2010年05月24日
アミノ酸とタンパク質
本来保湿が優れるアミノ酸から出来た皮膚が水分不足になるというのは、不思議だと思いませんか。
タンパク質は色々あり、コラーゲンやエラスチンといった真皮に存在するタンパク質は保水力に富みます。
なのに皮膚を覆うケラチンタンパク質は水に飢えている状態で、水を吸ってもすぐに吐き出してしまうという性質があります。
水を吸うとしっかり保持するコラーゲンとは大きな違い。
もし、コラーゲンのような保水タンパク質が表皮にあれば、乾燥に対する悩みはほとんど起きないのかもしれません。
しかし、無いものをねだっても仕方ありません。
ほかのタンパク質もそうなのですが、原料となるアミノ酸自体は保水作用があるのにアミノ酸同士が連なりタンパク質になると、その性質は一気に失われがちです。
これは水分を保持するための部分が、アミノ酸同士の連結に使われるためで、保水部分が無くなることにより、保湿効果が急激に落ちます。
たとえばタンパク質の塊である絹糸は自ら集めた湿気で常に濡れていても不思議ではありませんが、実際の保湿力は弱く低湿度下では乾燥しています。
絹糸を構成するアミノ酸自体は保水作用があるため、保湿剤として化粧品へ配合されることもしばしば。
また、アレルギーの問題もタンパク質では生じますが、アミノ酸の状態では原理上起こりません。
同じシルクでもアミノ酸かタンパク質そのものかでは、保湿力やアレルギー性は大きく違います。
タンパク質は色々あり、コラーゲンやエラスチンといった真皮に存在するタンパク質は保水力に富みます。
なのに皮膚を覆うケラチンタンパク質は水に飢えている状態で、水を吸ってもすぐに吐き出してしまうという性質があります。
水を吸うとしっかり保持するコラーゲンとは大きな違い。
もし、コラーゲンのような保水タンパク質が表皮にあれば、乾燥に対する悩みはほとんど起きないのかもしれません。
しかし、無いものをねだっても仕方ありません。
ほかのタンパク質もそうなのですが、原料となるアミノ酸自体は保水作用があるのにアミノ酸同士が連なりタンパク質になると、その性質は一気に失われがちです。
これは水分を保持するための部分が、アミノ酸同士の連結に使われるためで、保水部分が無くなることにより、保湿効果が急激に落ちます。
たとえばタンパク質の塊である絹糸は自ら集めた湿気で常に濡れていても不思議ではありませんが、実際の保湿力は弱く低湿度下では乾燥しています。
絹糸を構成するアミノ酸自体は保水作用があるため、保湿剤として化粧品へ配合されることもしばしば。
また、アレルギーの問題もタンパク質では生じますが、アミノ酸の状態では原理上起こりません。
同じシルクでもアミノ酸かタンパク質そのものかでは、保湿力やアレルギー性は大きく違います。
shin_chanz at 00:01│Comments(0)│
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