ラウリル硫酸ナトリウムは天然の界面活性剤?石鹸屋と化粧品屋のスキンケア

2007年10月07日

ドイツとアメリカの自然化粧品基準

ドイツにも自然化粧品の認証団体があります。

BDIHがそうなのですが、有機栽培や遺伝子組み換えをしていない植物由来
原料を主成分としたものです。

エチレンオキサイド、シリコーン、石油化学原料、合成着色料、合成香料は
無配合です。

植物原料については、加水分解、水素添加、エステル化反などがOKで、
動物実験は原則禁止です。

アメリカでは議論が絶えないのですが、アメリカ農務省による有機栽培原料に
対するアメリカの統一基準があります。
有機栽培原料が95%以上ならオーガニックのマークを製品に表示できます。
100%オーガニック原料使用なら、100%オーガニックマーク
95%以上オーガニック原料なら、オーガニックマーク
70%以上オーガニック原料なら、オーガニック原料使用と表示というもの。

ただ、このオーガニック原料の定義を巡って、色々な論争がありました。

たとえば芳香蒸留水。濃度の規定がないので、水でめちゃめちゃ薄めて
匂いがある程度のものでも、オーガニック原料となってしまう・・。

ものすごく匂いが強いものもかすかに匂いがあるものも同じ有機栽培原料として
定義されるのはおかしいのではないかというものです。

欧州、アメリカ、日本、アジア、どの国々でも自然原料を使ったものは
肌によいと考える消費者が多いとの調査結果もあり、こういった認証団体が色々あるようです。


shin_chanz at 00:01│Comments(3) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by D-PiPi   2007年10月07日 23:28
こんにちは。

日本の有機JASの有機JASは欧州、米国をはじめ20ヶ国が同等の基準を有するとされているんです。
消費者には化学農薬、肥料を使ってないから安心と誤解されています。
土壌環境や資源リサイクル目的の循環型農業なんですが(^^;

有機の偽装や不正表示多くなりましたよね。
米国では認定オーガニック野菜の食中毒菌汚染が多発しています。
2. Posted by D-PiPi   2007年10月07日 23:32
>日本の有機JASの有機JAS・・
すみません。
間違いでした(>_<)

そういえばEUが化粧品は別枠としてナノの安全性評価に入っています。
3. Posted by しんちゃん   2007年10月08日 20:31
D-PiPiさん、こんにちは

有機JASはそれなりに広がっているみたいですね。
ペットボトルのお茶にも有機JASがどうのうこうのと
書いてありました。

ただ、不正表示などは精密検査するしかわからないのがネックですね。

まあ、有機野菜は菌やら虫が多いのは当たり前なので、この辺りはきっちり食育できているかどうかでしょうか・・。

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