しみを増やす化粧品細胞毒性の信憑性って

2007年07月23日

クレンジングオイルをリニューアルしました

クレンジングオイルをトゥヴェールブランドに変更し、
お値段は据え置きの2300円で、容量は180mlへと大幅にアップしました。
RURICAクレンジングオイルからの配合成分の変更はありません。

このクレンジングオイルはふき取りタイプとなります。
メイクをクレンジングオイルで浮かした後、ティッシュを押し付けてメイク汚れを落とします。

クレンジングオイルは主に界面活性剤を配合しているタイプがほとんどですが、
界面活性剤無配合が特徴で、シリコーン系成分を多用した化粧品もきっちり落とせます。

シリコーンは感触が柔らかくぎとぎとしないオイルなので、化粧品に使われますが、
油にも水にも溶けにくいという特徴があります。
メイク化粧品には、色の冴えや感触を良くするために非常に使用頻度が高い原料です。

そのシリコーンオイルを溶かすには、特別なオイルや界面活性剤が必要です。
シリコーンは孤高の人間のようなもので、化粧品に大部分を占める水や油などとは
混じりあいません。天然油脂系ではまず溶けることがありません。

それで、このシリコーンを溶かすには、どういう溶剤が必要かというとイソノナン酸
イソノニルというような合成脂肪酸と合成アルコールからできた成分です。
他にも合成系のアルコールから出来た成分ならシリコーンを溶かすことができます。

天然系油脂はお互いを強く引き合うため、シリコーンを溶かすことはできません。
まあ、シリコーンが溶け込もうとしても仲間はずれにされるわけです。

一方、合成アルコールや合成脂肪酸の特徴は、天然の脂肪酸と違って、
仲間との連帯感が弱いということです。

おかげで、天然の油脂にも溶けることができますし、シリコーンのような
ちょっと変わったヤツでも受け入れる度量があるわけです。

つまり、シリコーンを天然のオイルに溶かしてやろうとすると
このシリコーンと天然オイルの橋渡しをする成分が必要になるのですが、
それがこの合成系の成分となります。

ただ、合成アルコールや合成脂肪酸を製造するには、石油ガスから
作ることになりますが、とてもお金がかかる巨大な設備が必要となります。
そのため、合成アルコールや合成脂肪酸を作るメーカーというのは
世界規模でも限られたものとなり、結果としてシリコーンを溶かす
合成系の成分というのは、何百、何千もあるわけでもありません。

一般のクレンジングオイルでも、刺激が出ることもありますが、
それは配合されている界面活性剤よりシリコーンを溶解するために
使われている合成オイルに問題があることが多いです。
これらの合成オイルは分子が小さく、肌にも若干浸透する傾向にあるため、
ぴりっとした刺激になることもあります。

そこでトゥヴェールマイルドクレンジングオイルでは、
天然脂肪酸とシリコーンをくっつけた成分をシリコーンと天然オイルとの
橋渡し役として採用しました。揮発性のため、肌にずーと残るというものでもなく
洗顔後たとえ少し残っていても時間が経てば揮発して肌には残留しないという
設計にしています。

他のシリコーンを溶かすための合成系成分も検討しましたが、
一番これがメイク汚れの落ちがよく刺激も低いという結果でした。

こうしたシリコーンと天然オイルとの橋渡しをできる成分を
手作りクレンジングオイルの素材として販売も検討しましたが、
家庭にあるオイルによっては異臭が出たりすることもあり、断念しました。

ただ、せっかくトゥヴェールブランドにするのだからと
容量をUPすることで、ご愛用していただく方々の経済的負担を
少しでも減らすように努力させていただきました。

なお、洗い流すクレンジングオイルも検討しましたが、今のところ面白い
処方が見つかっていません。

洗い流すタイプについては、技術的にも大手メーカー製のものが高く、
値段の割りに原価も高いので、店頭販売のものでも十分よいと思います。
お風呂で使えるクレンジングオイルで成分表示において水がかなり後半に
あるタイプを選ぶのがお勧めです。洗い流せるタイプは水の表示が
後ろに来るほど難しい技術を使っています。
水が最初にくるものは素人でも材料さえあれば簡単に出来ます。
シリコーンを溶かせる界面活性剤を知っているかどうかです。
これは覚えて置いてくださいね。


shin_chanz at 00:01│Comments(8) クレンジング 

この記事へのコメント

1. Posted by ウサ子   2007年07月25日 07:26
こんばんは!
リニューアル前のクレンジングを先日購入し増量がちょっと悲しい。。。ですがほとんど外出しないので減りがないので多すぎて困っており、適当に遊んで満足しております。

ところで過去ログでカプリリルメチコンはアルキル基をもっているとのこと、、、
私にとってはルキル化剤といえばDNA損傷薬のイメージしかなく、説明なく飲まされはじめ、後からカルテを盗み見してこんなの飲まされてんのかよ!とショック受けたお薬なのです。

具体的にはシクロフォスファミドで免疫抑制剤としてステロイドと併用することの多いものでしたが。

アルキル基をもつ化合物には物騒なイメージしか素人には今のところ沸いてきません。カプリリルメチコンのアルキル基の目的、参考までにお教えくださいませんか?

素人に正しい知識をどうぞご教授ください!
2. Posted by しんちゃん   2007年07月25日 22:13
ウサ子さん、こんにちは

リニューアル前にご購入でしたか・・(^^;;

さて、アルキル基ですが、これは薬のアルキル化
剤とはまったく違うものです。

アルキル基というのは、炭素がいくつか連なったものの総称で、たとえばヤシ石鹸なら炭素が12個が連なったラウリン酸がメインとなります。

そういう意味では脂肪などはすべてアルキル基をもった化合物になります。

薬のアルキル化剤は、このアルキル基を体の細胞にくっつけるものです。

カプリリルメチコンはシリコーンにアルキル基を
くっつけたものですが、このアルキル基を他のものに与えることはできません。
3. Posted by しんちゃん   2007年07月25日 22:14
カプリリルメチコンは、シリコーンにアルキル化剤を作用して製造していますが、工業的に使うアルキル化剤というのは、水があると反応してただの石鹸となりますので、アルキル化剤が残ることはありません。
とくにこのシリコーンは蒸発する特性を利用して、加熱すれば、シリコーンとそのほかの成分(微量に残ったアルキル化剤)と分けることが可能です。

なお、アルキル基を持つと何がメリットになるかというと、油に溶けるようになることです。
油はアルキル基の塊なので、アルキル基同士が良くなじみシリコーンでありながら油に溶けるようになります。
4. Posted by いーころこん   2009年01月23日 17:59
すごく変な質問なのですが、この1ヶ月実験的にベビーオイルでメイクオフをし、純石鹸で洗顔するというふうにしているのですが、なぜか、しみが小さく薄くなってきています。どういう理由で、しみがうすれているのでしょうか?ちなみに、実験なので、美白美容液は使用を中止しています。(無謀?!)ビタミンC入りのローションは使っていますが。

私の仮説としては、バリア機能が復活してきて、お肌が安心し始めて、メラノサイトを作らなくてもいいと思ったから?などと思っておりますが、そうなると、水で洗い流せるタイプのものは、心配で使えないということになってしまい、本当はどうなのだろう?と思っています。

新しく出された、1回で水で洗い流せるタイプに興味深々ですし、多分、今の方法だと、ファンデのシリコーンは落ちていないと心配もしているので。。
お肌には、本当は水で洗い流すタイプとこちらのふき取りタイプ、どちらが良いのですか?本当に乳化剤でバリア機能は壊れたりするのでしょうか?
5. Posted by しんちゃん   2009年01月24日 09:54
いーころこんさん、こんにちは

バリア機能の回復でのシミ改善ではないように思えます。
おそらく紫外線が少なくなっていますので、それも大きいでしょうし、
今頃になって使用していた美白化粧品の効果が出てきた可能性があります。

この季節はだいたいの女性の肌が白くなっていく季節ですからね。

そのため、クレンジングの種類によりシミの原因になることはありません。

なお、乳化剤によってはバリアを壊すこともありますが、
よほど何度も洗わないとそういう状態になりません。
洗いすぎて乾燥して白く粉が吹いている状態ならバリア成分が少し抜けている
可能性がありますが、クレンジング剤はそこまでなることはないでしょう。

ニキビ対策で一日で何度も石鹸や洗顔料で洗っている人なら、バリア成分の流出に
気をつけなければなりませんが、クレンジングならあとで美容液などで補える程度しか流出しないと思います。
6. Posted by ののきん   2010年01月17日 14:40
 こんにちは☆!(`・ω・´)
化粧品成分を気にし始め、手作り化粧品について興味を持ち、ファンデーションの酸化チタンについて探っていたところ、こちらのサイトを発見し、チタンのコーティングについて大変勉強になりました。

 そしてこちらの記事で初めて‘トゥヴェール’という会社の存在を知りました。しんちゃんさんによる解説、大変尊敬しております。

 ☆質問ですが、シリコンと合性ポリマーは同じようなものなのでしょうか。マイルドクレンジングは合成ポリマーも落としてくれますか?

 ☆また、パーフェクトクレンジングに使われている安全な乳化剤で、シリコンや合性ポリマーは落とせますか?
7. Posted by ののきん   2010年01月17日 15:01
(続きです)世の風潮では、オイルよりクリームクレンジングの方が肌に優しいというような意見が見受けられますが、トゥヴェールさんのオイルクレンジングだったら、結局のところオイルでもクリームクレンジング並み(もしくはそれ以上?)に優しいですよね??

同じオイルでも‘この会社のものなら’と思うんですが、それでもオイルというだけでクリームより負担が大きいのでしょうか?

肌への負担は含まれてる界面活性剤の割合によると思ってたのですが、なんだか判断基準に確信が持てなくなってきました(@Д@;)どうか返答下さいませ。
8. Posted by しんちゃん   2010年01月17日 20:25
ののきんさん、こんにちは

合成ポリマーとシリコンは全然違います。
たとえばメイクに含まれるポリマーはコーティング剤として顔料の表面にくっついています。ジェルに使う合成ポリマーはただのゲル化剤です。

シリコンと言っても様々な種類がありますが、基本は使用感の改良とメイク持ちに使われるものです。

マイルドクレンジングはどちらも落としますし、パーフェクトクレンジングも同様に落とせるとお考えください。

なお、オイルクレンジングは肌に悪いといわれますが、それは無いと思います。
結局、界面活性剤やメイク落としの基材に何を使うかでクリームやジェルでも刺激が高くなることも多いですし。

単に剤形ではその刺激性の判断は出来ないと思います。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
しみを増やす化粧品細胞毒性の信憑性って