ニキビ治療薬の副作用北海道に行ってきました

2009年10月16日

薬と日光

アロマの柑橘系の精油を肌に使うと、日光によってシミができるという知識をお持ちの方は多いかと思います。

過度の紫外線は、皮膚に赤みや水泡を生じさせますものですが、日光によって毒に変わる成分も存在し、そういったものが皮膚に存在すると皮膚炎の原因となります。

日光によって皮膚中の成分が、ビタミンDのような有益な成分に変わるのと、化学的な反応は似た部分がありますが、皮膚にとっては大きな違いです。

光に当たって毒になる成分で一番有名なのは柑橘系の成分、ソラレンです。

特に激しいのがベルガモット油に含まれるもので、香水に使われたベルガモット油によって、数多くの女性の肌にシミが出来てしまいました。
患者が余りにも多いため、ベルロック皮膚炎という病名まで出来ているほどです。

現在の精油のほとんどは、柑橘系の精油であっても光毒性のある成分は蒸留によって除去しています。
ただ、これは化粧品用として使う場合で、単なるアロマ精油の場合には、いちいち除去する理由がないため、柑橘系精油を使う場合に注意が必要です。

なお、香水など柑橘系精油の入った化粧品を使わなくても皮膚炎になることもあります。
それは、果汁を肌につけた場合、果実を食べる際に飛び散った果汁に気がつかず日光に当たれば、皮膚炎の原因になることもあります。

ただし、皮膚炎を起こすためには、高濃度であることが必要で、また皮膚の抵抗力が強ければ、皮膚炎にはなりません。

ちなみに光によって皮膚障害が起こる場合、アロマ精油を直接皮膚に塗った場合と食べ物や服用した薬剤から成分が皮膚に移行して問題を起こす二通りの経路があります。

口から入って問題を起こす場合は、通常、医薬品が多く、普段飲む薬も日光による過敏症を起こす原因になりうる場合もあります。

肌荒れの原因が、薬によるものとは気がつきにくいものですが、該当するような薬を服用される場合は注意が必要です。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 皮膚病 

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