菌というもの その5 消毒液の中でも繁殖する菌お米

2008年09月26日

菌というもの その6 口の中の細菌

身体の中でも口の中というのは、水分が豊富にあります。

唾液には抗菌性のタンパク質が分泌されているはずなのですが、
関係なしに菌は繁殖しています。

皮膚に存在している菌より桁違いに多量の菌が生息しています。

甘いものを食べると歯を磨きなさいとよく言われますが、
ご存知の通り、菌は砂糖を栄養源にして酢酸や乳酸、琥珀酸等をつくり、
特に乳酸によって歯のカルシウム分が溶かしだされ、虫歯の原因となります。

口の中にいる菌の数を測定するのは少々困難です。

それは、歯の表面にいる菌と舌表面、唾液や歯肉部分にいる菌が
それぞれ異なるからです。

特に菌が多いのは、歯垢部分。プラークとも呼ばれますが、
歯を磨いている人と、そうでない人では大きく菌の種類が異なっています。
ちなみに菌の量はプラーク1mg(1gの1000分の1)で1千万個と
糞便と同じくらいの割合で細菌が存在しています。

この歯周病菌に対抗して、白血球は攻撃をしかけますが、
歯周病菌は白血球を殺す毒素や白血球の活動を抑えたり、
食作用を回避する物質を産出するほか、歯を支えているコラーゲンや
ヒアルロン酸を分解する酵素を放出し、歯肉を痩せ衰えさせていきます。

このため、歯と歯肉の境界にある歯周ポケット(歯肉溝)から
歯垢を如何に取り除くか重要となってきます。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
菌というもの その5 消毒液の中でも繁殖する菌お米