コラーゲンの老化と皮革田舎に住んでいます・・・

2006年10月15日

市販育毛剤の成分

手作りの育毛剤というのは、昔から要望があります。

まずは市販の育毛剤の薬効成分をどんなものか見てみましょう。

血行促進:センブリエキス、ビタミンE、ニコチン酸ベンジルエステル、
     セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル

局所刺激:トウガラシチンキ、カンタリスチンキ、カンフル、ノニル酸ワニリルアミド

毛包賦活:ヒノキチオール、感光素、パントテン酸誘導体

抗男性ホルモン:エストラジオール、エストロン

抗脂漏:イオウ、チオキソロン、ビタミンB6

角質溶解:サリチル酸、レゾルシン

殺菌:サリチル酸、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、感光素

消炎:グリチルリチン酸、メントール

育毛剤というのは、医薬部外品になります。
医薬部外品というのは、薬効成分の配合量が法律で定められています。
少なくても多くてもだめで、法律で決められた量を配合しないといけません。

本当に効くかどうか別にして、これらの薬効成分を組み合わせて
法律で定められた量を配合するだけで、出来てしまうので、
販売側にとっては、とても美味しいアイテムと言われています。

さて、血行促進にあげた成分は皮膚の真皮まで到達して、
血管神経系に作用する必要があります。

局所刺激のものは、とても刺激が強すぎて顔には塗れないものばかりですが、
頭皮は顔より皮膚が強いし、あれてもわからないので、
これらの成分を配合する場合もあります。
カッーとした刺激があって、その刺激により血行を促進するものです。

抗脂漏や角質溶解、殺菌はどちらかというとふけ防止成分です。
これらだけでは育毛剤にはなりえません。

育毛剤の成分には、他にもペンタデカン酸グリセリドやt−フラバノン、
6−べンジルアミノプリンなどがあります。

育毛剤の基材はほとんどエタノールで、少ないもので30%
多いものでは90%エタノールを配合されています。

むしろ、エタノールの中に有効成分が溶けているというだけと
考えられた方がよいでしょう。

そして薬効成分の違いで、有効成分を自社開発できる限られた
大手メーカーと、法律でこれを混ぜたら育毛剤という成分を配合して
作った中小メーカーの育毛剤と2種類あります。

なんで育毛剤はあんなに高いものなのか謎ですが(笑)、
大手も中小メーカー製も同じような値段なら、大手製をお勧めします。

やっぱり、法律で決められた量を混ぜただけの育毛剤と
原料から開発したものでは、原価があまりにも違いすぎますからね。

shin_chanz at 17:00│Comments(2) 育毛剤 

この記事へのコメント

1. Posted by める   2006年10月16日 05:04
今回育毛剤を作ろうと思い、どんな漢方がよいのか参考にしようと、いろんなサイトを回ってみましたが、とにもかくにも驚かされたのは価格ですね〜。1万円超えてくるのもいくつか。 効果のいかんはともかくも、私が今回作ったコストはせいぜい200円位でしょうか。瓶代がその半分を占めてます…。 なんか高ければ効きそうなんていう錯覚をおこさせてるのかもしれませんね なんかのサイトでは一点集中の薬効成分より、消炎やら血行促進やら複数の薬効をバランスよく配合することで、効果をあげるとありました。 私も上記を参考に成分を再検討して、試して行きます。 果たして安価育毛剤の効果はいかに!? 一年後くらいにはご報告できるかなー?
2. Posted by しんちゃん   2006年10月16日 22:38
値段というのは、化粧品に限らずとても重要で売りたい価格より、わざと高い定価をつける場合もあります。
そうすると、なぜか割安でお買い得に見えますからね(笑)

育毛剤については順次記事を書いていきますので、ご参考ください。

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