ローズマリーの抗酸化成分 その3クレンジングオイルをリニューアルしました

2007年07月22日

しみを増やす化粧品

化粧品会社に寄せられる夏場に最も多い苦情はご存知でしょうか?

それは日焼け止めに関するもので、日焼け止めをつけたのに
日焼けしたとか、シミが増えたという苦情です。

非常に怒るお客さんが多いのが特徴です。

SPF30の日焼け止めをつけているなら、よほどきつい紫外線に
当たらないと日焼けなどしないはず。

しかし、現実は日焼けしてしまうことも多いのです。

ほんの少量しか使わないのでしたらお客さんの側の問題ですが、
推奨量を使用しているのに日焼けすなら化粧品会社の問題です。

化粧品会社側で何に問題があるかというと、日焼け止めの基材に問題があります。

夏は汗をかきやすく、それでせっかく塗った日焼け止めが落ちてしまうことがあり
それで問題になります。

つまり、日焼け止めを塗っているつもりで夏場の強い日差しにあたると、
あっけなく日焼けしてしまいシミが増えてしまうということです。

日焼け止めのべたっとした感触というのは、非常に好ましくなく
さらったとしたものが求められるのですが、基材がいい加減だと
あっけなく落ちてしまいます。
もちろん顔に塗ったものがすべて落ちるのではなくて、汗が出やすい部分を
中心に部分的に落ちていきます。

日焼け止めは、酸化チタンや酸化亜鉛のような紫外線錯乱剤もありますが、
有機合成系の紫外線吸収剤もあります。
直接紫外線吸収剤が肌に触れないようにシルクポリマーなどのカプセルに
包み込んだものもありますが、こういったものは基材がしっかりしていないと
あっけなく汗で流れるという憂き目に合います。

たとえばジェルや化粧水にこうしたカプセル化した紫外線吸収剤を配合した
日焼け止めもありますが、汗をかきやすい人にはお勧めできませんし、
汗をかかなくてもカプセルがしっかり肌につくような設計でないと
重力によりカプセルが肌から離れていきます。

単純に日焼け止め素材をクリームに配合しても効果的な日焼け止めは
作れないというのが、日焼け止めの難しさです。

シミを増やす太陽光は1日で十分ですが、出来たシミを後悔する日々は
何ヶ月に渡って続きます。
日焼け止めはそれなりに基礎研究をしているメジャーブランドのものをお勧めします。
(高いものでなくてもよいと思います。)


shin_chanz at 00:01│Comments(2) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by たく   2007年07月22日 01:20
ジェル系は効いてるのか疑問ではありましたが、ますます疑惑が深まりましたね。ちなみにメジャーものでもニベアとカネボウのアリィ(ジェル系ではないけど)は焼けた。塗り方にもよろうが、口コミサイトもあてになりません。最悪はD○C。焼けるしべとつくし、白浮きすさまじいし。みなさん、おすすめを教えてください
2. Posted by しんちゃん   2007年07月23日 21:23
たくさん、こんにちは

日焼け止め、ぜんぜんだめでしたか・・。

ウォータープルーフタイプはどうでしょうか?

もしかしたら汗で流れやすいのでしたら、
ウォータプルーフタイプでないと厳しいかもしれません。

ウォータプルーフだとちょっとべたつきがあるのですが、
最近はシリコーンを使用することで、だいぶましになっていると思います。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ローズマリーの抗酸化成分 その3クレンジングオイルをリニューアルしました