肌と過酸化脂質肌と過酸化脂質 その3

2009年04月01日

肌と過酸化脂質 その2

屋内で過ごした場合は、数十%の過酸化脂質の増加で収まりました。

それでは自然光の元ではどうでしょうか。

真夏の屋外で6時間太陽を浴びた場合、背中と頬でどのくらい過酸化脂質が
増えるのか確認されています。

頬の場合、1層目は100×10−5nmol/mm2で、2層目から5層目までは
20〜40×10−5nmol/mm2で、大きく過酸化脂質は増加しています。

最外層では5倍の過酸化脂質となり、それ以外の内側の層でも2倍程度増えています。

太陽光は肌表面だけではなく、内部の酸化も促していることがわかります。

ちなみに過酸化脂質が増えるのは、太陽光を浴びたときだけでなく、
炎症などを引き起こしたときも過酸化脂質が増える原因となります。

しみが多い部分も過酸化脂質が増えている場合もあり、顔面黒皮病や乾斑では
健康の人にくらべて、8.5倍程度過酸化脂質が増えているという指摘があり、
過酸化脂質の増加は、皮膚の炎症やしみの原因となります。

この論文では過酸化脂質の量は、太陽光を浴びる時間に比例して、
2時間なら2倍、4時間なら3倍、6時間では5倍に増えることが示されています。

ちなみに5倍も過酸化脂質がふえると、さすがに皮膚は赤くなり、
ところどころ皮膚がめくれたような状態となります。

わざと酸化させたリノール酸を24時間上腕部に貼り付けて様子を観察したところ
炎症と色素沈着が生じたという報告もあり、過酸化脂質をいかに低減させるかというのは美容上重要なポイントとなります。

そこで、過酸化脂質を減らすためにビタミンC誘導体をはじめとする様々な抗酸化剤が開発されています。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 細胞機能 

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