2007年10月11日
脂肪吸引事故
美容外科のなかで切る手術で回数が多いものなら、
一重瞼を二重にするのが一番なんでしょうね。
その他脂肪吸引も一定の市民権がありそうです。
脂肪吸引も金に糸目をつけないマダムには手軽に痩せる手段として
人気でしたが、確か10数年前でしたでしょうか、事故が相次ぎました。
女性週刊誌には、脂肪だけではなくて、血管や神経まで吸引されて・・と
恐ろしい記事が掲載されましたので、覚えている方も多いかもしれません。
死亡事故も起こっています。
もともと脂肪吸引というのは、1921年にフランスで始められました。
キュレットという器具で脂肪をかきだします。
(キュレットは歯科で歯石をかき出すときに使う器具を思い浮かべてください)
脂肪のかきとりは当時も人気のようでしたが、悲劇が起こりました。
誤って動脈を傷つけてしまい、下肢を切断する事故が起ったのです。
それ以来脂肪吸かきとりは危険なものと認識され、誰もやらなくなったのです。
それからずいぶん時間が経って、日本でも脂肪吸引が行われるようになりました。
ただ、脂肪吸引といっても出血はかなり起こります。
脂肪を作る細胞に血管を通して栄養分が送り込まれている以上、
脂肪を取ると毛細血管も無事ではないので、出血が起こるのです。
だいたい、取った脂肪の1/4〜1/3くらいの量まで出血が起こります。
それゆえ脂肪吸引もかなり熟練した技術をもった医者でないと、
結果に差がついてしまいます。
また、困ったことに脂肪吸引というのは、医者にも相当な負担を与えます。
手作業ゆえに腕が疲れてしまうのです。
それゆえ外国のメーカーでは、脂肪組織を壊して効率よく脂肪を吸引できる
装置の開発に熱心なのですが、その中で技術が不要で脂肪を簡単に吸引できると
誤った宣伝を行った装置がありました。
それが、日本で起こった脂肪吸引事故の悲劇の原因となりました。
脂肪吸引が商売になると飛びついた技量の無い美容整形外科医によって、
脂肪以外の組織も吸引され、悲惨な事故が多発したのです。
最近は小顔ブームで顔の脂肪吸引を望む人が多いようなのですが、
案外と顔に脂肪組織というのは多くありません。
顔の輪郭は丸みを帯びているため脂肪が多くあるように見えるのですが、
脂肪を取ってしまうとたいていの方は何歳も老けたような顔になります。
理由は脂肪組織というのは、肌の内側から皮膚を押し上げているものです。
それを取るということは、皮膚が落ち込むため、大きなシワが形成されてしまいます。
問題はへたくそな医者が顔の脂肪吸引を行うと、脂肪組織を除去しすぎ、
顔の筋肉と皮膚の癒着が起こってしまうことです。
だいたいそういう医者に限って、あわててヒアルロン酸注射を行って
すぐにはわからないよう偽装するらしいのですが、脂肪吸引後数ヶ月して
びっくりするような大きなシワが形成し、何歳も老けてしまった顔になると
後悔しても取り返しがつきません。
再度、技量のある医者に治療を受けて皮膚と筋肉の癒着を
解消する必要がでてきます。
なお、この脂肪吸引ですが、リン脂質を脂肪融解剤として注射することも
海外で流行り出しています。
脂肪吸引ほどの効果はありませんが、手軽なのが、受けているんでしょうね。
一重瞼を二重にするのが一番なんでしょうね。
その他脂肪吸引も一定の市民権がありそうです。
脂肪吸引も金に糸目をつけないマダムには手軽に痩せる手段として
人気でしたが、確か10数年前でしたでしょうか、事故が相次ぎました。
女性週刊誌には、脂肪だけではなくて、血管や神経まで吸引されて・・と
恐ろしい記事が掲載されましたので、覚えている方も多いかもしれません。
死亡事故も起こっています。
もともと脂肪吸引というのは、1921年にフランスで始められました。
キュレットという器具で脂肪をかきだします。
(キュレットは歯科で歯石をかき出すときに使う器具を思い浮かべてください)
脂肪のかきとりは当時も人気のようでしたが、悲劇が起こりました。
誤って動脈を傷つけてしまい、下肢を切断する事故が起ったのです。
それ以来脂肪吸かきとりは危険なものと認識され、誰もやらなくなったのです。
それからずいぶん時間が経って、日本でも脂肪吸引が行われるようになりました。
ただ、脂肪吸引といっても出血はかなり起こります。
脂肪を作る細胞に血管を通して栄養分が送り込まれている以上、
脂肪を取ると毛細血管も無事ではないので、出血が起こるのです。
だいたい、取った脂肪の1/4〜1/3くらいの量まで出血が起こります。
それゆえ脂肪吸引もかなり熟練した技術をもった医者でないと、
結果に差がついてしまいます。
また、困ったことに脂肪吸引というのは、医者にも相当な負担を与えます。
手作業ゆえに腕が疲れてしまうのです。
それゆえ外国のメーカーでは、脂肪組織を壊して効率よく脂肪を吸引できる
装置の開発に熱心なのですが、その中で技術が不要で脂肪を簡単に吸引できると
誤った宣伝を行った装置がありました。
それが、日本で起こった脂肪吸引事故の悲劇の原因となりました。
脂肪吸引が商売になると飛びついた技量の無い美容整形外科医によって、
脂肪以外の組織も吸引され、悲惨な事故が多発したのです。
最近は小顔ブームで顔の脂肪吸引を望む人が多いようなのですが、
案外と顔に脂肪組織というのは多くありません。
顔の輪郭は丸みを帯びているため脂肪が多くあるように見えるのですが、
脂肪を取ってしまうとたいていの方は何歳も老けたような顔になります。
理由は脂肪組織というのは、肌の内側から皮膚を押し上げているものです。
それを取るということは、皮膚が落ち込むため、大きなシワが形成されてしまいます。
問題はへたくそな医者が顔の脂肪吸引を行うと、脂肪組織を除去しすぎ、
顔の筋肉と皮膚の癒着が起こってしまうことです。
だいたいそういう医者に限って、あわててヒアルロン酸注射を行って
すぐにはわからないよう偽装するらしいのですが、脂肪吸引後数ヶ月して
びっくりするような大きなシワが形成し、何歳も老けてしまった顔になると
後悔しても取り返しがつきません。
再度、技量のある医者に治療を受けて皮膚と筋肉の癒着を
解消する必要がでてきます。
なお、この脂肪吸引ですが、リン脂質を脂肪融解剤として注射することも
海外で流行り出しています。
脂肪吸引ほどの効果はありませんが、手軽なのが、受けているんでしょうね。
shin_chanz at 00:01│Comments(2)│
│美容外科
この記事へのコメント
1. Posted by nana 2008年11月21日 00:15
はじめまして。
だいぶ前の記事のコメントで失礼します。
とても困っているので、相談にのって頂けないでしょうか?
実は5年前に、「無料で小顔になるモデルをやらないか」とキャッチに引っかかってしまい、超音波美顔器を使って、顔の右側だけ美顔器をあてられました。結果、右側だけ脂肪が落ちた感じになったのですが、この記事に書いてあるように、目元と口元にシワができてしまい、右側の顔だけ、老けた顔になってしまったんです。
しばらくすれば治るかと思っていたのですが、
5年たった今も治らず、本当に元に戻したいです><
脂肪がなくなったというよりは、ほっぺたの脂肪が、あごの方に落ちた感じになっています・・・。
「再度、技量のある医者に治療を受けて皮膚と筋肉の癒着を解消する必要がでてきます。」
と書いてありますが、この場合、皮膚科に行ったら良いのでしょうか?
良い治療法があれば、教えて頂けると助かります。
よろしくおねがいします!><
だいぶ前の記事のコメントで失礼します。
とても困っているので、相談にのって頂けないでしょうか?
実は5年前に、「無料で小顔になるモデルをやらないか」とキャッチに引っかかってしまい、超音波美顔器を使って、顔の右側だけ美顔器をあてられました。結果、右側だけ脂肪が落ちた感じになったのですが、この記事に書いてあるように、目元と口元にシワができてしまい、右側の顔だけ、老けた顔になってしまったんです。
しばらくすれば治るかと思っていたのですが、
5年たった今も治らず、本当に元に戻したいです><
脂肪がなくなったというよりは、ほっぺたの脂肪が、あごの方に落ちた感じになっています・・・。
「再度、技量のある医者に治療を受けて皮膚と筋肉の癒着を解消する必要がでてきます。」
と書いてありますが、この場合、皮膚科に行ったら良いのでしょうか?
良い治療法があれば、教えて頂けると助かります。
よろしくおねがいします!><
2. Posted by しんちゃん 2008年11月22日 09:36
nanaさん、こんにちは
おそらく超音波ではなく、筋肉を引き締める低周波だと思いますが、
短時間の処置で、脂肪組織が動くということは考えにくいです。
一度、設備が整った大きな病院の形成外科もしくは美容外科で見てもらったらどうでしょうか?
基本的には病気ではないので美容外科の範疇になると思います。
ただ、いきなり美容外科で手術を勧められ多額の費用を請求されるのも困るという
ことでしたら、形成外科の先生に診てもらって、手術して治すレベルのものか
日常的に化粧品を使用したお手入れとメイクでカバーできるものなのか、
そういったことを相談されたらよいと思います。
おそらく超音波ではなく、筋肉を引き締める低周波だと思いますが、
短時間の処置で、脂肪組織が動くということは考えにくいです。
一度、設備が整った大きな病院の形成外科もしくは美容外科で見てもらったらどうでしょうか?
基本的には病気ではないので美容外科の範疇になると思います。
ただ、いきなり美容外科で手術を勧められ多額の費用を請求されるのも困るという
ことでしたら、形成外科の先生に診てもらって、手術して治すレベルのものか
日常的に化粧品を使用したお手入れとメイクでカバーできるものなのか、
そういったことを相談されたらよいと思います。