足のむくみリンパ液について

2011年02月01日

足のむくみ その2

そもそもリンパというのは、何をするものなのでしょうか?

一番、大切なのは、骨髄で作られる免疫細胞をリンパ節で鍛え上げることです。
T細胞やB細胞という免疫の最前線で働く細胞は、骨髄で作られたあと、リンパに運ばれ、そこで成熟して強力な免疫に変貌を遂げます。

免疫に関わる器官ということで、風邪にかかるとリンパが腫れることが多く、小さな子供なら首のリンパ節の腫れで、病気なのか判断することが多いでしょう。

これはウィルスや細菌をリンパ節で殺すこともあり、そのとき炎症が起こるとリンパ節が腫れあがります。

免疫細胞は、リンパ液の中に入って、体内の各所をぐるぐる巡って、細菌やウィルス、がん細胞などと闘ったり、肝臓などの重要な器官には常駐して、体内を守っています。

リンパ液は、この免疫細胞を運搬することと、老廃物の廃棄などを担っています。

エステではかなりの確立でリンパマッサージというメニューがあると思いますが、老廃物が溜まって、リンパ液の循環が悪くなると、むくみなどが生じるため、リンパ液が停滞のないようスムーズな流れを促すためにマッサージを行います。

リンパマッサージを受けることで、むくみを取り去る即効性を感じることもしばしばでしょう。

ただ、マッサージはその場では、リンパの流れをよくしてむくみをとっても、むくみが出来にくくなる訳ではありません。

リンパ液の循環は、リンパ管自体が収縮・膨張を繰り返して、リンパ液を送るほか、リンパ管の外から働く力にも影響を受けます。
それは呼吸運動や消化のときの腸の運動などや体を動かしたときにもリンパ液の移動を促し、全く座っているのと、動いているのとでは、リンパ液の循環量が違ってきます。

そのため、座った姿勢で長時間いる場合、体を動かさない分、リンパ液の回収量が悪くなり、むくみが発生します。
運動しなければリンパ液の回収がおぼつかないため、起こるべくして起こるという感じでしょうか。

shin_chanz at 19:09│Comments(0) 細胞機能 

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