脱毛

2010年09月27日

新しいハゲ治療法

血液から取り出したタンパク質をシワの皮膚へ打ち込んで、シワを治療する治療法が美容皮膚科で行われていますが、ハゲ治療についても同様の治療法が行われつつあるようです。

髪の毛を作るのは、タンパク質の命令によるもので、毛を作る細胞が生きている限り使える治療法です。

育毛剤の多くは、毛を成長させるためのタンパク質を作り出して、育毛に働きかけるものが多いのですが、思うように細胞がタンパク質を作らない場合もあって、その効果は限られます。

そのため、若い人から採取した細胞を培養し、毛を成長させる成長因子を作り出した後、このタンパク質を抽出して、頭皮に打ち込みます。

毛を作る細胞が生きているハゲの場合、この手法はある程度有効となります。

ただ、毛を作る細胞は、皮膚の奥底に存在するため、注射や針のついたローラーで薬剤を打ち込む必要があります。

しわに対する成長因子は多いのですが、ハゲ用の成長因子というのは、意外と化粧品用でもラインアップされていません。

そのため、育毛剤で、成長因子を配合したものは無く、昔ながらの薬剤を使用したものがほとんどです。
医薬品タイプの育毛剤になると、その成分はかなり限られ、開発自体も停滞している状況。
たまたま日本での発売が遅れていたため、新製品のように見えますが、実際にはかなり前に開発されたものがほとんどを占めています。

この新しいハゲ治療法ですが、問題は高価なこと。
1回12万くらいで、これを6回受けなければ効果が出にくく、しかもタンパク質を数ヶ月には一度供給する必要があります。

自分で作れる成長因子が少なく、他人のものを借りてハゲを治すわけですし、しかも医者しか注射を打てませんので、美容皮膚科にとっては美味しい商売のような気がします。

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2006年11月13日

抑毛ローションの処方・・エタノールの必要性

抑毛ローションにはどうしても必要な成分があります。

それはエタノールで、エタノールはイソフラボンを
安定に溶かす溶解剤として働く他、
肌に浸透を良くするためにも必要なものです。

できればエタノールとして10〜20%程度は
配合したいですね。

30度のお酒を使用するなら、ローション100ml中
お酒は35ml〜70ml程度配合する必要があります。

毛穴というのは、多かれ少なかれ皮脂腺がつながっていて、
毛と一緒に皮脂も毛穴を通って皮膚に出て、皮膚表面で
広がっていきます。

顔の皮脂は、冬になると若干少なくなる傾向がありますが、
体は逆に冬に多くて夏場は少なくなります。

洗濯で汚れが落ちにくいのは、とくに冬になります。
洗濯するときの水温は低くて、洗剤の洗浄力が落ちているのに
汚れの皮脂は多いという状態です。

以下は洗浄の本から抜粋した数値です。
肌シャツの場合で、ムダ毛のある手足とは違いますが、
同じような傾向になると考えください。

4〜5月
皮脂由来の汚れ 68.0%
汗由来の汚れ  14.4%
角質由来の汚れ 17.6%
繊維に対する汚れの付着量1.3%

7〜8月
皮脂由来の汚れ 36.4%
汗由来の汚れ  27.0%
角質由来の汚れ 36.6%
繊維に対する汚れの付着量1.5%

9〜10月
皮脂由来の汚れ 61.7%
汗由来の汚れ  21.9%
角質由来の汚れ 16.4%
繊維に対する汚れの付着量1.5%

2〜3月
皮脂由来の汚れ 74.0%
汗由来の汚れ  10.8%
角質由来の汚れ 15.2%
繊維に対する汚れの付着量2.1%

角質由来の汚れは窒素分の汚れも含みますので、
汗の尿素もカウントされています。
そのため、夏場は多くなります。

冬になれば、汚れの量も多くなりますが、
特に皮脂が増えていることがわかります。

これからは、季節が冬に向かうので、
毛穴からでてくる皮脂は多くなります。

抑毛ローションが目標とする場所は、皮脂を乗り越えたその先に
ありますので、何か浸透させる成分が必要となります。
頭皮の場合は特に皮脂が多いので、エタノール濃度は高くなります。

エタノールというと刺激を嫌うひとも多いのですが、
いまのところは必要な成分という認識が必要です。




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2006年11月12日

発毛抑制作用がある生薬エキス

植物エキスというのは、美白や抗酸化などいろいろな機能があります。

また、細胞によっては、増殖したり、コラーゲンを合成したり、
増殖を抑制されたりします。

中には毛を作る毛母細胞の働きを弱める生薬エキスもあります。
ねずみ由来の毛母細胞に各生薬エキスを加えて、
何も加えない細胞と比べると、細胞の増殖率が
ウコン 50%、トウキ 10%、カンゾウ 35%、エンメイソウ 31%
となりました。(特開平10-139639)

つまり、トウキは、何も加えない細胞に比べて、10%しか細胞を増殖させず
間違ってトウキエキスを配合したローションを頭皮に塗ると
ハゲを導く危険な化粧品になる可能性があります(笑)

カッコンやダイズなどは、毛母細胞の増殖に影響を与えないものですが、
どうしてこれらの生薬が毛母細胞の増殖が抑えられるのかはよくわかりません。

基本的に、毛母細胞の増殖を促す生薬は育毛剤に、
増殖を阻害する生薬は抑毛剤となります。

他にも抑毛作用があるのは、アロエやシコンなどもありますが、
どういうメカニズムなのかはわかっていません。

ダイズはテレビでブームになり、ある程度の人に対して抑毛効果を
発揮したので、抑毛はイソフラボン系がよいのかなと思っています。

頭にも塗る場合も生薬エキスをむやみに配合したローションを使うのではなくて、
育毛効果が確認されたものを配合した方が無難なようです。
頭髪の抜け毛が促進されたら、意味がないですからね。

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2006年11月11日

抑毛剤に関する特許

企業における抑毛剤というのは、特許を調べればある程度動向がわかります。

特開平11-322548
こちらにはイチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップから選ばれる1種以上の植物抽出物を含有する発毛抑制剤及びそれを配合する化粧料組成物についての特許です。

ローション等への原液エキスの配合量について
イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニシダ、ホップの各植物抽出物は、発毛抑制剤、化粧料組成物へ配合でき、その配合量としては特に規定するものではないが、発毛抑制剤、化粧料組成物の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なり、通常、0.001重量%以上(以下、重量%で表わす)好ましくは3〜20%が良い。尚、配合量が0.001%より少ないと効果が充分期待できない。

原液エキス製造例
1)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを50%エタノール溶液に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜2.5重量%)を約1.0kg得る。

2)イチハツ、オノニス、ダイズ 、クズ、ニオイイリス、ヒオウギ、ヒトツバエニジダ、ホップの各植物をそれぞれ100gを70%エタノール溶液又は30%1,3-ブチレングリコール溶液、又は60%プロピレングリコール溶液、又は精製水(約30℃)に浸漬し、室温にて5昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.05〜3.0重量%)を約1.0kg得る。

発明の効果について

使用テストは健康な男女10名(15〜25歳)をパネラーとして、1)の50%エタノール抽出液の2ヶ月間の使用テスト結果です。

「発毛抑制効果」
◎有 効:除毛後、うぶ毛を若干生じた。
○やや有効:除毛後、うぶ毛を若干多く生じた。
×無 効:除毛後、うぶ毛又は成長毛が非常に多く生じた。

イチハツ ◎4名 ○5名 ×1名
オノニス ◎3名 ○5名 ×2名
ダイズ ◎3名 ○4名 ×3名
クズ(カッコン) ◎5名 ○5名 ×0名
ニオイイリス ◎3名 ○6名 ×1名
ヒオウギ ◎2名 ○6名 ×2名
ヒトツバエニジダ ◎2名 ○6名 ×2名
ホップ ◎4名 ○4名 ×2名
精製水 ◎0名 ○2名 ×8名

この中ではクズ(カッコン)が一番よいことがわかります。

まあ、特許ですので、全部本当というわけではありませんので、
参考程度にしてください。

shin_chanz at 07:32|PermalinkComments(1)

2006年11月10日

高濃縮タイプの抑毛ローションの処方

抑毛ローションの処方はまとめると以下の通りになります。

<高濃縮タイプ 100ml>
ファンケルのダイズイソフラボンサプリメント10粒を砕いて
無水エタノール20mlにいれ、3日間抽出する。

このエキス上澄み全量20ml+グリセリン5g+
ベタイン0.5〜1g+ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)
+水75g(ml)となります。
こちらにはヒアルロン酸は溶けにくいので配合しません。
(エタノール濃度が高いとヒアルロン酸は溶けにくくなります)

<通常タイプ 100ml>
(無水エタノール使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+無水エタノール10g+水61g

(アルコール30度のお酒を使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
1%ヒアルロン酸10g+30度のお酒33g+水38g

(無水エタノール・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+無水エタノール10g+水71g

(アルコール30度のお酒・トゥヴェールモイストパウダー使用)
カッコンエキス 10g+グリセリン5g+ベタイン0.5〜1g+
ラフィノース1g+ヘキサンジオール2g(防腐剤)+
モイストパウダー5杯+30度のお酒33g+水48g

・エタノールは毛穴の奥へ有効成分を浸透させるのに使います。
・グリセリンとベタイン(アミノ酸)、ラフィノース(オリゴ糖)、
 ヒアルロン酸の基本組み合わせでそこそこの保湿効果を期待できます。
 ラフィノースの代わりにトレハロースでも差し支えございません。
 ただ、トレハロースを新たに購入されるなら、ラフィノースを
 お勧めします。食べてもラフィノースはトレハロース以上の
 整腸作用などを持っています。
・糖やベタインは1g配合すれば、保湿は十分です。多くても保湿効果は
 向上しません。

購入ガイド
・ラフィノースは保湿剤です。トゥヴェールで購入できます。
・ベタインは保湿剤です。いまじんさんなどで購入できます。
・ヘキサンジオールは防腐剤兼保湿剤です。
 トゥヴェールの化粧水作成キットもしくはいまじんさんで購入できます。
・1%ヒアルロン酸、モイストパウダー(ヒアルロン酸100%パウダー)は
 トゥヴェールで購入できます。


shin_chanz at 23:06|PermalinkComments(5)

2006年11月08日

高濃縮タイプの抑毛ローション その2

男性でも効果的な抑毛ローションとなりますと、
エキスをかなり高濃度配合する必要が出てきます。

文献を見てみるとイソフラボンとして0.2%という数字がありました。
これは原料メーカーが出しているダイズエキスが0.5%ですので、
それを40%も配合したような量です。

通常、このような量になると大豆では出来ません。
ダイズに含まれる量はせいぜい0.1%で、多くても0.2%です。

作れるとしたら、カッコンですが、これも厳しい量となります。
カッコンには、通常2〜10%ほどイソフラボンが含まれています。
つまりカッコンエキスを50%ほど配合したローションを
作ればある程度効果的なものとなります。

ただ、カッコンエキスは、澱粉の析出を防ぐために
無水エタノールで抽出する必要があり、
50%エタノールでは、肌にぬるにはちょっと刺激が強すぎます。

そのため、現実的になるとカッコンエキスを10%程度配合した
ローションで、お風呂上り、就寝前、朝起きたときと
手入れする回数を増やすことで、濃度の低いハンディを乗り越える
必要があるでしょう。

なお、簡単に高濃度のイソフラボンローションを作ろうとなると、
サプリメントからの抽出になります。
ファンケルのダイズイソフラボンというサプリメントがありますが、
これには1粒に総イソフラボン:40mg
イソフラボンアグリコン:12mg(ダイゼイン:5.4mg、ゲニステイン:6.6mg)
が含まれています。
これを無水エタノール20mlに、砕いた10粒を入れて、
3日ほど抽出したあと、
上澄みを全量使って100mlのローションを作れば、
かなり効果的な抑毛ローションとなります。

また、毛を作る細胞へダイレクトに作用するイソフラボンアゴリコンタイプ
なので、カッコンエキスを使うより効果的となります。

なお、抑毛といっても毛が全く生えなくなるわけではありません。

毛の生えている本数が少なくなるという程度です。

ただ、毛の生えているところを観察してみればわかりますが、
硬いメラニンの含んだ毛穴は目立ち、薄くて細い産毛については
ほとんど毛穴が目立ちません。

剃刀で剃ったり、除毛剤を使っても毛穴の大きさというのは
なかなか変わるものではありませんが、
抑毛ローションでは、硬毛を軟毛に導くことで、
目立つ毛穴も小さくするという期待を持てます。

ただ、イソフラボンが作用するには、毛穴の中を通って、
毛を作る細胞まで、届く必要があります。

それはどこかというと表皮を抜けて、真皮になりますので、
そこまで浸透させようとなるとエタノールの力が必要となります。

頭皮の場合は、皮膚が分厚く刺激に強いので、エタノールを70%程度まで
配合してもさほど問題にはなりませんが、
抑毛ローションの場合は、手足に使うものですので、
せいぜい20%程度ぐらいが刺激を考えると
限界になるのではと思います。

また、抑毛ローションを使うと、皮脂の量が減るので、乾燥します。
これはイソフラボンは、皮脂を作る細胞にくっつくと
皮脂を作らないように働きかけますので、
よく効くローションほど、乾燥するというジレンマに陥ります。

そのため、ローションを使った後は、クリームかオイルなどで
油分を補給してやる必要があります。

なお、今回紹介したエキス配合量は男性の剛毛でも
効く可能性があるレベルの量です。

さほど、毛が濃くない場合は、たとえばカッコンエキスを
5%程度にするとか、エキスの配合量を少なくするようにしてください。

shin_chanz at 21:51|PermalinkComments(13)

2006年11月07日

高濃縮タイプの抑毛ローション その1

数年前ダイズを使った抑毛ローションが流行りました。
一定の効果があるようで、ダイズといえばムダ毛抑制というのが、
なんとなく浸透したような気がします。

ところで、どうしてダイズは抑毛効果があるのでしょうか?

生薬エキスはいろいろあるのに、どうしてダイズなのでしょう。

それは、ムダ毛の成長というのは、男性ホルモンで促進されるため、
抑毛作用を発揮するのは、その反対の成分が最適となるからです。

つまり抑毛には、女性ホルモンに似た構造の成分が効果を発揮し、
それこそが、イソフラボン類となります。
特にダイズのイソフラボンは、女性ホルモン様作用を持つことで
よく知られています。

ただ、通常、植物の体内に貯蔵されているイソフラボンは
糖がくっついた配糖体という形で貯蔵されています。

配糖体になる理由は、水に溶けやすいことと、
植物にとっても低毒性となるためです。

困ったことに、抑毛効果を発揮するには、毛を作る細胞内へ入って、
女性ホルモンがくっつく場所にイソフラボンが取り付く必要があります。

このとき、糖がくっついた配糖体タイプではだめで、
糖がはずれたイソフラボンアゴリコンという形になる必要があります。

人間の皮膚には糖をはずす酵素があるのですが、
その活性はさほど強くありません。

また、ダイズにはもうひとつ問題があって、
イソフラボンの含有量が意外と低いという点です。
毎日食べるなら豆腐程度でもよいのですが、
抑毛の場合、有効成分の量が少なければ効果もしっかり発揮できません。

この欠点を克服するためには、イソフラボンアゴリコンを
配合したサプリメントから抽出するのが今のところベターです。
(微生物の酵素で糖をはずしたダイズ発酵エキスなどが相当します。)

ただ、サプリメントもいろいろ余計な添加物が入っていますので、
その添加物が少ないものがよいと思います。

shin_chanz at 22:45|PermalinkComments(2)

2006年11月04日

痛いけど我慢して・・

いまどきムダ毛を我慢して引き抜くことをやっている方は
かなり少数になっていると思います。

どうしても毛根のある真皮層には神経がたくさん通っている分、
ひっぱると痛いです。

ムダ毛を引っ張って抜くと痛いけど、剃るのと違って
毎日の手間が要りません。

すね毛ですが、だいたい一日に0.2mmほど成長します。
そのため毛根から抜くと毛穴から毛が顔を出すまで、
1ヶ月程度は余裕ができます。

ただ、すね毛にもゆっくり成長して途中で成長が止まる毛や
勢いよく伸びてどんどん毛穴から出てくる毛などが
多数混在していますので、一度すべての毛を抜いても
成長が著しい毛周期に入ったすね毛についてはすぐに生えてきます。

全部抜いても一部だけ毛が目立つようになるのは、
この毛周期によるものです。

ちなみに無理やり毛を引く抜く脱毛剤には
温めたワックスを肌に塗って、冷えて固まったワックスをとるときに
一緒に毛も抜くタイプや粘着テープを肌につけて
一気に引き抜く方法などがあります。

まあ、粘着テープなんかは軟毛ばかりならいいですが、
少しメラニンを含んで太くなったすね毛には痛くて
とても続けてやれるようなものではないでしょう。

他には除毛剤として、化学的に毛を処理する方法があります。

この特徴は、剃刀で毛を剃るのと違って、毛先が鋭くならないということが
あげられます。

除毛ということは、毛を化学的に分解するのですが、
パーマ剤と同一成分であるチオグリコール酸を使用します。

このチオグリコール酸は強い還元力を持っていて、
ムダ毛の中にあるアミノ酸同士の結合を還元して
髪の毛を脆くしてしまうわけです。

普通は酸化すれば、何でも脆くなってしまう印象がありますが、
毛の場合は酸化の逆の還元を行います。
酸化剤でも毛は脆くなりますが、還元した方が酸化より早く
毛が脆くなります。
ただ、還元タイプは臭いが強いため、酸化タイプの
除毛剤も多く市販されています。

除毛剤の場合は、長時間皮膚にさらすと、毛だけでなく、
皮膚もおかしくさせるので、薬剤を塗って
除毛するまでの放置時間はきっちり守らないといけません。

また、除毛剤自身にかぶれることもあるので、
かぶれやすい人は目立たない部分で、試す必要があります。

剃刀でそるのも角質層を削るので、トラブルの元になりやすいし
除毛剤では角質層に化学的なダメージを与えるので、
かぶれに弱い人にはお使いになれません。

電気剃刀で剃るという選択もあります。
こちらは直接刃が肌に当たらないので、肌を削りとる心配はないですが、
肌に当てる部分の金属板の厚さが、重要となります。

というのも、この金属板が厚みが剃った後の毛の高さになるからです。
まあ、どこのメーカーも電気剃刀は深ゾリをアピールしていますが、
金属板をどこまで薄くして、さらに肌の形状に合わせて
フィットさせるかが、どうも毛を短く刈り取るポイントのようです。

ただ、毛を深く剃るという点では、あと何十年経って、
金属板の薄膜化がどこまで進んでも、肌に直接刃が当たらない限り
普通の剃刀には勝てません。



shin_chanz at 09:06|PermalinkComments(2)

2006年11月01日

剃毛について

ムダ毛を剃るときはどうされますか?

そのまま何もつけずに剃りますか?
それともクリームなどをつけますか?

たいていクリームをつけたり、もしくは蒸しタオルで柔らかく
したりする方が多いと思います。

何のためにクリームなどを使うのでしょうか。

クリームを使わないときを考えて見ましょう。

たいてい乾燥した肌に剃刀を当てて剃ると、
肌は白い角質が剥がれ、そして水などがかかると
ひりひり感がでると思います。
また、毛も硬く剃りにくいでしょう。

なぜ、そうなるかというと、皮膚は場所によって違いますが、
だいたい20層くらいの角質層からなり、
この角質層が皮膚の乾燥を防いだり、外界からの物質の
進入を防いだりします。

乾燥した角質というのは、硬くなっていて、
柔軟性があまりなくなっています。

こうした状態で剃刀を肌に当てると、
本来数層程度しか剥がれない角質が幾層にもわたり
塊となって剥がれてしまい、深くピーリングしたのと
同じ状態になってしまいます。

そうなるとバリアを維持できなくなり、
肌に水がつくとしみいるような感じがします。

そこで登場するのが、シェイビングクリームとなります。

皮膚と毛に水分を与えて柔らかく柔軟性を与えます。
蒸しタオルを肌に当てるのも同じ効果となります。

シェイビングクリームの主体は石鹸であることが多いです。

ただ、洗顔や浴用石鹸とは違って、細かく粘り気のある泡が特徴です。

これは脂肪酸組成の違いによって起こります。
洗顔用の石鹸などは、ミリスチン酸やラウリン酸など
よく泡立つ脂肪酸が主体となりますが、
シェイビングクリームはステアリン酸が中心となります。

あわ立てた泡が長持ちし、さらに剃刀と肌の間に入って
適度な潤滑剤の役割をするということが
シェイビングクリームに求められる品質ですが、
ステアリン酸石鹸がちょうどその性能に合致します。

洗顔に使うと初期の泡立ちが悪く、泡が細かすぎて物足りなさを感じますが、
ラウリン酸やミリスチン酸石鹸だと、毛を剃っている間に
泡が消えて、持続性に問題があります。

また、石鹸のアルカリというのは、毛を柔らかくさせるので、
剃りやすくなります。

ちなみに弱酸性タイプのアミノ酸系界面活性剤主体のものを選ぶと、
こちらは泡の持続性や潤滑性に問題があり、
毛を剃った後、ひりひりすることも多いです。

シェイビングクリームは単にあわ立つだけではだめで、
泡の持続性を要求される商品となります。

shin_chanz at 23:27|PermalinkComments(2)

2006年10月30日

剃毛について

若い女性の方はムダ毛処理に余念がないと思います。

同じ女性でもムダ毛が多い方と多くない方がいます。

基本的にはすねや太もも、腕などにある毛乳頭細胞の
男性ホルモンへの感受性の差と言われています。
感受性は遺伝によって決まるものなので、自分ではどうしようもありません。

さらにすねはほとんど軟毛で目立たない毛ばかりなのに
一部だけがメラニンを含んだ黒い毛が生える場合もあります。

体内のホルモン濃度は一定に保たれていますので、
これは細胞レベルでのホルモンへの感受性が違うために起こります。
なぜ一部の細胞だけホルモンへの感受性が変わるのかがわかりません。

脱毛に使うピルやスピロノラクトンは、細胞への男性ホルモンへの
結合を強力に阻害することで、硬毛を軟毛に変化させます。

また、ダイズやカッコンのイソフラボンも同様に
男性ホルモンの細胞への結合を邪魔するので、
ムダ毛抑制を期待できます。

さて、ムダ毛をとりあえず短時間でなんとかしようとすると
剃ってしまうか、溶かしてしまうかのどちらかになります。

だいたい毛は、皮膚に対して30〜40度程度の
傾きをもってはえてきます。
毛乳頭細胞(毛を生やす細胞)が皮膚に近いほど毛は寝るようになり、
頭皮のように深い部分にある場合は、毛は立ちます。

ムダ毛の場合、毛乳頭は浅い位置にあるため、低い角度で生えていますが、
毛というのは、良く見ると面白いもので、
一定の方向を向いて生え揃っているのがわかります。

ただ、剃刀で毛を剃る場合、通常は毛の生えている方向の
逆からそることが多いかと思います。

それは、毛の方向に向かって毛を剃ると、1mmにも満たないですが、
毛が切れる位置が高くなるためです。
(剃刀が毛の上を滑って切れるためです)

逆から剃るときは毛を引っ張って、皮膚を平らにして剃るため
毛の切れる若干位置が低くなります。

美容院には一度しか行ったことがないので詳しくはわかりませんが、
顔の産毛を剃るときも逆剃りを行うのが一般的だと思います。

ちなみに床屋では、ひげを剃るときに、毛を引っ張るようにして
剃ります。そうすると毛が深い位置できれ、毛を剃った後の
毛は毛穴の奥に戻っていくので、触ったときの手触りがよくなります。

つまり剃刀で毛を剃るときは、どの位置で毛を剃るかで、
毛の目立ち方や後の手触りが変わってきます。


shin_chanz at 00:04|PermalinkComments(0)