2012年01月15日

加水分解タンパク質 その2

化粧品で使われる加水分解タンパク質は、色々ありますが、基本的には界面活性剤としては、使わないケースが多いです。

理由は使うメリットが少ないこと。

加水分解タンパク質を原料にして作る合成仮面活性剤は、低刺激なのですが、傑出した性能があるわけではありません。

他の合成界面活性剤のほうが、洗浄力や仕上がり、感触などが優れているため、ほとんど利用されていません。

シャンプーなどに配合して、髪の修復を積極的に行うケースに使われることもありますが、こちらにしてもどちらかというと、タンパク質の加水分解物をそのまま使うケースが多いです。

つまり、加水分解ケラチンや加水分解シルクなどが、髪の修復を期待して、配合されています。

タンパク質加水分解物を原料にして作る界面活性剤は、化粧品というより消火剤に使われることが多いです。

濃厚な泡で火を押しつぶして消火する泡消火剤に使われます。
(家庭用の小型消火剤というより、石油タンクの自動消火)

今は、フッ素系の界面活性剤がよくこの分野では使われていますが、一昔前はタンパク質分解系の界面活性剤が使われていました。

ただ、加水分解タンパク質のうち、小麦については、大規模なアレルギー患者を発生させたのはご承知の通り。
石鹸に配合された加水分解小麦タンパク質がアレルギーの原因となってしまったので、今後の加水分解タンパク質の配合は、徐々に縮小していくのかもしれません。

いずれにしろ、加水分解と成分表示がされていても、それが界面活性剤とは関係ない原料が圧倒的に使われているとお考えください。

shin_chanz at 20:03│Comments(1)化粧品 

この記事へのコメント

1. Posted by 綾谷 真由美   2012年11月02日 22:45
【手作り美白化粧水作成や美容に役立つ知識の解説を行っています】は結構ですが、管理人様は
どういう立場の方でどこに所属しているんですか?

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