ファンデーションを構成する粉体 粉での乾燥ファンデーションを構成する粉体 粉での乾燥 その3

2008年05月27日

ファンデーションを構成する粉体 粉での乾燥 その2

粉体は、水や油を吸うと書きましたが、実際はどのくらい吸うのでしょうか?

文献から抜き出すと、吸収量が粉体1g当たりの油の吸収量になりますが
シリカ 6ml
炭酸マグネシウム 5.4ml
酸化マグネシウム 3.3ml
カオリン 2.7ml
タルク 2.5ml
米デンプン 2.1mlとなっています。

水の吸収については、
シリカ 8.7ml
炭酸マグネシウム 4ml
酸化チタン 2.3ml
カオリン 1.5ml
タルク 1.4ml
酸化亜鉛 1.1ml
米デンプン 0.8mlとなります。

ただ、粉の吸収量は、どれだけ汗や皮脂と接触面積が広いかでも
変わってきます。つまり、粉の粒度が小さくなればなるほど、
液体との接触面積が増えて、それだけ吸収量も多くなっていきます。

これだけ粉によって吸収量が違うと、
粉おしろいやMMUは選択する原料や配合割合によっては、
乾燥感や化粧崩れなどが、かなり変わるということがわかると思います。

shin_chanz at 00:01│Comments(2) 化粧品 | ミネラルファンデーション(MMU)

この記事へのコメント

1. Posted by エディ   2008年05月27日 21:54
パウダーファンデは一番刺激が弱いってよく聞きますが、やっぱり乾燥するんですよね・・・。
乾燥肌はリキッドの方がいいんですかねえ?
でも肌にわるそうなイメージがあります。
練り状ファンデが無難ですかね?
2. Posted by しんちゃん   2008年05月28日 22:05
エディさん、こんにちは

パウダーファンデでだとオイルや保湿剤の量が限られるので、乾燥することもあるかもしれません。
この辺りは下地クリームなどで調整するしかないですね。

リキッドはオイルや保湿剤を配合できるので、その分乾燥しにくいものです。
日本ではパウダーファンデがメインですが、
アメリカではリキッドがメインです。
向こうは化粧水の後にリキッドみたいな2ステップでの使い方をします。
その分、リキッドに保湿力がないと売れないようですが。

練り状ファンデも油分などが多い分、パウダーよりは良いと思います。

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