2009年10月02日
アタックNEO
いろんなところでキャンペーンをやっていますので、使ってみました。
汚れ落ちもなかなかなもので、まあ、仕上がりもまずまずではないでしょうか。
さて、洗剤の歴史を見ると、泡が少ない液体洗剤というのが登場したのは、約20年前。
ただ、そのときは泡立ちが悪く、洗濯=泡という概念が根強く、
結局、泡が立たない洗剤は失敗に終わっています。
今回、再挑戦するNEOの売れ行きに各社注目しています。
ちなみにすすぎが1回で出来るというのは、なんだか不思議なような気がしますが、
レストランで使われている業務用自動食器洗浄機用の世界では、特に難しい技術でもありません。
あの機械では、厨房に集められた食器をすぐに洗って、使えるようにするために
1分程度で洗浄を完了し、すすぎもすぐに終えなければなりません。
しかも自動食器洗浄機では強い圧力で水を皿やコップに当てて、
汚れを剥がしていきます。
泡が立つと泡がクッションになり、水で汚れを削ぐ力が落ちて、
洗浄力に影響するため、特殊な界面活性剤が使われていました。
アタックNEOはどうやらその界面活性剤を応用して作られているようです。
通常、台所洗剤や洗濯洗剤の主剤にはポリオキシエチレンラウリルエーテルという
界面活性剤が使われるのですが、これだと泡切れが悪くしかもこれ単体だと
冷たい水に溶けにくいという問題があります。
特に北海道での使用を想定すると、かなり低温の水にも溶けて洗浄力を
発揮しなければならないという問題に直面するのですが、
冷たい水に溶け残し無しで溶かすというのは難しいです。
粉石鹸では必ず溶け残りが発生します。
前述の界面活性剤では、そもそも原料そのものが冷水には溶けにくいため、
水にすんなり溶けるような配合が必要となり、副材料も多くなります。
しかし、原料そのものが冷水に溶けやすいものなら、
副材料も少なく済み、しかもすすぎの水が節約できるというメリットがあります。
ただ、この場合、洗濯時の泡立ちが悪くなるため、使っている人にとっては
(泡立ちが少ないため)本当に洗濯できているのか不安があり、ここが普及のネックになっていました。
この点を節水という新たな視点を加えて、クリアできたのは大きいと思います。
通常、洗濯にかかるコストは、洗剤代より水道代の方が高いので、
節水は洗濯代のコストダウンにつながります。
また、粉末洗剤や粉末石鹸を作る設備というのは、非常に大きくて、ビル並みの大きなドライヤー設備を用いて、水分を蒸発させ、洗剤を粉末化していきます。
液体洗剤はこういった大掛かりな設備が必要なく(原料を混ぜるだけの釜があればいい)、水分を蒸発させるための重油も必要でないため、CO2削減にも大きなメリットを生み出します。
汚れ落ちもなかなかなもので、まあ、仕上がりもまずまずではないでしょうか。
さて、洗剤の歴史を見ると、泡が少ない液体洗剤というのが登場したのは、約20年前。
ただ、そのときは泡立ちが悪く、洗濯=泡という概念が根強く、
結局、泡が立たない洗剤は失敗に終わっています。
今回、再挑戦するNEOの売れ行きに各社注目しています。
ちなみにすすぎが1回で出来るというのは、なんだか不思議なような気がしますが、
レストランで使われている業務用自動食器洗浄機用の世界では、特に難しい技術でもありません。
あの機械では、厨房に集められた食器をすぐに洗って、使えるようにするために
1分程度で洗浄を完了し、すすぎもすぐに終えなければなりません。
しかも自動食器洗浄機では強い圧力で水を皿やコップに当てて、
汚れを剥がしていきます。
泡が立つと泡がクッションになり、水で汚れを削ぐ力が落ちて、
洗浄力に影響するため、特殊な界面活性剤が使われていました。
アタックNEOはどうやらその界面活性剤を応用して作られているようです。
通常、台所洗剤や洗濯洗剤の主剤にはポリオキシエチレンラウリルエーテルという
界面活性剤が使われるのですが、これだと泡切れが悪くしかもこれ単体だと
冷たい水に溶けにくいという問題があります。
特に北海道での使用を想定すると、かなり低温の水にも溶けて洗浄力を
発揮しなければならないという問題に直面するのですが、
冷たい水に溶け残し無しで溶かすというのは難しいです。
粉石鹸では必ず溶け残りが発生します。
前述の界面活性剤では、そもそも原料そのものが冷水には溶けにくいため、
水にすんなり溶けるような配合が必要となり、副材料も多くなります。
しかし、原料そのものが冷水に溶けやすいものなら、
副材料も少なく済み、しかもすすぎの水が節約できるというメリットがあります。
ただ、この場合、洗濯時の泡立ちが悪くなるため、使っている人にとっては
(泡立ちが少ないため)本当に洗濯できているのか不安があり、ここが普及のネックになっていました。
この点を節水という新たな視点を加えて、クリアできたのは大きいと思います。
通常、洗濯にかかるコストは、洗剤代より水道代の方が高いので、
節水は洗濯代のコストダウンにつながります。
また、粉末洗剤や粉末石鹸を作る設備というのは、非常に大きくて、ビル並みの大きなドライヤー設備を用いて、水分を蒸発させ、洗剤を粉末化していきます。
液体洗剤はこういった大掛かりな設備が必要なく(原料を混ぜるだけの釜があればいい)、水分を蒸発させるための重油も必要でないため、CO2削減にも大きなメリットを生み出します。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
│界面活性剤