汗とニオイ その3ステムセル美容 その2

2011年09月06日

ステムセル美容 その1

前はよくテレビCMが流れていました。

「へその緒」に含まれる「さいたい血」の提供を呼びかけるCM。

白血病治療には骨髄移植が最適ですが、骨髄の提供はドナーにも大きな負担を与えるため、なかなかドナーが増えないのが現状です。
この問題に対応すべく出てきたのが、さいたい血の移植です。
臍帯血には細胞の元になる幹細胞(ステムセル)が含まれています。

幹細胞はさまざまな臓器をはじめ、血や皮膚や髪の毛など何でも作ることができるスーパー細胞。

最も新鮮な幹細胞はへその緒に含まれる「赤ちゃんの血」です。
へその緒にはお母さんの血しかなさそうですが、実際には赤ちゃんの血が含まれており、新鮮でかつ生命力に溢れているため、高品質な幹細胞を採取することができます。

しかも母と子から分離したへその緒ですから、採血に痛みは無いという特徴があります。
ただ、問題はさいたい血を採取するにはある程度技量と設備が必要で、どこでも出来るものはありません。
そのため、さいたい血の採取はそれほど多くありません。

また、さいたい血をドナーとして提供する以外にも将来の自分の子のために冷凍保管を手掛ける会社もあるようです。

それほど痛くなくて採取できる幹細胞としては、抜いた歯に存在する幹細胞がありますが、こちらはまだまだ実用段階には来ていません。

幹細胞を使って、何か治療に役立たせるというのは、ちょっとしたブームのようで様々な動きがあります。

皮膚関連では、ヒト由来の細胞を培養した後、細胞を破壊して細胞成長因子を取り出し、それを注射するという治療が行われるようになっています。

細胞自体の注射とは違いますが、幹細胞を培養することで短期間に細胞成長因子を作り出すという特徴があります。

この治療法自体は薄毛治療やニキビ跡治療に応用されているようです。

shin_chanz at 20:32│Comments(0) 化粧品原料 

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