天然成分の口紅は安全?最近の美白成分

2007年09月12日

アミノ酸よもやま話

先週は、大阪で世界陸上がありました。

子供がいなかったら、行っていたでしょうね(笑)

陸上選手がどれだけ早いかこの目で見たかったし、
テレビじゃ味わえない会場の雰囲気も楽しみかったです。

ただ、チケットが高いせいか、テレビに映ったスタンドが
ガラガラだったのが、何ともさびしい限りで、
もう2度世界陸上はやってこないかもと思いました。

さて、その中のマラソンですが、一度走るとしばらくは体を休めないと
だめなんですね。生化学の授業で聞いたときには、
あまり関心はなかったのですが、ダイエットの勉強を始めたときに
アミノ酸を分解して、エネルギーとなるブドウ糖を作るなんてちょっと新鮮でした。

本当は、テスト勉強で覚えたはずなんですが、学生の頃は、
それがどうなるということより、機械的に覚えただけなので、
時間が経つとすっかり忘れてしまい・・・(^^;;

さて、マラソンでは、後半30キロあたりを過ぎた頃から、
スピードが落ちてくる選手が見受けられます。

体内にはグリコーゲンという形で、ブドウ糖が貯蔵されていますが、
このグリコーゲンを使い切るのが、だいたい30キロ付近といわれています。
もちろん、人によっては、グリコーゲンの貯蔵量が多かったり
少なかったりしますので、ペースダウンの場所はいくらかまちまちになります。

筋肉にあるグリコーゲンを使い切ると、次にエネルギー源となるのが、
筋肉そのものです。
脂肪太りの人なら脂肪の燃焼ということもあるかもしれませんが、
一流のスポーツ選手にメタボリックがいるはずもなく、
自分の筋肉を栄養源にして走り続けることになります。

糖新生回路ともいいますが、ブドウ糖を燃やしてエネルギーにしたあと、
筋肉に含まれる分岐アミノ酸を利用してアラニンを合成し、
肝臓でアラニンを分解してブドウ糖を作り、それを燃やすという回路です。

分岐アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)はBCAAとして、
最近のスポーツドリンクにも含まれていて、メジャーになりつつあるアミノ酸です。

マラソン選手が飲むドリンクにもBCAAがしっかり入っていると思います。

ブドウ糖を燃やすと乳酸ができ、その乳酸は筋肉を硬くして、痛みを生じますが
それに耐えて走る姿には、大変感動を覚えますね。


shin_chanz at 00:01│Comments(1) 化粧品原料 

この記事へのコメント

1. Posted by ありこ   2007年09月13日 00:32
こんばんは。
ありこです。
口紅の発色、落ちない口紅の工夫・・勉強になりました^^。

BCAAも勉強になりました。
>筋肉に含まれる分岐アミノ酸を利用してアラニンを合>成し、肝臓でアラニンを分解してブドウ糖を作り、そ>れを燃やすという回路です

そうなのですね!
単に、アミノ酸(BCAA)が燃える・・ってことでブドウ糖が燃える際の乳酸ができるのを防いだり(疲れにくくする)損傷した筋肉を修復するのに役立つのだという認識でした。

しんちゃんさまのブログ・・楽しいです。。

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