ロタウィルス・・・子供のアザ治療

2009年04月22日

ロタウィルス その2

ロタウィルスについて、家にある標準微生物学に載っていましたので、
参考に書いておきます。

日本では5歳までにほぼすべての子供がロタウィルスに感染するということですので
感染を予防するのは、難しい病気です。

ただ、幼児でも年長になれば、親の言うことをきいて、食塩や砂糖をまぜた水を
のめるなら脱水による重症化は防げそうな気がします。

発展途上国では、毎年80万人の子供がこのウィルスによって死んでいます。
十分な医療設備がないため、点滴で栄養分を注入できないのが原因のようです。

ロタウィルスに感染しても自然経過でよくなることも多く、医療機関を受診するのは
8人に1人で、そのうち2割が脱水症状で入院するようです。

たしかにうちの子供は2歳なので、水を飲めと言い聞かしても自ら飲むことはなく、
無理やり飲ませるしかありません。ただ、無理やりのまそうとしても多少知恵が
あるのか、すぐに吐き出して、全く飲もうとせず苦労したのもしばしば。

小児救急病院の医師からは、入院して24時間点滴での治療も提案されましたが、
それだけ脱水で入院する子供が多いということでしょうか。

文献には、小児の入院患者のうち、4割が脱水症状を占めるとありますから、
水を飲ませようとしても嘔吐や飲みたくないという子供の意思により
水を十分にとることができず、入院する子が多いのが現状でしょうか。

私の住んでいる市は、入院しても子供の医療費はごくわずかな負担で済ますし、
入院して、専門医の治療を受けるのも悪くはないと思いました。

ロタウィルスが感染を起こすのは、腸の細胞の中でも最も外側に位置する細胞で
この細胞がやられることで、栄養の吸収がままならなくなり、下痢が起こります。
栄養分の吸収を担う細胞が集中攻撃を受けるのですから、下痢は当然でしょう。

ただ、腸の細胞には、白血球がたくさんいますので、感染した腸の細胞を
白血球が攻撃することで、感染の拡大を防ぎます。

最後に肌のターンオーバーと同じく、感染した腸の細胞を切り離して、
丸ごと生まれ変わることで、一週間程度で回復します。

水を飲んで下痢を引き起こし、感染した腸の細胞をどんどん排出する必要があるため
電解質の入った水の飲むことが治療の基本となるようです。

ちなみにロタウィルスに対するワクチンは開発され、欧米で使用されましたが、
重度の副作用を起こす可能性があり、発売中止となっています。

ウィルスを弱まらせて作ったワクチンのようですが、残念ながら体質によっては
弱いはずのウィルスに体が負けることもあるようです。


shin_chanz at 00:01│Comments(0) 病気 

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