シコンエキス その2テロメア診断 その2

2010年07月16日

テロメア診断

もう10年くらい前だったかでしょうか、肌年齢の測定に乗り出そうとした大学がありました。

大手家電メーカーが経営していた化粧品会社(今は違うブランドになっています)と大学が提携して肌年齢を測定しようと。

肌年齢の測定は色々ありますが、細胞を採取して、直接その寿命を測定するのは初めての試み。

そもそも肌年齢をどのように定義するかが一番の問題でしたが、そのとき持ち出されたのがテロメア。

細胞の分裂回数を決める遺伝子で、分裂すればするほど、このテロメア部分が短くなり、ある一定の長さになる細胞は死にます。
がん細胞のような不老不死の細胞は、このテロメアを自分自身で延長して、細胞死を迎えることなく増殖していきます。

テロメアは年齢が高くなるほど、短くなる傾向にあったため、この診断法が有効と判断されましたが、最終的には実現することはありませんでした。

当時の厚生労働省が認めなかったからです。

テロメア診断自体は、細胞を採取して、テロメアの長さを遺伝子工学的に測定するだけなので、割と簡単にできます。

ただ、その結果の解釈は難しいだろうなと思います。

テロメアが長くてもシワがあったり、肌が綺麗だったりするので、テロメアだけでは判断できないと。

大手の化粧品メーカーの人間もテロメア測定については反対していたようです。
せっかくお手入れしているのにそれが無効と判断されるのは、絶対に許せないことでしょうし、テロメアと肌細胞の関係についてもまだまだ関連する証拠が不足しているのも問題でした。

今もテロメアの診断は出来ていません。
ただし、アメリカでは健康診断で遺伝子解析を行い、将来病気になるリスクを知らせるという高額なサービスが人気を博しています。

肌診断もそろそろ遺伝子工学的な手法が開発されてもいい頃だと思っています。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 細胞機能 

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