試作品の日焼け止め抗生物質のいろいろ・・

2010年10月01日

植物系ミネラルオイル

植物原料から今まで石油から作っていた原料を作ろうという動きは止まりません。

最近では、石炭から合成アルコールを作っていた海外の大手化学会社が植物原料100%の植物性ミネラルオイルを作りました。

ミネラルオイルやシリコーンの代替用として揮発性の炭化水素となります。
クレンジングオイルやファンデーションの油剤として使うことができ、軽いのが特徴。

分子が小さいタイプになると、肌から揮発していくため、油分が多いのにさらっとした仕上がりの化粧品に仕上がります。

ラウリルアルカンやミリスチルアルカンなどの○○アルカンという成分名となります。

この原料が良いのは、ヨーロッパでオーガニック原料としての承認を受けていること。

つまり、今まで石油由来のミネラルオイルを使っていたらオーガニックとしては認められなかった化粧品が、この植物由来のミネラルオイルを使用することでオーガニック化粧品を作ることができます。

化学的な成分の本質は変わらないため、なんだか不思議な気がしますが、この化学会社が作った植物性ミネラルオイルによってかなり化粧品の作る幅が広がるような気がします。

いままで、オーガニック系のクレンジングではシリコーンを落とすことが難しかったのですが、おそらくこの成分はシリコーンオイルを溶かす可能性が高いため、しっかり落ちるのにオーガニックなクレンジングを作ることが可能となります。

一般的なイメージでは植物原料を圧搾や抽出といった操作で得たものから作るのがオーガニック化粧品という印象があるのですが、オーガニック化粧品も色々な商業的な団体が認証しているため、上記のような原料を使用していてもオーガニック化粧品の認証を受けることは可能となっています。

さてさて、これからどうなっていくのやら。

shin_chanz at 00:01│Comments(3) 化粧品原料 

この記事へのコメント

1. Posted by 松子   2010年10月24日 23:42
今晩は

肌が過敏だった時にオイルケアで調子がよくなりました。敏感なわりに私はローズヒップもアルガンオイルでもその他幅広く使えました。友人にも勧めたところ、友人にはオイルケアが合わないらしく種類に関わらずガサガサになってしまうそうです。
そもそもオイルパックや美容液がわりのオイル数滴使用はお肌に良いのでしょうか?
もしくは悪いのでしょうか?
『オイルは植物性でも酸化するから絶対よくない』とも聞くし『油やけを防いで肌を丈夫に』とも聞くし、結局は肌質によりけりという事なんでしょうか。
肌質によるならば脂性肌の人はNGとか、なにかありますか?

よろしければ教えてください。
2. Posted by しんちゃん   2010年10月25日 22:58
松子さん、こんにちは

オイルケアですが、肌質よって変わります。
基本的にオイルは皮脂膜の成分ですし、少ないと乾燥性の皮膚炎の原因にもなってある程度の量が必要です。
ただ、オイルは多すぎて、皮膚にふたをしすぎると、不全角化ということが起こって、保湿成分の少ない角質になってしまうことが指摘されています。

皮脂の量は、肌質によって違う以上、外部から補うオイルは少ないほうが調子が良かったり、また逆のパターンもあって当然だと思います。
3. Posted by 松子   2010年10月27日 15:09
ふたをしずぎるのは、よくないんですね。
なるほど、よく分かりました。
ありがとうございます^^

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