2010年09月10日
紫外線とビタミンC誘導体
なぜか、どこからの情報かわかりませんが、いつもこの季節になると毎年聞かれる質問があります。
それはビタミンC誘導体を朝に使うと紫外線によって肌に良くないのではないか?
ということがちらほら聞かれます。
色々なブログに乗っているようです。
はっきり言ってそれらに根拠はありません。
むしろ論文には様々なビタミンC誘導体が紫外線に対して、抗酸化機能を発揮して皮脂の酸化を防ぐというものがあります。
皮脂だけではありません。髪の毛の退色防止などにも効果があります。
これは紫外線がきついと塩焼けという現象が起こり、髪の毛のメラニンが分解され、茶髪に脱色したようになります。
髪の毛にも使用することで、髪の退色防止になります。
今は少し色を抜いた髪の毛が流行っているので、わざわざ退色防止をする必要はないのかもしれません。
なぜ、ビタミンC誘導体が昼間駄目といわれるのか。
それはビタミンCとビタミンC誘導体の違いがお分かりでない方が多いのだと思います。
ビタミンCの場合は、日光で数時間程度で酸化されていきます。
この酸化の速さが抗酸化剤として有用ですが、日光にあたると酸化されるため、果物でのパックなどは有効でないとされています。
これと同じようなことがビタミンC誘導体で起こりうると考えられるのでしょう。
しかし、実際にはビタミンC誘導体の場合、肌の表面ではビタミンCとならず安定な状態で肌の奥深く侵入したところで、肌の中の酵素によりビタミンCへ変換されます。
必要とされる場所で、ビタミンCを供給するというのがビタミンC誘導体の特徴で、日光の影響をほとんど受けないのが、ピュアビタミンCとの違いです。
それはビタミンC誘導体を朝に使うと紫外線によって肌に良くないのではないか?
ということがちらほら聞かれます。
色々なブログに乗っているようです。
はっきり言ってそれらに根拠はありません。
むしろ論文には様々なビタミンC誘導体が紫外線に対して、抗酸化機能を発揮して皮脂の酸化を防ぐというものがあります。
皮脂だけではありません。髪の毛の退色防止などにも効果があります。
これは紫外線がきついと塩焼けという現象が起こり、髪の毛のメラニンが分解され、茶髪に脱色したようになります。
髪の毛にも使用することで、髪の退色防止になります。
今は少し色を抜いた髪の毛が流行っているので、わざわざ退色防止をする必要はないのかもしれません。
なぜ、ビタミンC誘導体が昼間駄目といわれるのか。
それはビタミンCとビタミンC誘導体の違いがお分かりでない方が多いのだと思います。
ビタミンCの場合は、日光で数時間程度で酸化されていきます。
この酸化の速さが抗酸化剤として有用ですが、日光にあたると酸化されるため、果物でのパックなどは有効でないとされています。
これと同じようなことがビタミンC誘導体で起こりうると考えられるのでしょう。
しかし、実際にはビタミンC誘導体の場合、肌の表面ではビタミンCとならず安定な状態で肌の奥深く侵入したところで、肌の中の酵素によりビタミンCへ変換されます。
必要とされる場所で、ビタミンCを供給するというのがビタミンC誘導体の特徴で、日光の影響をほとんど受けないのが、ピュアビタミンCとの違いです。
shin_chanz at 00:01│Comments(6)│
│抗酸化ビタミン
この記事へのコメント
1. Posted by ニコ 2010年09月11日 17:00
私も「ビタミンC誘導体配合=日焼け止めなしに日にあたると日焼けを促進させる」と思っていました…。
しんちゃんさんに質問なのですが、ビタミンA配合はどうでしょうか?
レチノールやトレチノインといったものも、日にあたってはいけない!というイメージがあります。
(以前、トゥヴェールさんのアクアナノライズジェルの口コミでも、「日にあたると怖いから
夜だけ使用している」という書き込みを見た気がします)
しんちゃんさんに質問なのですが、ビタミンA配合はどうでしょうか?
レチノールやトレチノインといったものも、日にあたってはいけない!というイメージがあります。
(以前、トゥヴェールさんのアクアナノライズジェルの口コミでも、「日にあたると怖いから
夜だけ使用している」という書き込みを見た気がします)
2. Posted by しんちゃん 2010年09月12日 11:53
ニコさん、こんにちは
ビタミンAは日光に弱いですね。
効果が失われやすくなります。
抗酸化成分が配合されていたら別ですが、そういった成分がないとせっかくのビタミンAの効果が失われます。
ただ、日焼け止めをつけていればこの限りではありません。
ビタミンAは日光に弱いですね。
効果が失われやすくなります。
抗酸化成分が配合されていたら別ですが、そういった成分がないとせっかくのビタミンAの効果が失われます。
ただ、日焼け止めをつけていればこの限りではありません。
3. Posted by ゆり 2010年09月12日 15:07
こんにちは。
私は成分の専門ではありませんが、アロマや手作り化粧品にかかわるブログを持っているのでこのような質問をもらうことがあります。
そのような方とやり取りしていると、レモンやきゅうりの光毒性(もちろんビタミンCによるものではありません)を誤解、あるいは中途半端な情報から、ビタミンCたっぷりのパックは危ないということになっているのではないかと思うことがあります。
ところで質問なのですが、書かれている通り生のビタミンCやビタミンAは短時間で期待する効果が失われてしまいますが、効能が失われてしまうことは肌によくないことでしょうか?
肌の上で酸化するという過程で何か影響があるのか、また酸化された結果の物質が肌に悪いのかどうか、の2点があるかと思います。
私は成分の専門ではありませんが、アロマや手作り化粧品にかかわるブログを持っているのでこのような質問をもらうことがあります。
そのような方とやり取りしていると、レモンやきゅうりの光毒性(もちろんビタミンCによるものではありません)を誤解、あるいは中途半端な情報から、ビタミンCたっぷりのパックは危ないということになっているのではないかと思うことがあります。
ところで質問なのですが、書かれている通り生のビタミンCやビタミンAは短時間で期待する効果が失われてしまいますが、効能が失われてしまうことは肌によくないことでしょうか?
肌の上で酸化するという過程で何か影響があるのか、また酸化された結果の物質が肌に悪いのかどうか、の2点があるかと思います。
4. Posted by しんちゃん 2010年09月12日 17:59
ゆりさん、こんにちは
ビタミンCの酸化は2種類あります。
ひとつは純粋な酸化でこの場合はパックに使っても効果がないだけです。
また、細胞組織によっては酸化したビタミンCを元に戻す酵素を持っています。
もうひとつは分解を伴う酸化でこちらの方はビタミンCに戻らないばかりが肌の成分と反応しやすくなります。
食品分野でよく研究されているのですが、こちらの酸化の場合は、肌にとっては良いとはいえません。化学的に肌の成分が変わってしまうからです。
いわゆる糖化と同じ現象が起こります。
ビタミンCの酸化は2種類あります。
ひとつは純粋な酸化でこの場合はパックに使っても効果がないだけです。
また、細胞組織によっては酸化したビタミンCを元に戻す酵素を持っています。
もうひとつは分解を伴う酸化でこちらの方はビタミンCに戻らないばかりが肌の成分と反応しやすくなります。
食品分野でよく研究されているのですが、こちらの酸化の場合は、肌にとっては良いとはいえません。化学的に肌の成分が変わってしまうからです。
いわゆる糖化と同じ現象が起こります。
5. Posted by ピュアビタミンCについて 2010年09月26日 07:48
しんちゃんさんこんにちは!いつも楽しく拝見しています。
今回のblogの内容を考えると、メラノCCやトランスダーマなどのピュアビタミンC美容液は、夜用としたほうが無難ですか??
今回のblogの内容を考えると、メラノCCやトランスダーマなどのピュアビタミンC美容液は、夜用としたほうが無難ですか??
6. Posted by しんちゃん 2010年09月26日 09:06
ピュアビタミンCについてさん、こんにちは
日焼け止めを使えば問題ないと思いますよ。
もしくは日焼け止め効果のあるファンデーションを使えば大丈夫でしょう。
日焼け止めを使えば問題ないと思いますよ。
もしくは日焼け止め効果のあるファンデーションを使えば大丈夫でしょう。