細胞毒性の信憑性って細胞毒性の信憑性って その3

2007年07月26日

細胞毒性の信憑性って その2

今日は天神祭りでした。

大阪駅はすごい人で、今日は天気がよいだけにものすごく人出が多いのでしょう。

ちなみに大阪にずーと住んでいるんですが、いったことはないです。

帰りの環状線からいつも眺めるだけで、川に浮かぶ屋形船には情緒がありそうで、
一度は乗ってみたいと思っています(^^)

さて、3次元培養皮膚にくらべて注意が必要なのが、単細胞で行う場合です。

細胞がむき出しの状態ですから、化粧品で使われる通常の濃度では
毒性試験はできません。
測定する物質の濃度も薄い濃度で比較する必要があります。

ただ、メリットはコストが安いということ。

美白化粧品ではメラニンの合成量で、どれだけ美白効果が
強いかを比較することがありますが、そのときに使われるのが、
ヒトの皮膚がん細胞です。

がん細胞はどんどんメラニンを作っていくので、
非常に比較しやすく、また死ににくいという特徴があります。

さて、この培養細胞での実験ですが、結構データがぶれることがあります。
単細胞でも三次元培養皮膚でも、毒性が強くなったり、弱くなったりします。

一般的に、不器用で実験が下手な人がやれば、毒性が強いと判断されることも
ありますし、上手な人でも日を変えると実験結果が少し変わることもあります。

つまり、何かの化粧品の毒性が中だと判定される、
いつも中というわけではなく、下手な人なら強にもなるし、
上手な人でも弱になることもあります。

そんなにぶれるのはたまらんということで、
通常は一定の毒性を示すラウリル硫酸ナトリウムなども一緒に実験して
そのデータを比較して、相対的に毒性を考えます。

こうすることで、何かの原因で実験結果がぶれたとしても
そのときは標準で使用しているラウリル硫酸ナトリウムの結果も
同じようにぶれるようになります。

実験が下手で、測定したい物質の毒性が強く出ても
いつもよりラウリル硫酸ナトリウムのデータが強い毒性が出ているなら、
その物質の毒性は本当に強いのではなくて、か弱い細胞を使ったせいか、
実験ミスをどこかでおかしているかということを疑ったほうがよいということになります。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 分析・品質管理 

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