炎症と老化 その2ものすごい軟水

2011年07月10日

炎症と老化 その3

テレビでも何度か取り上げられていますが、人の2倍で老化が進む病気がいくつかあります。

白人女性のアシュリーは何度もテレビで取り上げられて、ご存知の方も多いですが、彼女は生まれてからすぐに老化が進む病気にかかっていました。
老化症と呼ばれる病気のうち、20歳前後から老化が進む病気があります。
患者の8割は日本人という病気で、約30万人に一人という割合で患者が存在します。
アシュリーの病気は900万人に一人に発症するという確立ですが、こちらの病気は都会なら一人は発症しているほどの確立になります。

自然に年を重ねていけば老化が進むのは当たり前ですが、このウェルナー症候群はウェルナー遺伝子の欠陥によって、老化が急速に進みます。

この病気の特徴は、生活習慣病が規則正しく発症していくということ。

かなり病気の研究が進んでいるのに関らず、幼児期では異常に気づかれることがないという特徴があります。

それが突然、20歳を境に病気を発症し、老化が進んでいきます。
どうやらウェルナー遺伝子が老化を制御していて、この遺伝子に異常がきたすことで老化が早く進んでいくことが考えられています。

ただ、こうなると老化は遺伝子によって決定づけられているように思えます。
もし、時間経過と共に細胞が死んでいき、老化が進んでいくなら、早期老化はありえません。あくまで時間による細胞の経年変化によって老化が進むわけですから、どんな形にしろある程度の年齢までは生きていけるはずです。

しかし、早老症では本来はまだまだ問題ないはずの内臓や様々な部位に老化が進み、一方的に老化が進むだけで、同じ年代の人の体への若返りはありません。

生活習慣病も規則正しく発症していくことから、老化の基本原理が遺伝子によって制御されているのではないかという疑いがあります。

そうなると、長寿の人の遺伝子を調査することで、老化抑制の可能性を探れそうですが、未だ研究は道半ばとなっています。

なお、メタボがよくないのはウェルナー症候群で過剰産生される炎症タンパク質と同じものがメタボでも産生されるためです。

食べすぎは昔から良くないとされていますが、食べすぎると栄養が行き届いて細胞もエネルギーに満ち溢れそうですが、実際は肌に良い成分は作られずむしろ老化を促進する物質が作られて後戻りできなくなるというのが、人間を含めた動物の真実のようです。

shin_chanz at 20:06│Comments(0) 老化 

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