水と油と水蒸気爆発アメリカの栄養研究

2007年07月15日

血小板注入療法(血漿注入)

3年前のメルマガで、ドラキュラのモデルとなった伯爵夫人の話をしました。


ハンガリーの伯爵夫人で、処女を500人以上殺しては
血を絞って、血液で満たされた風呂にはいったとか。

血を効率よく抜くために、様々な拷問を道具も考案したとんでもない女性です。

血を美容に使うというのは、化粧品では昔から行われていました。
高級化粧品に動物の血が配合されていた時期もあります。
(狂牛病で中止となりました)

実は、うちの近所の皮膚科でもやっています・・(^^;;

ただし、血は動物でもなく他人でもなく、自分の血を使います。
血小板注入療法というもので、ここ1年ほどに急速に普及したようです。

比較的高額の治療法で、特別な薬品を使わないのに20万円くらい取られます。
有効成分は100%自分の血なのに・・(笑)

まあ、採血して、血が固まらないようにEDTAかクエン酸を入れて
遠心分離器にかけて、血小板を分離させ、その血小板を再度注入するだけです。

たったそれだけなのに、皮膚科医や美容外科医といったら・・(苦笑)

自分の血にあるんだったら、ちょっとは血が血管から漏れ出して、
しわやニキビ跡の部分に溜まってくれたら、へこんだ部分が盛り上がって
くれたらと思いますが、なかなかそうはうまくいってくれません。

血小板に含まれる細胞成長因子は強力な細胞増殖及びコラーゲン合成能力を
持っています。少量なら美容になりますが、量が多いと病気になります。

そのため、医療においては、細胞成長因子を阻害する薬なども
開発されています。

たとえば、癌。化粧品ではEGFという皮膚細胞を増殖させる成分を
配合することもありますが、がん細胞はこのEGFを大量に分泌して
自らを増殖させていきます。

なお、血小板注入療法では、細胞成長因子を一気に打ち込むわけではないため
急に盛り上がったりしません。

よく女性の顔に傷をつけて、傷跡が残ったら大変だといわれます。
出血を伴う傷で傷跡が盛り上がったりするのは、細胞成長因子によって
過剰にコラーゲンや皮膚細胞が増殖したためです。

自己修復においては、生物として種を保存しようとする働きが強く
美容的観点から行われません。一気に増殖して傷を埋めるため
勢いが強すぎて過剰にコラーゲンが作られて、皮膚が盛り上がってしまうのです。

じゃ、目に見えないくらいの小さな傷をつけて、細胞成長因子を
出させたらいいじゃんとして考え出されたのが、レーザー治療です。

細胞成長因子をどうやって美容に使いこなすか。
まだまだ、手探りの状態だと思います。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 美容外科 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
水と油と水蒸気爆発アメリカの栄養研究