NMF成分 その1NMF成分 その3

2009年04月10日

NMF成分 その2

ピロリドンカルボン酸ナトリウムは、肌にある成分なのに多く配合すると
赤みがでる成分として知られています。

そのため、当初は刺激性が強いのではないかと疑われましたが、
皮膚の細胞に取り込まれると、一酸化窒素に変換され、この一酸化窒素により血行が促進されることがわかりました。

ほかにアミノ酸系で血行促進を行う成分としては、アミノ酸のアルギニンも同じ効果を持っています。

こちらも同じように細胞で分解され、一酸化窒素となることで、血行を促進します。

あまりに多く配合すると、赤みがでて、刺激が強いと誤解されるため、配合量を制限する必要がありますが、目のクマ対策など、血行の促進が必要な部分についてはなかなか有意義な成分です。

ちなみにピロリドンカルボン酸をアルギニンで中和したものは、血行促進剤としてノエビア社から特許が申請されています。

なお、ピロリドンカルボン酸は、グルタミン酸から製造されています。
160℃で加熱することで、脱水反応が起こり、グルタミン酸からピロリドンカルボン酸へ変化します。

グリセリン並みの保湿力を持つため、たばこやインキ、紙などにも保湿剤として使われることもあります。

ただ、問題は、乳酸ナトリウムもそうなのですが、配合量が多いとべたつくこと。

グリセリンもべたつきという問題がありますが、ピロリドンカルボン酸ナトリウムも保湿力があるからといって多く配合すると、べたつきがでてしまいます。
そのため、使用感の点から配合量は限られてきます。

ヒアルロン酸やコラーゲンなどといった高分子系の保湿剤は、濃度が高いと
つっぱり感がでますし、ピロリドンカルボン酸ナトリウムや乳酸ナトリウム、
グリセリンは濃度が高いとべたつきが生じ、この高分子系の成分と
低分子系の保湿剤を組み合わせることで、両方の短所を克服し、長所を生かすことが出来ます。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 細胞機能 

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