老化 いろいろな説 その2老化 いろいろな説 その4 テロメアと癌

2007年08月01日

老化 いろいろな説 その3 腹八分目

とても有効な老化対策に腹八分目というのがあります。

要は食べ過ぎないということですが、これが安価で地球環境にも良く、
しかも確実な老化対策です。

老化のフリーラジカル説では、エネルギーを取り出すときに出てくる
活性酸素が問題になります。

ところで、太古の地球では、酸素すらなく酸素を利用せずにエネルギーを
取り出すという細々とした暮らしを行っていました。
酸素を使わないと得られるエネルギーは少量だけで、
生物も進化する余裕がなく、日々の暮らしで精一杯という感じでした。

それが途中で、地道に進化していた藻類が紫外線を利用して光合成を行うという
ことを発明し、一気に増殖を開始しました。

当時、酸素は猛毒で他の生物を駆逐する意味合いもあって、
盛んに二酸化炭素を減らして酸素を増やしていたのかもしれません。

その後生物は酸素を利用すると、利用しないのに比べて、
何倍ものエネルギーを利用できることに気がつき、
酸素を利用する生物の繁栄が始まりました。

酸素は効率よくエネルギーを取り出すのに不可欠なものですが、
副生物として非常に激しく反応する活性酸素も放出してしまいます。
もちろん、この活性酸素とも太古の時代からの付き合いなので、
消去する手段も細胞内に備わっていますが、すべて万全というものではありません。
何らかの原因で活性酸素が消去できなかったときに問題が起こります。

話をここでもとに戻すと、病気を除くとエネルギーを取り出すときに
消去しきれない活性酸素が出てくるのが問題となります。

それならエネルギーを取り出す機会そのもののを減らせばよいということに
なるのですが、それが腹八分目に食べるということです。

食事として摂った炭素の数(脂肪分や糖分、たんぱく質など)が少なければ、
その分エネルギーにすることもなくその結果、無駄な活性酸素なども出ることもなく寿命が延びるというわけです。

ねずみをつかった実験では、寿命を伸ばす手段として確認されています。

shin_chanz at 00:02│Comments(0) 老化 

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