成分の吸収 その2成分の吸収 その4

2009年08月14日

成分の吸収 その3

成分の浸透ルートには、毛穴ルートと角質層の細胞そのものを突き破るルート、
そして、角質層の細胞と細胞の間に存在するセラミドを通るルートの3種類があります。

頭皮などで、毛穴面積が大きい場合には、毛穴ルートは見逃せませんが、
通常は皮膚面積に比べて、毛穴の面積は小さいため、浸透にはほとんど関与しません。

細胞そのものを破るルートも皮膚が爛れるような化学兵器ならともかく、
通常、化粧品ではそのような化学薬品は使われないため、このルートもありません。

そもそも細胞そのものを壊すと、修復にはかなり時間がかかり、
開いた穴がふさがらないと細菌汚染などの問題が生じます。

もっとも有力なのは、セラミドを通るルートです。

角質細胞は、水によくなじむたんぱく質の塊で出来ているのに、
現実的には、油性の強い成分の方が吸収がよくなります。

たんぱく質なら、水溶性成分の方がなじみよく浸透しやすそうに思えますが、
成分の浸透ルートを考えると、油で出来たトンネルを通過して、
皮膚内に入るため、油性の成分の方が角質層を抜けやすくなります。

このセラミドのトンネルを抜けやすくするために、トンネルの間口を
広げる成分もあります。

水に溶ける成分と油に溶ける成分をくっつけたもので、エステル油というのが
それに相当します。

これらは界面活性剤ではなく、さっぱりとした油分に分類されますが、
分子構造において水と油の両方になじむ構造を持っています。

ただし、水には溶けませんので、界面活性剤のような働きは一切ありません。

乳酸オクチルドデシルなど、ピーリングに使う乳酸と高級アルコールを
くっつけて作ったエステル油は、主に育毛剤などに使用されています。

ただ、エステル油の成分は、セラミドの配列を緩めるだけで、
バリアを壊すほどの力はありません。

shin_chanz at 00:01│Comments(3) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by あき   2009年08月14日 06:58
5 こんにちわ。いつもありがとうございます。コラージュD石鹸について聞きたいんですが、これは角質を剥がす力は強いですか?
ピーリングなど過剰なケアによってターンオーバーが早く角質が未熟で毛穴が詰まってしまう感じです。
純石鹸だとヒリヒリするときがあります。
医者もあまり知識は無いようで困っています。
よろしくお願いします。
2. Posted by しんちゃん   2009年08月14日 08:58
あきさん、こんにちは

コラージュDの固体石鹸なら、角質を剥がす力は弱いですね。
アルカリ性が低いからです。
通常の石鹸はpH10−11くらいあるので、それだけでもピーリング効果はあります。
コラージュはpH8−9くらいだと思いますので、ピーリング力は弱くなります。

これ以上弱いものになると、ミノンなどになるでしょう。

あと、石鹸は出来るだけ、泡立ちネットを使って、泡で洗うようにしてください。
手に石鹸をつけて洗顔するのではなく、ネットを使って、泡を立たせて、
その泡を顔に押し付けるような感じで手で直接こすらないようにして洗顔してみて下さい。
3. Posted by あき   2009年08月14日 11:59
5 迅速な回答ありがとうございます。
良く泡立てて優しく洗ってみたいと思います。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
成分の吸収 その2成分の吸収 その4