2009年06月19日
グリチルリチン酸について
甘草の有効成分であるグリチルリチン酸は水溶性の成分で、抗炎症効果を期待して、化粧水等によく配合されています。
同じく甘草の有効成分で、油に溶けるタイプの抗炎症成分で、グリチルレチン酸というものもあります。
こちらはグリチルリチン酸に塩酸などの酸を作用させることで、一部分解し、
油に溶ける部分だけを抽出して作られたもの。
基本的にグリチルレチン酸がステロイドに化学構造が良く似ているため、
抗炎症効果があるのですが、ステロイド剤のように夜塗れば、
朝には肌が回復しているというような、即効性はありません。
じわじわと肌を回復させていくようなものです。
特に化粧品は、医薬品ではないので、実際に治療するほどの量は、配合されません。
グリチルリチン酸やグリチルレチン酸の良いところは、副作用が少ないこと。
毎日、連続して使う化粧品に副作用の薬剤を使用するわけにはいきませんが、
グリチルリチン酸は作用が緩慢なため、配合量を守れば安全に使いこなせる成分であります。
ちなみにグリチルリチン酸自体は油に溶ける部分と水に溶ける部分が共存するため、界面活性剤としての作用もあります。
そのため、グリチルリチン酸を乳化剤として使う研究なども行われています。
グリチルリチン酸自体は、甘みがあるため古くから甘味料としても使われており、
砂糖の100倍を持ち、塩味によく合う甘みとして知られています。
そのため、味噌やしょうゆ、漬物などの甘味料として、使用されています。
なお、グリチルリチン酸は配合量が多いと肌を乾燥させるデータもあり、
適切な配合量で使うことが望ましい薬剤でもあります。
同じく甘草の有効成分で、油に溶けるタイプの抗炎症成分で、グリチルレチン酸というものもあります。
こちらはグリチルリチン酸に塩酸などの酸を作用させることで、一部分解し、
油に溶ける部分だけを抽出して作られたもの。
基本的にグリチルレチン酸がステロイドに化学構造が良く似ているため、
抗炎症効果があるのですが、ステロイド剤のように夜塗れば、
朝には肌が回復しているというような、即効性はありません。
じわじわと肌を回復させていくようなものです。
特に化粧品は、医薬品ではないので、実際に治療するほどの量は、配合されません。
グリチルリチン酸やグリチルレチン酸の良いところは、副作用が少ないこと。
毎日、連続して使う化粧品に副作用の薬剤を使用するわけにはいきませんが、
グリチルリチン酸は作用が緩慢なため、配合量を守れば安全に使いこなせる成分であります。
ちなみにグリチルリチン酸自体は油に溶ける部分と水に溶ける部分が共存するため、界面活性剤としての作用もあります。
そのため、グリチルリチン酸を乳化剤として使う研究なども行われています。
グリチルリチン酸自体は、甘みがあるため古くから甘味料としても使われており、
砂糖の100倍を持ち、塩味によく合う甘みとして知られています。
そのため、味噌やしょうゆ、漬物などの甘味料として、使用されています。
なお、グリチルリチン酸は配合量が多いと肌を乾燥させるデータもあり、
適切な配合量で使うことが望ましい薬剤でもあります。
shin_chanz at 17:24│Comments(0)│
│化粧品原料