2010年12月14日
有効成分の浸透
出来るかどうかわかりませんが、擬似セラミドエマルジョンの改良に取り組んでいます。
擬似セラミドエマルジョンはいわゆるレシチンで作ったリポソームで擬似セラミドを内包していますが、この粒子径を色々変えて、浸透性や保湿のバランスが取れないか検討を行っています。
今の擬似セラミドエマルジョンの粒子径は50nmです。
通常のクリームの200分の1以下の小ささで、そのため粘度がありません。
本来、擬似セラミドを10%も乳化すれば、かなりの粘度になりますが、粒子径が小さい分、粘度が無くなっています。
この粒子径を小さくすればどうなるかの検討を行っています。
あまり浸透に力を入れすぎて、粒子径を小さくしすぎると、コクなどの使用感に影響してくるのではないかと、その点も懸念しています。
さっぱりしすぎるのも付けた感じがしなくて、問題ですし、浸透感と保湿とのバランスに苦労しています。
また、年代によって乳液の粒子径というのは、それぞれあって、年を重ねるにしたがって細かい粒子径のものは、好まれなくなり、どちらかというとナノエマルジョンとは全く正反対の大きな粒子が好まれることもあります。
これは乳液の延び具合やしっとり感などの使用感が物足りなくなるために、粒子径が大きく濃厚な感じがする乳液に好みがシフトしていくようです。
さて、成分の浸透を考えると、粒子が小さいほうが有利に決まっています。
角質層の細胞と細胞の間隙をぬって、成分は入り込んでいきますから、この間隙より小さい50nm以下の粒子は有利になります。
また、小さいだけではだめで成分の親和性も重要となります。
その点、水添レシチンやレシチンは元々細胞成分であるため、生体との親和性が高いというメリットがあります。
擬似セラミドエマルジョンはいわゆるレシチンで作ったリポソームで擬似セラミドを内包していますが、この粒子径を色々変えて、浸透性や保湿のバランスが取れないか検討を行っています。
今の擬似セラミドエマルジョンの粒子径は50nmです。
通常のクリームの200分の1以下の小ささで、そのため粘度がありません。
本来、擬似セラミドを10%も乳化すれば、かなりの粘度になりますが、粒子径が小さい分、粘度が無くなっています。
この粒子径を小さくすればどうなるかの検討を行っています。
あまり浸透に力を入れすぎて、粒子径を小さくしすぎると、コクなどの使用感に影響してくるのではないかと、その点も懸念しています。
さっぱりしすぎるのも付けた感じがしなくて、問題ですし、浸透感と保湿とのバランスに苦労しています。
また、年代によって乳液の粒子径というのは、それぞれあって、年を重ねるにしたがって細かい粒子径のものは、好まれなくなり、どちらかというとナノエマルジョンとは全く正反対の大きな粒子が好まれることもあります。
これは乳液の延び具合やしっとり感などの使用感が物足りなくなるために、粒子径が大きく濃厚な感じがする乳液に好みがシフトしていくようです。
さて、成分の浸透を考えると、粒子が小さいほうが有利に決まっています。
角質層の細胞と細胞の間隙をぬって、成分は入り込んでいきますから、この間隙より小さい50nm以下の粒子は有利になります。
また、小さいだけではだめで成分の親和性も重要となります。
その点、水添レシチンやレシチンは元々細胞成分であるため、生体との親和性が高いというメリットがあります。
shin_chanz at 20:34│Comments(0)│
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