成分の吸収 その5薬事法改正

2009年08月21日

成分の吸収 その6

角質層では、油に溶ける成分が、生きた細胞層では水に溶ける成分の方が浸透性が高いと書きました。

保湿成分なら、角質層の上層部を潤せばよいので、あまり角質層へ吸収されていくのも考え物です。

しかし、美白やアンチエイジングになると、角質層を抜けて、生きた細胞層に
届かないといけません。しかも、油に溶けるだけではなく、水に溶ける必要があります。

通常、美白成分やアンチエイジング成分というのは、水溶性のものが多く、
成分の浸透性を高めるとなると、この水溶性の成分を如何に油溶性へ変化させるかということになります。

ただ、単純に油に溶ければ良いというものでもありません。

もし、水溶性の成分を油に溶けるように変化させることに成功しても
ずーと油溶性の成分のままでは、きちんとした効果を発揮させることはできません。

つまり、角質層を抜けた時点で、元の水に溶ける成分へと戻っているのが
理想的なのですが、都合よく元の成分に戻すという仕事をどうやって成しえるのかが問題となります。

ここで、皮膚を観察してみると、皮膚の構造というのは、大きく変わりませんが、
各細胞レベルでは、毎日様々な変化が起こっています。

とくに角質層では、細胞内ではたんぱく質が分解され、保湿成分に変化したり、
細胞の外側を頑強に補強したりと、すごい勢いで細胞が変化していきます。

この細胞レベルで変化を起こしている中心的な役割を担うのが、酵素。

つまり、酵素を利用することで、皮膚へ浸透した成分は、皮膚に元々ある成分と同様に変化を受けます。

ただし、酵素も色々な種類が存在し、あまり人間の皮膚に存在しないような酵素を利用する変化をつけると、元の活性のある成分に戻らないという問題が生じます。

実際、ビタミンC誘導体の中には、ほとんど皮膚に存在しない酵素を利用しなければ、ならないものもあります。(化粧品への配合には滅多に見かけません)

そのため、メジャーな酵素を利用して、元の活性のある成分へ戻すということが第一に検討されます。

shin_chanz at 00:02│Comments(3) 化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by たく   2009年08月21日 11:57
成分の吸収について、有名人(美容研究家や医師)のお教えをどう思われますか?相反する意見があって、自分ではわかりません・・・

その1、美容液などを有効に吸収させる「道」を肌に作るため、コットンで化粧水パックすべし。

その2、加齢により肌の水分量は減るので、化粧水パックは必ずすべし。

その3、化粧水パックは3分以上はダメ。コットンに水分が戻り、肌は乾く。

その4、化粧水パックは、キッチンペーパーで20分以上必要。

その5、化粧水パックは意味がない。肌の構造は本のようなもの。本を水浸しに、乾いたときは紙はガビガビ、本の体裁は乱れる。肌もこれと同じで、化粧水パックの後は角質が乱れ、余計に乾く。これを防ぐには、洗顔の後、ワセリンなどの単純な油分を軽く押し付けし、角質の毛羽立ちを抑えるのがよい。(これにより天然保湿成分「垢」の剥落を最小限抑える)

その6、肌の手入れには、水溶性のものがもっともよい。油分を用いるべきでない。油分は肌が出す分で十分。

その7、クレンジングオイルはオリーブオイルがよい。(界面活性剤がないので、肌へ軽負担)

・・・いかがでしょうか。その1からその4の化粧水パックを推奨する方の肌は、本などで拝見する限りとてもきれいですが、医師ではありません。その5をいう方は医師です。トゥヴェールのVCH100は「その5」には適しますが、「その6」から言うと不適ですし・・。化粧水で成分を油分でナノ化しコーティングしたものもありますが、それは水溶性?油溶性?あぁ!わからなくなってきました!

ご意見いただければ幸いです・・・
2. Posted by しんちゃん   2009年08月23日 11:22
たくさん、こんにちは

医師の意見は、どの大学出身かで、だいぶ違うとお考えください。
スキンケア外来などがあるような大学と、そうでない大学出身では違うでしょう。
また、年代によっても考えはかなり異なるかと思います。

5と6は極端すぎるでしょう。電気的な装置を使えば、角質層の水分量を
推し量れますし、そうすると油分を用いるべきでないという考え方は出てこないと思います。

7はあまり化粧品のことを知らない方なのかなと思います。
数十年前ならともかく、今のシリコーン入りのメイク化粧品は、オリーブオイルだけでは落ちませんので。
皮脂でメイクが崩れないために、あえてシリコーンやフッ素で皮脂とのなじみを悪く
しているので、皮脂に近いオリーブオイルだけでは落とせないです。

1から4は、一般的な考えただと思います。
目の下のしわに対するパックは、長時間行ったほうが効果的なときもありますし、
全顔の場合は、短いほうが良いこともあります。

肌のお手入れに使える時間も、家庭環境、生活環境によって大きく異なると
思いますので、ご自身がお手入れを行ったと満足する時間、
たとえば、5分なら5分を習慣にして行われるのがよいと思います。

長い時間のパックというのは、習慣性の点から見ると、結構長続きしない可能性があるので、ある程度短いほうがよいのかなと思います。
3. Posted by たく   2009年08月23日 12:21
素人のとりとめない質問に丁寧にお答えいただきありがとうございます。参考になりました。

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