのは、数十年前に起こりました。
ただ、原料を選別すればすぐ済む話なので、すぐに沈静化しました。

今回不可解なのは、どのくらいの重金属が含まれていたかということが、
中国当局から一切発表なく、ただ基準をオーバーしていたと言うだけです。

今回問題となったクロムはステンレス鋼に使われるもので、
われわれの身近にあるものです。
クロムといってもいろんな化合物があるのですが、6価クロムになると
強力な発がん性があります。ただ、6価クロムになるためには、
よっぽど強力な酸化剤でクロムを処理するか、高温で燃やしたりするしか
6価クロムは生成することはありません。
3価クロムなどになると女性が大好きなアイテムによく使われていますが、
こちらの毒性は弱くなっています。
3価クロムが6価クロムになったときに大きな問題が発生します。

また、重金属は土壌に普遍的に含まれていますので、農作物には
多かれ少なかれ入っているものです。

今回、SK−兇標的にされたのは、日本の残留農薬ポジティブ制により
中国の農産物の輸入が減ったため、報復したというのが、一般的な見方です。
そうでなければ、どのくらいの量が検出されたとか、
必要な情報がすぐにちゃんと発表されていることでしょう。

残留農薬ポジティブ制というのは、農薬に関する新しい規制です。
今までの農薬規制というのは、政府が基準を決めた農薬のみ規制していました。
世界で流通している農薬は700種類あるのに、
基準があるのはその1/3だけでした。

基準がある農薬の場合は、農作物に一定以上の残留があれば、
税関で止められ輸入できませんし、日本で作った野菜でも流通できません。

しかし、基準がない2/3の農薬の場合は、どんなに危ない量が残っていても
法律上、流通を止めることは出来ませんでした。

日本の残留農薬基準は厳しく設定されていますが、
それを掻い潜るのは今までとても簡単で、
基準が設定されていない農薬を使えば、それで済むというものでした。

近年、日本国内でもとうとう規制されていない農薬を使って、
農産物を作るという悪い人間が各地に現れ、
ようやく行政がそれは問題だと気づいてすべての農薬に規制をかけるようになりました。
(法律を作った時点で、抜け道を行政が用意していたんだから、
 最初からちゃんと作ればよかったんですが) 

困ったのは中国で、残留農薬の基準が厳しくなったおかげで、
たとえば隣の農場で撒いている農薬が日本向けの野菜などに風で飛んでかかると、
基準をオーバーして輸出できないという例も起こりました。

何も野菜だけでなく、肉にも農薬が残る場合もありますから、
肉の輸出にも支障がでているようです。

まあ、それで頭にきた中国人が、日本を懲らしめてやろうと
SK−兇鯀箒未砲△欧燭箸い説が一般的な見方です。

ところで、このクロムに代表される金属ですが、量が多いと
コラーゲンを老化させます。
クロムの他に、アルミやジルコニウム、チタンもイオン化すると
非常にやっかいになります。

どういうことかというと、水溶性の金属になると、
これらの金属はコラーゲンとくっついて、
コラーゲン同士を結びつける働きがあるのです。

そうするとどうなるのかというと、
コラーゲン同士がくっつくと、コラーゲン分解酵素で
分解されなくなり、新しいコラーゲンと置き換えができなくなるからです。

人間の体は、常に古いコラーゲンを分解して、新しいコラーゲンを作って
いつも新鮮なコラーゲンで満たされるようにしています。

コラーゲンの置き換えができなるなるということは、
古いコラーゲンばかりになり、いわゆる老化肌となります。

かつて、牛のコラーゲン原液などが流行りましたが、
あれは若牛の皮膚から抽出したものです。
牛でもすぐに皮膚の老化が始まり、若牛でないと、
コラーゲンが老化して水に溶けなくなり、抽出ができなくなります。

逆にこのコラーゲン分解酵素により、分解できなくなるということを
利用したのが皮革製品です。

女性なら、牛革やカンガルー革の財布やバッグ、コートなどを
お持ちだと思いますが、あれはすべてコラーゲン繊維で出来ています。

皮膚は角質層のある表皮とコラーゲンのある真皮に分かれますが、
アルカリで表皮を溶かして、コラーゲンのある真皮に
クロムなどの金属を吸着させて、微生物によるコラーゲン分解酵素による
分解を防ぐことで、何年も持つ革にすることができます。
(微生物はコラーゲンを分解できなくなるので、腐らなくなります)

真皮などみたことないという方がほとんどだと思いますが、
実は、牛革のコートなどが牛の真皮そのものなのです。

あんまり書きすぎると気持ち悪くて着れないという方も
おられるかもしれませんが、牛の皮膚にはシラミなどの寄生虫が
取り付きやすく、皮に穴を開けていきます。
高級ブランドものを除いて、安い革のものほど、
表面を塗装して、元の皮の状態が見れなくなっています。

良い皮を使ったものは、塗装の必要がないから、毛穴まで
はっきりわかりますので、デザインは別にして、
ノーブランド品では皮革表面の毛穴の見え具合で、
使っている革が良いものかどうかを見分けられるといいます。

shin_chanz at 12:06│Comments(4) コラーゲン 

この記事へのコメント

1. Posted by D-PiPi   2006年10月14日 18:08
こんにちは。

こちらに書いてよろしいでしょうか。

中国でSK-IIのネオジムとクロムの検出量は
国家品質監督検験検疫総局から発表されていたようです。
こちらは国家食品安全網?のサイトです。
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W220/A64014149.html

クロム検出量が0.77 mg/kg〜最大2.0 mg/kgで
ネオジムが最大4.5 mg/kg検出だそうです。

香港の検査では、日本製のエスティローダーのファンデーションからもネオジムが1.6mg/kg検出されたそうですが、香港化粧品業協会は問題ないとしています。

検疫というのは、行政が介入することもあるらしく
国家事情も反映する難しい部分なんだそうです。
現在、中国化粧品業界もこの事態に反論しています。
残留農薬ポジティブリストへのリベンジだけでなく中国の検査力はすごいんだ!とアピールしたかったみたいですね(笑)

2. Posted by しんちゃん   2006年10月15日 09:42
クロム検出量が0.77 mg/kg〜最大2.0 mg/kgというのは、普通の化粧品にしてはありえないぐらい多い量です。

政治的にゆがめられてしまった可能性があるかなと思います。

クロムとかの金属の分析は、ICPという機械を使えば、化粧品に入っているすべての金属イオンをもれなく測定できるのですが、ただ、測定者によってばらつきがでてきますから絶対的に信頼するのはどうかなと思います。

また、ステンレス鋼が原因ならニッケルやモリブデンなども出てきますので、それらに言及しないのもおかしいですね。
3. Posted by 美顔気   2006年12月28日 09:56
こんにちは。かこさんのブログから来ました。日記の内容が気になったので、コメントさせてください。
今、チタンヘッドのビタミンCイオン導入器で、せっせと、ビタミンCを肌にイオン化して入れているんですが、ヘッドがチタン製なんです。日記では、チタンがイオン化されたものがコラーゲン再生を妨げるとありまして、恐怖におののいております。このチタンヘッドのチタンは肌へ浸透してしまうのでしょうか?

当分、イオン導入するのが怖いです。
4. Posted by しんちゃん   2006年12月29日 15:50
美顔気さん、こんにちは

チタンヘッドはまったく問題ないとお考えください。

チタンは、イオン導入時の電流程度だとそう簡単にイオン化しません。

実際にチタンがイオン化しにくいことを利用して、潜水艦の船体やアレルギーの人用の腕時計にも使われています。

ですので、毎日使われてもなんら肌に影響がでることはないと思いますよ。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
高吸収型コエンザイムQ10市販育毛剤の成分