頬の引きあげ・・エタノールの刺激は感じない?

2007年12月02日

ヒアルロン酸あれこれ

最近はたべるヒアルロン酸が人気のようですね。
結構売れているとか。

化粧品でもヒアルロン酸はコラーゲン並みに認知度が高いものです。

動物でも人間でもヒアルロン酸は細胞によって作られます。

下等生物である一部の菌もヒアルロン酸を作ります。

つまり、ヒアルロン酸を作る酵素は進化の過程で、
菌のような単細胞生物から人間にまで受け継がれているもの。

人間の皮膚にあるヒアルロン酸はコラーゲン繊維の間にゼリー状物質として
埋め込まれています。

コラーゲンはご存知の通り、革ジャンやハンドバック、財布などに
利用されている繊維です。
その繊維の間にはいることでクッション剤の役割をします。

ヒアルロン酸は、単にクッション剤だけではなく、
外部からの侵入を防ぐ役割を担っています。

ただ、中にはヒアルロン酸を分解する酵素を持ち合わせ、
毒素が動物の体内へ効率よく拡散させるように仕向けられているものもあります。

たとえば、ムカデなどの毒には、しっかりヒアルロン酸を分解する酵素も
セットになっており、毒を出す方も防御策への対応を進化させています。

ちなみに人間のヒアルロン酸分解酵素自体も炎症の原因となります。
生薬の有効成分は、この酵素の働きを抑えるものが多いのですが、
ニキビなど顔に炎症を起こしている方には、このヒアルロン酸分解酵素の
活性が上がっているケースも少なくないです。

ヒアルロン酸を合成する菌はいろいろいますが、乳酸菌が代表例です。
乳酸菌で発酵作るヒアルロン酸は、世界の化粧品の主流となっていますが、
資生堂やキューピー、紀文が有名です。
紀文は確か日本最大の製造メーカーですが、その他海外でも作られています。
ヒアルロン酸を作るのは簡単なのですが、菌とヒアルロン酸を分離して
特定の分子量のヒアルロン酸を選別していくというところに
高度な技術が必要なっています。

その他、遺伝子組み換え技術によって、大腸菌にヒトのヒアルロン酸合成遺伝子を
組み込んで作らせたヒアルロン酸もあります。こちらはアメリカで作られています。

なお、医療分野で使われるヒアルロン酸は化粧品と違って、
分子量が400万や600万、それ以上のものが使われることもあります。
ヒアルロン酸がなくなると一番困るのが、関節で、ぎしぎし痛むようになります。

この関節をスムーズに動かすには400万以上のヒアルロン酸が必要ですが、
ただ、ヒアルロン酸は時間と共に分解していくため、新たに注射で入れる必要があります。

何度も痛い注射をして入れるのは患者にとって大きな負担です。
そこで400万以上のヒアルロン酸になると、作れませんので、
ヒアルロン酸同士を化学的な方法で処理して、くっつけて巨大分子とするのです。

ちなみにヒアルロン酸はアミノ糖がいくつもくっついたポリマーです。

アミノ糖同士から水を取れば、分子が大きくなってつながっていきますし、
逆に80℃以上の高温や酸などでは水を分子に与えられると切断されて小さくなります。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品原料 

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