季節の変わり目のスキンケア その1季節の変わり目のスキンケア その3

2011年09月29日

季節の変わり目のスキンケア その2

もう一つ感じるのが、くすみ。

夏のダメージが時間を経て肌表面に現れてくる秋は、一年中で最も肌色が暗くなる季節です。

肌のくすみの原因は、角質肥厚・メラニン量の増加・血行不良の3つ。
ということは、紫外線ダメージによってメラニン量が増え、角質が厚くなり、気温の低下によって血行が悪くなる、まさに秋の肌状態そのもの!

つまり、秋は誰もがくすみやすいのです。
しかも、大人の肌はさらに深刻。

メラニンによるくすみの他に、黄ぐすみという困った問題が重なっています。
「黄ぐすみ」=肌の黄ばみ。いかにも老けた印象ですよね?

メラニンによるくすみは色だけの問題なのですが、黄ぐすみは、真皮のタンパク質の変性がその正体なので、実はかなり厄介なんです。
この黄ぐすみ、一昨年ぐらいからその原因である「糖化」とともに注目されるようになりましたが、今年はさらに、「カルボニル化」も話題です。

簡単に言ってしまえば、
「糖化」は、細胞中の糖が酸化されてタンパク質と結合し、その結果できる茶褐色の物質によって、真皮が黄色く変色し、黄ぐすみが発生します。

一方「カルボニル化」は、酸化されるのは脂質。それがタンパク質と結合してできる物質(同じく茶褐色)が、真皮の上部にたまることから、糖化よりも黄ぐすみ具体が格段に高いそうです。

どちらもタンパク質(コラーゲン・エラスチンなど)を変性・劣化させてしまうので、色の問題だけでなく、肌の弾力にも影響大!
たるみの原因でもあるのです!!

そんな恐ろしい「糖化」「カルボニル化」は、紫外線や加齢によって反応が促進されることは確かですが、生体反応でもあるので、完全に防ぐことはできません。
それなら、なんとかそのダメージを最小限に抑えたいもの。

対策として、抗糖化・抗カルボニル化のために、スキンケアで取り入れたいのが、まずは酸化を抑える抗酸化成分。そして、アミノ酸なんです。
アミノ酸の中でも、「リジン」や「アルギニン」が有効とされていますが、これらはなんと、タンパク質の身代わりになるのだそう。

自らが糖化・カルボニル化されることで、タンパク質を守るなんて、ちょっと泣かせますよね。
しかも、それだけではなく、保湿もするし、ハリの素にもなるという賢さ。そんなけなげな(?)アミノ酸、取り入れない手はありません!!

shin_chanz at 21:21│Comments(0) 美容愛好家 Mさん 

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