砂糖から合成ポリマーが作れる!またまたバイオ燃料

2007年05月10日

牛乳の豆知識

何年か前に牛乳に含まれる女性ホルモン様物質が問題となって、
酪農家に大打撃を与えたのは記憶に新しいところです。

妊娠した動物が生み出す動物由来食品には、ホルモン含有というのは、
避けられない道でしょうか。

ずいぶん昔もアメリカでも、牛肉や牛乳を飲んで育った少女は
初潮を経験する年齢が早まったり、胸が大きくなりすぎるということで
問題になっていました。

リサーチ不足で申し訳ないのですが、なぜか牛乳中のホルモン量を
測定した文献が見つかりません。

海外のものでなく、日本のものであればよいなと考えているのですが、
公的機関が測定した牛肉のものはあっても牛乳はないです。
ちなみに牛肉中のホルモン量(女性ホルモン)は、それほど多くありません。

まあ、どこかにあるのかもしれませんが、あえて測らないのかなと思ったりします。

さて、牛乳ですが、乳牛としてはホルスタインとジャージーが有名だと思います。

牛も人間と同じで、妊娠・出産を経験しないとお乳はでません。

また、一度、出産したら一生乳が出続けるというものでもありません。

そして、水みたいな牛乳を買う人はおらず、あくまで牛乳に含まれる乳脂肪が
一定の割合以上でないと牛乳の栄養価は保たれません。

牛乳として、商品価値があるのは、出産後からだいたい10ヶ月間となります。
初乳から1〜2ヶ月後くらいが一番乳量と乳脂肪分が高くなって、
それから段々乳量と乳脂肪分の割合が減っていきます。

牛の妊娠期間は9ヶ月半ですから、出産後3ヶ月経つとまた種付けを行って、
妊娠させます。
そうすると1年後には子牛を出産して、乳もよく出るようになり、
これを計画的に繰り返していきます。

ホルスタイン1頭から取れる乳量は、年間4500〜7000kgで、
ジャージーは年間3000〜4000kgとなります。

ホルスタインはメスの体重は600〜800Kg、ジャージーは300〜350Kg
なので、体格の違いが乳量にも出ています。

ちなみに、乳脂肪の脂肪酸組成は、人乳の場合、食事内容がもろに反映されます。
つまり、魚を食べるとその分DHAが多くなったりします。

牛乳の場合は、胃の中の微生物によって油へ水素添加が行われますので、
飼料の差は、ほとんど出ずに一定の割合に落ち着きます。

そういえば、どこかのブランドで牛の初乳を使ったありがたい化粧品が
ありましたが、よくよく調べてみると・・・。
いやはや、初乳って毎年取れるものだったとは・・・(^^;;

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 食品の科学 

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