NMF成分 その2角化不溶性膜

2009年04月13日

NMF成分 その3

NMFの成分が肌から流出すると、乾燥し、肌が硬くなってきます。

流出の原因は、色々ありますが、セラミドなどのバリア成分が少なくなることにより、角質細胞から抜けていくのが一番多いです。

NMFは水に良く溶けるアミノ酸やそのほかの成分から成り立っていますので、
単なる水の洗顔でも角質層に入り込んだ水に溶け込んで、抜けていきます。

バリア成分は油ですので、角質層を油でコーティングし、水の侵入を防ぎますが、
バリア成分が少ない場合は、そういったことも期待できず、
洗顔や入浴時、汗をかいたときなど、侵入してきた水にNMF成分が溶けて
あっけなく流出してしまいます。

また、NMF成分は、皮膚の酵素により、皮膚が分解される過程で
出来るものです。

皮膚の原料は水を良く吸う成分から多くできているので、
元の原料に戻すように分解し、一部はもっと水を吸う成分へ変化させることで、
水分を保持できるように作り変えていきます。

実に合理的なシステムだと、感心してしまいますが、
皮膚を分解し、十分な保湿成分を作るためには、それなりの時間が必要です。

肌荒れなどが起きると、肌が白く剥けるようになりますが、
そのような状態は、角質層が幾層にもつながって剥がれていく証拠。

本来、一枚ずつ剥がれることで、十分に熟成され、保湿成分もできるはずなのが
肌荒れを起こすと、皮膚がどんどん剥がれていき、熟成時間が確保できません。

そのため、肌荒れが続くという悪循環に陥ります。

NMFが抜けて硬くなる代表的な例は、足のかかとです。
かかとはターンオーバーが遅くなり、通常は20層くらいの細胞の厚みが
50層にもなっています。

はがれにくくなるということは、それだけ入浴回数を経験するということにもなります。
そのため、かかとの最外層というのは、入浴や汗などでNMFがかなり抜けてしまい、柔軟性が保てず硬くなりがちになります。

shin_chanz at 00:01│Comments(2) 化粧品原料 

この記事へのコメント

1. Posted by エディ   2009年04月13日 18:10
私はアトピーもちの超乾燥肌なので、セラミド入りのクリームじゃないと全く効かず、粉がふきます。
今までで一番効いたのは、ロコベースリペアクリームです。
セラミド3入りで、めっちゃ硬いクリームです。
顔に塗るとベタベタ感が半端じゃないですが、これじゃないと効きません・・・。

話は変わりますが、日焼け止めのことで、振ってから塗らないといけない乳液タイプのものと、振らなくていいクリームタイプやジェルタイプのものがありますが、どっちが刺激が弱いですか?教えてください。
2. Posted by shin_chanz   2009年04月13日 22:42
エディさん、こんにちは

硬くてべたべたするクリームが良いというのはわかります。
硬いオイルを配合して、油分が多く肌の表面にとどまりやすいクリームですね。

昔の保湿クリームはそういうものが多かったのですが、
今のクリームは使い心地優先なため、浸透性の良いオイルで
水が主成分のため、さっぱりとした使い心地なため、
アトピーの方には物足りないものが多いと思います。

さて、刺激性ですが、まず一般的には紫外線吸収剤を使用していないものが
刺激は低くなります。ただ、紫外線吸収剤を使用していてもカプセルの中に
入っているのでしたら、このカプセルは肌の中に浸透しないため、
刺激は低くなります。

一概にジェルか、クリームか乳液では判断できませんが、
振って使うものの場合は紫外線吸収剤が入っていないことも多いので
刺激は低いほうだと思います。

やたらSPFやPFAの数値が高いものは、紫外線吸収剤の配合割合が多いので、
刺激は高くなる場合があります。

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