2008年01月29日
肌にはどのくらいの菌がいるのかな? その2
顔にいる菌というのは、皮脂の多い男性の方が
なんだか多いような気がしますが、実際は個人差が多いようです。
下のグラフは男女48人から採取した菌の分布を示しています。
空気のあるところで繁殖する好気性菌を237種類、
空気のないところで繁殖する嫌気性菌を138種類検出しています。
好気性菌の中で最も勢力が強いのは、表皮ブドウ球菌で
逆に嫌気性菌の中では、アクネ菌が最も強くなります。
なお、下のグラフの縦軸は対数となっていますので、
1が10個、2が100個、3が千個、4が1万個、5が10万個、
6が100万個、7が1000万個となります。
男性の頬で嫌気性菌が10万〜1000万個、好気性菌が500〜50万個、
これに対して女性の頬は嫌気性菌が1万〜1000万個、好気性菌が100〜10万個の範囲となっています。
500個から50万個なんて非常に大きなばらつきですが、
それだけ肌にいる菌は個人差が大きいということです。
多ければ、ニキビが出来やすくなる可能性もありますが、
少なければ外部から菌が肌に取り付いたとき、
常在菌だけで排除できなくなることもあります。
図をクリックすれば大きくなります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│化粧品