2007年03月17日
肌を保護する油剤 コレステロール
年齢と共に減少する成分があります。
肌の保湿を支えている細胞間脂質にはセラミドが一番重要ですが、
その次にコレステロールも重要な成分です。
似たようなステロール系成分で、植物にはフィトステロールというものが
ありますが、植物オイルにはほとんど含まれていません。
コレステロールと違って、食べると動脈硬化を抑えるので、
フィトステロールは健康的なイメージが強いと思います。
ただ、身近なオイルで多く含まれているのは米油ですが、1%以下です。
ほかのオリーブなどオイルには、未精製でもほとんど含まれていません。
まして、アロマセラピーには精製したキャリアオイルを使用することも
多いかと思いますが、オイルを精製するとフィトステロールなどの
成分は一切除去されてしまいます。
つまり、植物系のオイルではこのステロール系成分を肌に補うことは
難しいのです。
コレステロールはセラミドが重要視される前に、保湿に関与していると
考えられていました。
20年くらい前の論文を見ていると、皮膚のコレステロール量と肌の水分量の
関係があって、コレステロールが少なくなっていると、
肌の水分量も減っているような相関関係がありました。
年齢と共にコレステロールも減り、乾燥肌へと傾きますが、
コレステロールを与えることで、水分量が元に戻ったという報告もあります。
セラミドを補ってもどうもしっくりこないなと考えられたら
コレステロールを視野に入れてもよいでしょう。
コレステロールというと、動脈硬化を促す悪い印象が強いと思いますが、
細胞を取り囲んでいる細胞膜を形成する成分で、細胞膜に柔軟性を
与える重要な役割があるのです。
肌の保湿を支えている細胞間脂質にはセラミドが一番重要ですが、
その次にコレステロールも重要な成分です。
似たようなステロール系成分で、植物にはフィトステロールというものが
ありますが、植物オイルにはほとんど含まれていません。
コレステロールと違って、食べると動脈硬化を抑えるので、
フィトステロールは健康的なイメージが強いと思います。
ただ、身近なオイルで多く含まれているのは米油ですが、1%以下です。
ほかのオリーブなどオイルには、未精製でもほとんど含まれていません。
まして、アロマセラピーには精製したキャリアオイルを使用することも
多いかと思いますが、オイルを精製するとフィトステロールなどの
成分は一切除去されてしまいます。
つまり、植物系のオイルではこのステロール系成分を肌に補うことは
難しいのです。
コレステロールはセラミドが重要視される前に、保湿に関与していると
考えられていました。
20年くらい前の論文を見ていると、皮膚のコレステロール量と肌の水分量の
関係があって、コレステロールが少なくなっていると、
肌の水分量も減っているような相関関係がありました。
年齢と共にコレステロールも減り、乾燥肌へと傾きますが、
コレステロールを与えることで、水分量が元に戻ったという報告もあります。
セラミドを補ってもどうもしっくりこないなと考えられたら
コレステロールを視野に入れてもよいでしょう。
コレステロールというと、動脈硬化を促す悪い印象が強いと思いますが、
細胞を取り囲んでいる細胞膜を形成する成分で、細胞膜に柔軟性を
与える重要な役割があるのです。
shin_chanz at 00:01│Comments(2)│
│化粧品原料
この記事へのコメント
1. Posted by よっちゃん 2007年03月17日 05:38
セラミドやコレステロールを効果的に肌に補うための具体的な方法はどういったものがあるのでしょうか。またそういった製品など。雑誌などでは根拠が不明な情報がありすぎて混乱しちゃいます。
2. Posted by しんちゃん 2007年03月17日 22:16
よっちゃんさん、こんにちは
セラミドやコレステロールは、クリームなどを塗ることで補います。
どちらかというと、主婦湿疹とか手荒れなどには非常に効果を発揮します。
コレステロールについては順次記事をアップしていきますので、お待ちくださいね。
セラミドやコレステロールは、クリームなどを塗ることで補います。
どちらかというと、主婦湿疹とか手荒れなどには非常に効果を発揮します。
コレステロールについては順次記事をアップしていきますので、お待ちくださいね。