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2007年01月20日

仁義なき訪問販売

お金を持った企業が手っ取り早く化粧品で儲ける方法があります(笑)

それは、化粧品の訪問販売をすることです。

訪問販売というと、販売員が一軒、一軒訪ね歩き、
それで説明を重ねて販売していくという道のりがあります。

お金を持ってそうな家を探し当てて、
今使っている化粧品をやめさせて、自社の高い商品に切り替えさせる。

そんな手間がかかるのに、手っ取り早く売り上げなんかあがるわけがないと
感じる方が多いと思います。

確かに正攻法でいくと、非常に時間がかかります。
販売員が家を訪ねても最近は留守が多いし、お客さんがたくさんいるところなら
ともなく、散らばって点在している場合は、交通費だけでもばかになりません。

最近は、駐車違反に対しても厳しく取り締まっています。
お客さんと長話して、ようやく石鹸1個売れたと喜んで車に戻ったら
非常な駐車違反の紙が貼り付けられていたら・・。

さて、訪問販売というのは、どこの組織もそうですが、
優秀な古参の販売員の下に、優秀な販売員が何人かいて、
その下にさらに販売員が何十人もいてと、さらにその下に・・と
延々に販売員のピラミッドが形成されています。

まあ、悪い言葉ではねずみ講に近いとも言われていますが・・(^^;;

ポーラ、ノエビア、アルソア、メナード・・・
たくさんの訪問販売を行っている企業があります。
こちらは、訪問販売を行っている企業の団体です。
http://www.hoshokyo.org/member.html

ファンケル、DHC、オルビスと通販系の企業が元気そうに見えますが、
化粧品部門だけの売り上げをみると、訪販系企業の売り上げは
通販系の3倍を誇ると言われています。

それは、訪問販売の客層が、通販系と違って、お金をたくさん使うのが
好きな人が多いため、化粧品の単価を少々高く設定しても、
文句を言わず当たり前のように購入するからです。

この辺りの顧客への教育というか洗脳技術は、非常に進歩しています。

さて、人はお金で動くもので、
自分の組織を拡大させることを手っ取り早く行うためには、
その上にいる販売員をいかに引き込んでいくかにかかっています。

訪販の販売組織の面白さというのは、上の販売員が転籍すると、
その下もくっついてくるというところです。
(当然、販売員が受け持つお客さんも手中に収めることができます)

つまり、上の人間を引き込めば、末端の販売員はどうにでもなるのです。

訪販企業の歴史を見ていけば、古い訪販会社の有力販売員を引き抜いて
あっという間に急拡大した企業がいくつもあります。

さすがに最近は訪販工業会でも、東海地方の企業が各社の有力販売員に
過大な金銭を渡して引き抜きを行う行為は目に余るとして、
自主規制を会員企業に求めていますが、なかなか難しいようです。

さて、まとまった広告費を新聞の折込チラシでお客さんを一人一人発掘するか
もしくは有力な販売員一人に甘い誘いをかけて誘惑するか・・(笑)

どちらがよいのやら・・(笑)

shin_chanz at 13:20│Comments(2) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by りー   2007年01月21日 21:50
私もそう思います。^^;

訪販のものでも本当にいい商品ならいいのですが
それ以前に「商売」が前面に出てきてるようで。

それに訪販の商品も店頭や通販で買うと(買えるのが不思議ですよね)
割引きになりますし。

化粧品には『女性の夢』の部分もあってもいいとは思うのですが
今の時代は素人でも成分を自分なりに調べていて
詳しい人もかなりいますし、どうせなら上手に選んで自分に合うものを使いたいです。
(却って情報過多で惑わされることも多いのですが)
2. Posted by しんちゃん   2007年01月22日 22:52
りーさん、こんにちは

訪販系企業はそれなりに開発力を持っています。
ですので、商品自体は悪くないと思いますが、
お高いのがネックですね。

ちなみに訪販にかぎらず、サロン向けの商品なども
通販では安く売られることはあります。

化粧品に限らず電化製品などもそうなのですが、
どこからか流れてくる脱税品があります。

メジャーなブランドなら、必ずあるので、
正規ルートより安く仕入れることができ、
その分安く売られています。

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