イオン導入EUの化粧品規制

2007年08月27日

美容外科につかうヒアルロン酸

最近になって知ったんですが、しわ注入に使うヒアルロン酸は、
日本では未承認なんですね。

医師が個人輸入して、医療に使っているとか。

まあ、医師はたとえ毒薬でも人命を救助するためには、使用できる許可を
持った人たちなので、たいしたことではないのかもしれませんが。

美容外科で注入されるヒアルロン酸は、深いしわや鼻を高くしたりとか
コラーゲンでは出来ない深い陥没の修正を行います。

コラーゲン注入は、顔の浅いしわを修正するのに使われ、
ニキビ跡などの修正にも使用されます。

美容外科で使われるヒアルロン酸は、バイオ製法で作られるものが
メインです。もともと美容外科領域へのFDAによる承認も2003年に
バイオ製法でのコラーゲンとヒアルロン酸が認められ、
2004年に鶏の鶏冠由来のヒアルロン酸が承認されています。

ただ、バイオ製法だと菌が作るので、なにか違うのではないかと
思われがちですが、ヒアルロン酸の場合、ヒト遺伝子を組み込んだ菌を使用し、
ヒトと同じ組成のヒアルロン酸を作るのが特徴です。

鶏冠由来のヒアルロン酸は高度な精製を重ねても不純物を含むため、
アレルギー性があり、実際に体内へ入れる前には、アレルギーが
起こらないかどうか皮内テストをする必要があります。

バイオ由来のヒアルロン酸は不純物を含まないのが特徴で、
この皮内テストも必要なく安全性が高いため、FDAには先にバイオ由来の
ヒアルロン酸が認可されたといういきさつがあるようです。
FDAのサイトにはこのあたりの情報がもっと詳しく書かれているかもしれませんね。

ちなみにバイオヒアルロン酸というのは、コラーゲンを作る細胞を
新生児から採取して、培養して抽出したコラーゲンです。

牛が一般的ですが、金持ちには特別なコラーゲンを用意しているというのが、
いかにもアメリカらしい発想です。
牛由来のコラーゲンはアレルギーの確認のため、皮内テストが必要ですが、
ヒト由来のコラーゲンは安全性が高く、その必要がありません。

また、自分の皮膚から細胞を採取して、培養し、コラーゲンを取り出して
打ち込むという方法も海外にはあるようです。

日本でも、化粧品会社や製薬会社に安全性試験用の培養皮膚を提供する企業が、
重度の火傷などで皮膚を無くした患者のために、患者の皮膚を採取して
移植用の大きなサイズにまで皮膚を育てるサービスを始めるとの報道が
先日ありました。現段階では、コストが掛かるので、重症患者に
移植するサイズの皮膚になると1000万ぐらいのコストがかかるとのことですが
ヒト由来の細胞を利用したものが、少しずつ身近になっていくような気がします。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 美容外科 

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