紫外線 その目の疲れには蒸しタオルが有効

2007年09月22日

紫外線 その

1999年に有名な報告が太陽紫外線防御研究委員会からありました。

秋田と鹿児島の女性の肌を検証したところ、秋田に住む女性の方が
鹿児島の女性に比べて、シワの数やシワの深さなど比べると
20年も若い肌をしているというもの。

秋田と鹿児島の年間における紫外線量は1.5〜2倍程度。

それでも紫外線防御を怠っていると、鹿児島の女性が30代であっても
秋田の50代の女性の肌と変わらないレベル。

紫外線量は、農家や漁業関係だと必然と浴びる機会が多く、
また、趣味にも影響されるので、一概には言えませんが、
同じ大和撫子であっても住む地域、生活スタイルで肌年齢が変わってしまう
時代になっています。

中には、化粧品メーカーが信用できないということで、
一切化粧品をつけない方も増えてきているようですが、
シワが同級生より多く、深いということに気づいたときには
すでに手遅れの状態。

それではどのくらいのSPF防御力のある日焼け止めを使えばよいかというと
通勤、お散歩やお買い物程度ならSPF15、PA+
屋外での軽いスポーツやレジャーなら、SPF20〜30、PA++となります。

ちなみに関東の海岸で20〜25分紫外線を浴びると肌が赤くなりますが、
この赤くなる紫外線量を1MEDといいます。
1時間紫外線を浴びると3MED。
軽い痛みを伴うほど日焼けするのは4MED、水ぶくれができるほど
浴びる量は8MED程度となります。

ちなみにSPF15だとだいたい15MEDの紫外線を防御するということ。
関東の海岸で5時間程度防御できるということになります。

しかしながら、日焼け止めは塗る量や基材の耐水性にも左右されます。
べたつくのがいやだからといって薄塗りにすると
その分、日焼け止め効果は落ちてしまいます。

最近の日焼け止めは紫外線吸収剤をカプセルなど詰めて、
そのカプセルをジェルや化粧水に分散させたものがあります。
そういうものは使い心地はさっぱりして良いのですが、
あっけなく汗で流れ落ちるので、実際の日焼け止め効果は
かなり劣るものも存在します。

また、酸化チタンを石鹸で分散した日焼け止めもたとえ肌に塗っても
汗で再乳化して落ちてしまうものもあります。

通常なら日焼け止めをガラスや人工皮革などに塗り、
そこへ水を落として、基材が水になじむかどうか判断し、
なじむものは汗で落ちることを想定して、
耐水性のある基材へと改良していくのですが、
ただ、メーカーの中にはこういった確認作業を行わずに販売するため、
クーラーのよくきいた汗のかかない室内でしか有効でない日焼け止めが
販売されている場合もあります。

ちなみに紫外線吸収剤の仕組みは、紫外線を吸収すると熱に変えたり、
光を放出したりして、吸収したエネルギーを別のものに変えます。

つまり、化学構造が紫外線を吸収したときに変化して、
さらにエネルギーを放出することで、元の構造に戻ります。

このとき、ある一定以上のエネルギーを放出すると、
DNAに傷がついてしまいます。

今は使われていませんが、PABA(パラアミノ安息香酸)という
紫外線吸収剤はちょうどこのDNAに傷をつけるほどの
エネルギーを放出することがわかっています。
アメリカの自然派化粧品メーカーが自然素材の紫外線吸収剤として
好んで使っていましたが、これを使用していた女性達は悲劇としか言えません。

現在では、新しい紫外線吸収剤を開発するときに、
このエネルギー放出量を測定して、PABA以下であることを
確認しています。

また、紫外線吸収剤と言えど、強い紫外線を吸収すると
吸収しきれずに分解することもあります。

たとえば10MED(SPF10に相当)程度の紫外線を当てるだけで、
大抵の紫外線吸収剤は分解を始めていきます。
よく使用されるメトキシケイヒ酸エチルでも24%程度分解していますし、
ブチルメトキシジベンゾイルメタンにおいては、45%も分解してしまいます。

紫外線吸収剤は光に当たっても安定だとお考えの方が多いと思われますが、
紫外線に当たると分解していくものも多く、
まあ、だからこそ紫外線吸収剤は一度塗ると永久に持つのでなく、
日光の当たる時間により効果が無くなっていくわけです。

なお、紫外線吸収剤でも肌に吸収されないことを目標に開発されたものが
二つあります。
1つはシリコーンに紫外線吸収能をつけたものです。
表示はポリシリコンー15となっています。
こちらはUVBしか吸収することができませんが、
日光に当たっても分解しにくく、分子量が6000もあり
吸収もされにくいという特徴があります。

もう一つは、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール
というもので、こちらは水にも油にも溶けず粒子系も日焼け止めに使われる
酸化チタンや酸化亜鉛に比べて3〜5倍も大きなものです。

この紫外線吸収剤はナノサイズにすると吸収力が落ちるため、
あえて大きなサイズの粒子となっていますが、
その分肌に入る心配が少ないので、ナノタイプの酸化チタンなどは
なんとなく怖いという方にはお勧めの紫外線吸収剤です。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 老化 

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