メイク化粧品に配合されるポリマーの種類配糖体と有効成分

2010年10月25日

メイク化粧品に配合されるポリマーの種類 その2

ファンデーションによく配合される成分にシリコーンが入っています。
シリコーンと言っても様々あり、最近はシリコーンゴムの採用も増えています。

こちらも肌には浸透しないサイズ。コロコロ転がるので、良く伸びてファンデーションをムラ付きを減らすという特徴があります。

シリカなどでも同じように玉はありますが、柔軟性がなく、その点はシリコーンゴムの方が感触という面で優れていると思います。

また、マスカラに使われる染色ナイロン繊維もファンデーションに使われ始めています。

ファンデーションの色は主に酸化鉄が使われます。黄、黒、赤の酸化鉄と白の酸化チタンや酸化亜鉛を組み合わせて、「肌色」と作ります。

無機顔料の問題は皮脂が上に乗ると色の彩度が落ちて、くすんだように見えること。
だからといってポリマーには簡単には置き換わりません。

ポリマーは薄くすると透明で、光を反射しにくいという問題があります。
色を認識するなら、ある程度光を反射しないとその色を認識できません。
衣服ぐらいの厚みならともかく、薄片状に加工したポリマーはガラスと変わらず、透明なため、配合してもあまり効果はありませんでした。

ただ、最近の技術でようやく光を反射する素材となりつつあり、使われ始めています。

赤の酸化鉄を配合しすぎると赤暗くなるし、赤のパール剤を使うとギラツキがですぎてしまう。そこでちょうど良い具合に光を反射する素材ということで、染色ナイロン
繊維に注目が集まっています。
長さは0.3mmくらいで酸化鉄や酸化亜鉛、マイカなど他のファンデーションに使われる原料に比べて、かなり大きなものですが、これぐらいの大きさで違和感のない反射光を出すことが確認されています。

素肌をより美しく、自然に見せる素材研究が進んでいますが、今まで使われなかった素材にも再度見直しが進んでいます。

shin_chanz at 00:01│Comments(0) 化粧品 

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