ヒアルロン酸を減らす薬剤最近のレーザー治療2

2011年01月25日

最近のレーザー治療1

色々な光治療が皮膚科や美容外科を中心に導入されています。

自由診療になりますが、毎年新しい機器が発表されており、それだけ需要が旺盛ということでしょうか。

レーザー治療の特徴はちょっとした痛みと火傷を我慢すれば、しみを一気に消せるというところです。

基本は黒いメラニン色素のみを破壊するというより、メラニンを作る細胞そのものを殺していきます。

ただ、このとき様々な細胞を殺しては危なくて使えません。
レーザー治療の原則は、レーザーに当たっても問題ない細胞と問題が生じる細胞を選択して治療することです。
この選択はどのように行うかというと、たとえばメラニン色素を作る細胞を殺すのなら、黒色の色素を持つ細胞に吸収されるレーザーの波長を調整して照射することで、その目的が達成できます。

他にも多すぎる毛細血管を減らすには、水分などに吸収される波長などを調整して照射します。

化粧品は細胞を殺さず、また、細胞機能を損なわずにメラニン色素を作るのを邪魔するもの、一方、レーザーは細胞を殺すことで、脱色という目的を一気に達成します。

しかし、レーザーも完璧ではありません。
メラニンを作る細胞のみを殺すとしてもそのときに周りの細胞を傷つけることがあり、それが火傷などの状態を引き起こします。

レーザーがメラニンに吸収されると熱に変わって、細胞を熱で焼き殺し、周囲にもその熱が伝達して細胞が巻き添えを食って死んでしまいます。

そのため、レーザーを当てた部分と周囲が火傷のような状態になります。

もちろん、このような状態になるため、レーザー照射時には痛みを生じます。
表面麻酔が無いと広範囲にわたって、照射することができず麻酔処置の上にレーザー照射を行います。

ところで、火傷状態になった皮膚ですがすぐに再生が行われます。
死んだ細胞を取り除いて、空いた空間に新しい細胞がはいって、増殖が開始されことで、新陳代謝が促進されるのですが、このときにメラニンを作る細胞が生き残っていると、活性化して激しくメラニン色素を作ります。
あっという間にレーザー照射前のしみに戻ることがあるのが、まだまだレーザー治療の進歩が必要なところでしょうか。


shin_chanz at 19:52│Comments(2) 美容外科 

この記事へのコメント

1. Posted by 肩幅   2011年01月26日 09:14
リンクの一番上が切れてますよ。

レーザーはデメリットも見られますが
やはり高いのが最大のデメリットの1つにも入りますね。
2. Posted by しんちゃん   2011年01月27日 08:13
肩幅さん、こんにちは

リンクの件はありがとうございます。
レーザーは施術時間の割りに高額の費用がネックですね。
美容皮膚科は立地で客の入りが決まるようですし、あらゆる部分でコストがかかります。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
ヒアルロン酸を減らす薬剤最近のレーザー治療2