2009年06月26日
高分子 その2
キサンタンガムは、化粧品ではまあまあ使われる増粘剤です。
まあまあという表現は、自然派化粧品などがメインになるからです。
ブドウ糖もしくはでん粉を発酵して作る高分子で、発酵系では一番生産量が多いと思います。
食品などにも良く使われます。
このキサンタンガムの長所は自然由来ということですが、弱点はなぜか菌汚染されやすいこと。
水に溶けにくい為、水溶液にするときには、苦労しますが、
塩類が多くても増粘することができます。
塩類といえば、保湿目的のミネラル成分ですが、こちらは配合量が多いと
べたつくため、それほど多くの量は配合されません。
むしろ、塩類とはちょっと違うビタミンC誘導体の増粘に使われます。
ビタミンC誘導体は、塩類とは違いますが、高分子の周りの水分を
自分に引き寄せる為、カルボマーでは増粘できません。
高分子の特徴は、フィルムのような膜を張ること。
様々な高分子があり、髪に向いているもの、肌に向いているもの、色々ありますが、
肌に使うものは、感触が一番大事。逆に髪に使うものは、感触も大事ですが、
それより皮膜を張って髪を保護する効果が求められます。
髪に使う場合は、髪形の維持が大事で、風が吹いても髪形が崩れないこと、
雨が降っても髪が広がらないことが重要視されます。
スキンケアで使われる高分子素材が、髪のセット能力があるかというと
ぜんぜんなくて、逆に髪に使う高分子を肌に使うと皮膜感がありすぎて、
肌がつっぱるような感じになります。
つまり、髪と肌では要求する性能が違うため、使われる素材も全くの別物となります。
まあまあという表現は、自然派化粧品などがメインになるからです。
ブドウ糖もしくはでん粉を発酵して作る高分子で、発酵系では一番生産量が多いと思います。
食品などにも良く使われます。
このキサンタンガムの長所は自然由来ということですが、弱点はなぜか菌汚染されやすいこと。
水に溶けにくい為、水溶液にするときには、苦労しますが、
塩類が多くても増粘することができます。
塩類といえば、保湿目的のミネラル成分ですが、こちらは配合量が多いと
べたつくため、それほど多くの量は配合されません。
むしろ、塩類とはちょっと違うビタミンC誘導体の増粘に使われます。
ビタミンC誘導体は、塩類とは違いますが、高分子の周りの水分を
自分に引き寄せる為、カルボマーでは増粘できません。
高分子の特徴は、フィルムのような膜を張ること。
様々な高分子があり、髪に向いているもの、肌に向いているもの、色々ありますが、
肌に使うものは、感触が一番大事。逆に髪に使うものは、感触も大事ですが、
それより皮膜を張って髪を保護する効果が求められます。
髪に使う場合は、髪形の維持が大事で、風が吹いても髪形が崩れないこと、
雨が降っても髪が広がらないことが重要視されます。
スキンケアで使われる高分子素材が、髪のセット能力があるかというと
ぜんぜんなくて、逆に髪に使う高分子を肌に使うと皮膜感がありすぎて、
肌がつっぱるような感じになります。
つまり、髪と肌では要求する性能が違うため、使われる素材も全くの別物となります。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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