マッサージでの成分吸収紫外線 その

2007年09月19日

紫外線

いまさらですが、紫外線の話。

紫外線は私たちの中で最も身近にDNAに障害を与える成分です。

たとえば、化粧品の成分の中にはニトロソジエタノールアミンのように
DNAをアルキル化してしまうものもあります。

遺伝情報は、核酸という成分が規則的に連なっています。
紫外線はこの核酸に作用し、本来手をつながなくものではないのに
手をつながせるように仕向けます。

こうして出来るものはピリミジン2量体といいます。

人間の体というのは、良く出来ていて、太陽光で遺伝情報が
乱されるのは計算済みです。

すなわち、おかしくなったDNAを修復する酵素も存在していて
すぐに修復を行います。

ただし、DNAの修復はするのですが、このとき出来るDNAの断片によって
皮膚が赤くなったり、色々な反応が皮膚内で引き起こされます。

皮膚の中には、色々光を吸収する物質があります。

最近では、これを利用してレーザー治療などがありますが、
太陽光の場合は、ポルフィリン、フラビン、キノンなどに吸収されると
これらが光増感剤となり、活性酸素を発生される原因となります。

強い日焼けするとたくさんの水ぶくれが生じますが、
これは活性酸素が大量に皮膚内で発生して、
皮膚がやられてしまったという証拠。

また、紫外線で最も障害を受ける皮膚細胞には、
免疫細胞が上げられます。

皮膚へ侵入してきた物質をアレルギー物質かどうか判断する細胞なのですが、
これが強い紫外線にあたると明らかに数が減ります。

皮膚を上から見るとこの細胞が網を張ったように
皮膚内で存在していますが、紫外線により数が減り、
網目が破れたような状態になります。

水ぶくれが出来るような強い紫外線にあたったりすると、
この細胞の回復まで1ヶ月近く掛かることがあります。

この細胞自体はアレルギーに非常に関係しているため、
アトピーの治療法にわざと太陽光に当たらせ、
この細胞を弱まらせる療法もあります。

ただ、皮膚にいるがん細胞やウィルスへの攻撃を指示する細胞でも
あるので、数が減るということはヘルペスウィルスが好き放題に暴れたり、
がん細胞も増殖しやすくなったりという問題も生じてしまうのが困ったところ。


shin_chanz at 00:01│Comments(2) 老化 

この記事へのコメント

1. Posted by ありこ   2007年09月19日 16:26
しんちゃんさま

こんにちは。
紫外線が皮膚の中でどんな風に作用してしまうのか・・
とっても興味深いですね。

免疫細胞というのはランゲルハンス細胞のことですか。
アレルギーのある場合、紫外線を浴びることで、免疫細胞を弱らせるのも良いこともあるのですね。

活性酸素によってニキビもできるのでしたよね。

抗生物質も菌自体をやっつけるというより
活性酸素の抑制に役立っているものもあると
知って驚きました。

2. Posted by しんちゃん   2007年09月19日 22:53
ありこさん、こんにちは

免疫細胞はランゲルラルス細胞のことです。
アトピーなどの場合は、この細胞が普通の人より
活発になっているの弱まらせることでメリットがでます。

抗生物質は、色々な働きをします。
白血球を寄せ付けないというのも大きな働きです。
ニキビ跡などは、白血球が活性酸素を出してコラーゲンを破壊していくことで起きますが、抗生物質は過剰な白血球がやってこないようにする働きもあります。

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