乳化と分散
2007年10月04日
食品に見る乳化 その2
食品は牛乳や卵は別にして、マーガリンやドレッシング、アイスクリームなど
乳化剤が必要なものが多数あります。
化粧品で使われるオイルは主に室温で液状のものが多いですが、
食品になると液状油だけだと油っぽく、酸化しやすくなるというデメリットが
あります。
つまり、マヨネーズやドレッシングは液状油のみで作りますが、
マーガリンやホイップクリームは固体油を使って作ります。
液状油はサラダオイルや菜種油、ひまわり油などです。
固体油は乳脂や液状油に水素添加してつくる硬化油があります。
乳化する場合は、油状油のみでつくると油っぽくなるため、
そういうイメージがあるものなら別ですが、油っぽい感覚を出したくないものは
固体油を使用して作ります。
また、固体油と液状油を混ぜて使用する場合、固体脂の割合が温度により変化し
それが結晶となったとき、乳化状態に影響を及ぼすことが多々あります。
そのため、乳化したときに油の粒子を細かくして、結晶が出にくくしたり、
微細な結晶を最初からわざと析出させておいたりという工夫が必要となります。
食品の乳化がやっかいなのは、たんぱく質の存在です。
乳化剤というのは、比較的短時間で油の表面に吸着して乳化しますが、
たんぱく質は油の表面にくっつくのに何時間もかかる場合があります。
たんぱく質は乳化した粒子にくっつくと安定化の方向へ進ませますが、
加熱滅菌などで熱を加える場合は、たんぱく質が変性し、
乳化が壊れることもあります。
乳化剤が必要なものが多数あります。
化粧品で使われるオイルは主に室温で液状のものが多いですが、
食品になると液状油だけだと油っぽく、酸化しやすくなるというデメリットが
あります。
つまり、マヨネーズやドレッシングは液状油のみで作りますが、
マーガリンやホイップクリームは固体油を使って作ります。
液状油はサラダオイルや菜種油、ひまわり油などです。
固体油は乳脂や液状油に水素添加してつくる硬化油があります。
乳化する場合は、油状油のみでつくると油っぽくなるため、
そういうイメージがあるものなら別ですが、油っぽい感覚を出したくないものは
固体油を使用して作ります。
また、固体油と液状油を混ぜて使用する場合、固体脂の割合が温度により変化し
それが結晶となったとき、乳化状態に影響を及ぼすことが多々あります。
そのため、乳化したときに油の粒子を細かくして、結晶が出にくくしたり、
微細な結晶を最初からわざと析出させておいたりという工夫が必要となります。
食品の乳化がやっかいなのは、たんぱく質の存在です。
乳化剤というのは、比較的短時間で油の表面に吸着して乳化しますが、
たんぱく質は油の表面にくっつくのに何時間もかかる場合があります。
たんぱく質は乳化した粒子にくっつくと安定化の方向へ進ませますが、
加熱滅菌などで熱を加える場合は、たんぱく質が変性し、
乳化が壊れることもあります。
2007年10月01日
医薬品に使われる界面活性剤 その2
医薬品に使われる界面活性剤の種類と一日の最大使用量を書きました。
一日に飲める界面活性剤の上限が決まっているため、
薬の種類によっては、有効成分の投与がたくさん必要なのに
その有効成分を乳化させるのに必要な界面活性剤量が足りないということもあります。
そこで使用されるのはエタノールやプロピレングリコール、グリセリン、
ポリエチレングリコールなどの溶媒です。
これらの溶媒を使用することで、界面活性剤を少なくても
薬剤を可溶化できるというメリットが現れます。
難しいのは、薬剤によっては、これらの溶媒を使用すると
必ずしも可溶化されるわけではなく、余計に溶けにくくなることがあることです。
外用剤の場合は、必ずしも薬剤の有効成分が完全に可溶化される
必要はありません。むしろ可溶化されていない方が
浸透性が高まることもあります。
ただ、経口剤などはある程度水に溶けないと
腸壁面からの吸収が難しいので、界面活性剤を使用して
吸収力をアップする必要があります。
最近は、薬剤を非常に細かく分散する装置も開発されて、
薬剤を微粉末にすることもしばしばあります。
微粉末にすると腸との接触面積が増えるというメリットもありますが、
微粉末同士がくっつきやすくなるという問題が生じてきます。
この微粉末同士がくっついて大きな粒子の固まりになることを
防ぐために界面活性剤が使われるケースも多くなっています。
注射液では完全に薬剤を溶かしていないと
万が一大きな粒子があると毛細血管に詰まることもあります。
注射液に使われる場合は、抗がん剤や抗HIV剤などですが、
薬物による血栓や炎症を防ぐために用いられることが多いです。
一日に飲める界面活性剤の上限が決まっているため、
薬の種類によっては、有効成分の投与がたくさん必要なのに
その有効成分を乳化させるのに必要な界面活性剤量が足りないということもあります。
そこで使用されるのはエタノールやプロピレングリコール、グリセリン、
ポリエチレングリコールなどの溶媒です。
これらの溶媒を使用することで、界面活性剤を少なくても
薬剤を可溶化できるというメリットが現れます。
難しいのは、薬剤によっては、これらの溶媒を使用すると
必ずしも可溶化されるわけではなく、余計に溶けにくくなることがあることです。
外用剤の場合は、必ずしも薬剤の有効成分が完全に可溶化される
必要はありません。むしろ可溶化されていない方が
浸透性が高まることもあります。
ただ、経口剤などはある程度水に溶けないと
腸壁面からの吸収が難しいので、界面活性剤を使用して
吸収力をアップする必要があります。
最近は、薬剤を非常に細かく分散する装置も開発されて、
薬剤を微粉末にすることもしばしばあります。
微粉末にすると腸との接触面積が増えるというメリットもありますが、
微粉末同士がくっつきやすくなるという問題が生じてきます。
この微粉末同士がくっついて大きな粒子の固まりになることを
防ぐために界面活性剤が使われるケースも多くなっています。
注射液では完全に薬剤を溶かしていないと
万が一大きな粒子があると毛細血管に詰まることもあります。
注射液に使われる場合は、抗がん剤や抗HIV剤などですが、
薬物による血栓や炎症を防ぐために用いられることが多いです。
2007年09月30日
医薬品に使われる界面活性剤
今まで虫歯というのには縁がなかったのですが、
急に夜中に歯が痛み出してどうにも治まらないので歯医者へ行ったところ、
下の親知らずの隣の歯が虫歯とのこと。
親知らずもついでに抜くことになったのですが、
歯が横向きに生えているおかげで、抜くのに結構時間がかかりました。
年齢も30半ばで、歯と骨がかなりくっついてしまっているようで
歯を砕いて抜くことになりました。
抜くのは、麻酔のおかげでそれほど痛みがありませんが、
血がなかなか止まらず、抜歯後に止まったはずの血が
再出血して、2時間毎ぐらいに口がいっぱいになるほど出血しました。
(歯を抜くときに静脈をきっちゃっと言っていたので・・)
おかげで夜も眠れず、夜中からおきてガーゼを噛んで
止血しましたが、唾液が多いようで苦労しました。
次の日も完全に血が止まらず朝から歯医者へ行って
止血してもらいましたが、歯科医がガーゼを親知らずを抜いた場所に
強く指で押して行うものだから、これが結構痛いんです。
久々に痛い思いをしましたが、あと、1本親知らずを抜いておいた方が
良いようなので、続けて抜くべきかしばらく時間を置くか迷っているところです。
さて、医薬品に使われる界面活性剤ですが、それほどの種類はありません。
医薬品添加物辞典の中でも経口投与と外用剤へ実績がある中で主なものは、
ラウリル硫酸ナトリウム(300mg)
ポリソルベート80(300mg)
ポリオキシエチレン(60)ひまし油(1200mg)
ポリオキシエチレン(160)ポリプロピレン(30)グリコール(333mg)
スパーン30(50mg)
ショ糖脂肪酸エステル(600mg)
ソルビタン脂肪酸エステル(240mg)
プロピレングリコール脂肪酸エステル(575mg)
の8種類となります。
カッコ内の数字は一日当たりの最大摂取量です。
この中で注射剤に使われるものは、さらに減ります。
ポリソルベート80(500mg)
ポリオキシエチレン(60)ひまし油(500mg)
ポリオキシエチレン(160)ポリプロピレン(30)グリコール(10mg)
スパーン30(50mg)
ソルビタン脂肪酸エステル(37.5mg)
カッコ内の数字は一日当たりの最大摂取量です。
実際にはこのほか10種類の界面活性剤が使用されます。
経口治療薬に界面活性剤を使用される理由は
難溶性の薬物を水に溶かし、浸透性をあげることにあります。
最新の医薬品は、胃液に溶けてナノ粒子になり、
吸収されるものもあります。
ところで、皮膚の生まれ変わりは4週間ですが、
腸の壁面はどのくらいかかるかご存知でしょうか?
腸には約1kgの細菌が棲みついており、万が一傷が生じて
治りが悪かったらそれこそ大変です。
そのため、腸においては4時間という猛烈なスピードで
生まれ変わりを行います。
たとえ薬に含まれる界面活性剤の刺激性で傷がついても
すぐに修復されてしまいます。
また、腸細胞には一度吸収したものを体内ではなく、
元に戻して吸収しなかったことにする酵素があります。
その酵素が活発に動いていると、せっかく吸収された薬物が
また外へ戻されるため、この酵素の働きを落とすように
仕向けるのも界面活性剤の役割となっています。
急に夜中に歯が痛み出してどうにも治まらないので歯医者へ行ったところ、
下の親知らずの隣の歯が虫歯とのこと。
親知らずもついでに抜くことになったのですが、
歯が横向きに生えているおかげで、抜くのに結構時間がかかりました。
年齢も30半ばで、歯と骨がかなりくっついてしまっているようで
歯を砕いて抜くことになりました。
抜くのは、麻酔のおかげでそれほど痛みがありませんが、
血がなかなか止まらず、抜歯後に止まったはずの血が
再出血して、2時間毎ぐらいに口がいっぱいになるほど出血しました。
(歯を抜くときに静脈をきっちゃっと言っていたので・・)
おかげで夜も眠れず、夜中からおきてガーゼを噛んで
止血しましたが、唾液が多いようで苦労しました。
次の日も完全に血が止まらず朝から歯医者へ行って
止血してもらいましたが、歯科医がガーゼを親知らずを抜いた場所に
強く指で押して行うものだから、これが結構痛いんです。
久々に痛い思いをしましたが、あと、1本親知らずを抜いておいた方が
良いようなので、続けて抜くべきかしばらく時間を置くか迷っているところです。
さて、医薬品に使われる界面活性剤ですが、それほどの種類はありません。
医薬品添加物辞典の中でも経口投与と外用剤へ実績がある中で主なものは、
ラウリル硫酸ナトリウム(300mg)
ポリソルベート80(300mg)
ポリオキシエチレン(60)ひまし油(1200mg)
ポリオキシエチレン(160)ポリプロピレン(30)グリコール(333mg)
スパーン30(50mg)
ショ糖脂肪酸エステル(600mg)
ソルビタン脂肪酸エステル(240mg)
プロピレングリコール脂肪酸エステル(575mg)
の8種類となります。
カッコ内の数字は一日当たりの最大摂取量です。
この中で注射剤に使われるものは、さらに減ります。
ポリソルベート80(500mg)
ポリオキシエチレン(60)ひまし油(500mg)
ポリオキシエチレン(160)ポリプロピレン(30)グリコール(10mg)
スパーン30(50mg)
ソルビタン脂肪酸エステル(37.5mg)
カッコ内の数字は一日当たりの最大摂取量です。
実際にはこのほか10種類の界面活性剤が使用されます。
経口治療薬に界面活性剤を使用される理由は
難溶性の薬物を水に溶かし、浸透性をあげることにあります。
最新の医薬品は、胃液に溶けてナノ粒子になり、
吸収されるものもあります。
ところで、皮膚の生まれ変わりは4週間ですが、
腸の壁面はどのくらいかかるかご存知でしょうか?
腸には約1kgの細菌が棲みついており、万が一傷が生じて
治りが悪かったらそれこそ大変です。
そのため、腸においては4時間という猛烈なスピードで
生まれ変わりを行います。
たとえ薬に含まれる界面活性剤の刺激性で傷がついても
すぐに修復されてしまいます。
また、腸細胞には一度吸収したものを体内ではなく、
元に戻して吸収しなかったことにする酵素があります。
その酵素が活発に動いていると、せっかく吸収された薬物が
また外へ戻されるため、この酵素の働きを落とすように
仕向けるのも界面活性剤の役割となっています。
2006年11月27日
洗濯の基本
もうすぐ年末。なんどか今年もよくわからないうちに1年が終わりつつあります。
年末になると、真面目に掃除をやらないといけない日がやってきます(笑)
水に濡らした雑巾を絞って、拭き掃除をしていくと、
だんだんバケツの水が澄んだ水からどす黒くなっていきます。
家の中はそうでなくても、土足で歩く部分を水拭きすると、
あっという間にバケツの水は真っ黒です。
そういう水をつけて雑巾も絞るものですから、
雑巾もだんだん色がつき、床も薄汚れた水で洗うことになります。
これは水に分散した土などの微粒子が、沈殿せずにうまく分散するために
雑巾に再付着するために起こります。
ここで、洗濯の基本はというと、一度服から取った汚れが
再度、服につかないというのが第一に挙げられると思います。
たとえば、衣服の繊維は水につけると、プラスになったり、マイナスに
なりやすい繊維があります。
汚れが繊維と同じ電荷を持ちなら、電気的な反発により
剥がれていきますが、違う電荷なら、水を濡らしてもしっかりつくだけで
なかなか離れてくれません。
また、一度石鹸や洗剤で汚れを乳化して衣服から離しても、
汚れは水に溶けているだけですから、再度衣服に付着することも
考えられます。
そこで、合成の衣料用洗剤の場合は、CMCというセルロース誘導体が
配合されていて、これが汚れの粒子をくるっと包み込み、
また衣服の表面に取り付きます。
すると、衣服と汚れの間には電気的な反発ができて、
一度離れた汚れは衣服につかないし、まだ、粒子同士も電気的な反発により
水に分散するという仕組みになっています。
節水型の洗濯機が増えていますが、「一度取った汚れが再度付着しない」ことを
しっかり研究した洗剤でないと(とはいっても数百円ですが)、
汚れた下着類と余り汚れていない衣服を一緒に洗えば、
汚れた下着はまあまあマシになっても汚れていない衣服は
洗濯前より汚れに汚染されている羽目になりかねません。
とくに洗浄液を高濃度で使う節水型は、その傾向が強くなります。
なお、これは家の洗濯だけでなく、クリーニングにも言えることです。
上品な奥様が丁寧に着た洋服をクリーニングに出すと、
ほとんど汚れがない洋服でも、どこぞの誰かもわからない
薄汚れた衣類と一緒に洗われる羽目になりますが、
再汚染防止がされていないと、きっちり折りたたまれていても
繊維の中の汚れは多くなって、クリーニングに出した時より
汚れて返されることになります。
年末になると、真面目に掃除をやらないといけない日がやってきます(笑)
水に濡らした雑巾を絞って、拭き掃除をしていくと、
だんだんバケツの水が澄んだ水からどす黒くなっていきます。
家の中はそうでなくても、土足で歩く部分を水拭きすると、
あっという間にバケツの水は真っ黒です。
そういう水をつけて雑巾も絞るものですから、
雑巾もだんだん色がつき、床も薄汚れた水で洗うことになります。
これは水に分散した土などの微粒子が、沈殿せずにうまく分散するために
雑巾に再付着するために起こります。
ここで、洗濯の基本はというと、一度服から取った汚れが
再度、服につかないというのが第一に挙げられると思います。
たとえば、衣服の繊維は水につけると、プラスになったり、マイナスに
なりやすい繊維があります。
汚れが繊維と同じ電荷を持ちなら、電気的な反発により
剥がれていきますが、違う電荷なら、水を濡らしてもしっかりつくだけで
なかなか離れてくれません。
また、一度石鹸や洗剤で汚れを乳化して衣服から離しても、
汚れは水に溶けているだけですから、再度衣服に付着することも
考えられます。
そこで、合成の衣料用洗剤の場合は、CMCというセルロース誘導体が
配合されていて、これが汚れの粒子をくるっと包み込み、
また衣服の表面に取り付きます。
すると、衣服と汚れの間には電気的な反発ができて、
一度離れた汚れは衣服につかないし、まだ、粒子同士も電気的な反発により
水に分散するという仕組みになっています。
節水型の洗濯機が増えていますが、「一度取った汚れが再度付着しない」ことを
しっかり研究した洗剤でないと(とはいっても数百円ですが)、
汚れた下着類と余り汚れていない衣服を一緒に洗えば、
汚れた下着はまあまあマシになっても汚れていない衣服は
洗濯前より汚れに汚染されている羽目になりかねません。
とくに洗浄液を高濃度で使う節水型は、その傾向が強くなります。
なお、これは家の洗濯だけでなく、クリーニングにも言えることです。
上品な奥様が丁寧に着た洋服をクリーニングに出すと、
ほとんど汚れがない洋服でも、どこぞの誰かもわからない
薄汚れた衣類と一緒に洗われる羽目になりますが、
再汚染防止がされていないと、きっちり折りたたまれていても
繊維の中の汚れは多くなって、クリーニングに出した時より
汚れて返されることになります。
2006年11月26日
粉末の分散
酸化チタンを使って、簡単に日焼け止めを作れないのは、
うまく粉を分散できないことと、分散した粉が再度集まって
またひとつの塊になることを防ぐことができないからです。
粉末を分散させるのには、どうすればよいのか。
そのひとつの解決策が水に溶けた粒子にプラスかマイナスの電気を
帯びさせるようにすれば、粒子同士はくっつこうとしても
電気的に反発してくっつきにくくなります。
これは磁石を思い出していただければ、理解していただけると思います。
2つの磁石のN極同士をくっつけようとしても
見えない力が働いてN極同士ではくっつかないという経験は
されたかと思いますが、これは水に溶けた粒子でも同じような現象が
おきることになります。
微粒子の場合は、水に入れるとその粒子がマイナスのイオンでなくても
粒子と接触している周囲の水がごくわずかにマイナスのイオンになります。
(この逆のプラスになることもあります)
ややこしい話ですが、その粒子そのものがマイナスイオンでなくても
粒子を取り巻いている環境がマイナスになってしまうのです。
そして、このことを利用すれば、マイナスのイオンの量を増やすことが
できれば、粒子同士がくっつこうと近づいても電気的に反発するので、
他の粒子とくっつくことができません。
ちなみにこの粒子のマイナスイオン量を増やしたりするのが、
ポリマー(高分子)です。
古くは絵の具にも使うアラビアガムなどが代表的でしょうか。
合成高分子も性能がよいものが多くあります。
油絵は顔料をアマニ油に分散させた油絵の具を使いますが、
水彩画は顔料をアラビアガムを使って水に分散させた絵の具を使います。
まあ、ファンデーションや日焼け止めも一種の絵の具みたいなものですから、
粒子を安定化させる考え方の根本は同じとなります。
うまく粉を分散できないことと、分散した粉が再度集まって
またひとつの塊になることを防ぐことができないからです。
粉末を分散させるのには、どうすればよいのか。
そのひとつの解決策が水に溶けた粒子にプラスかマイナスの電気を
帯びさせるようにすれば、粒子同士はくっつこうとしても
電気的に反発してくっつきにくくなります。
これは磁石を思い出していただければ、理解していただけると思います。
2つの磁石のN極同士をくっつけようとしても
見えない力が働いてN極同士ではくっつかないという経験は
されたかと思いますが、これは水に溶けた粒子でも同じような現象が
おきることになります。
微粒子の場合は、水に入れるとその粒子がマイナスのイオンでなくても
粒子と接触している周囲の水がごくわずかにマイナスのイオンになります。
(この逆のプラスになることもあります)
ややこしい話ですが、その粒子そのものがマイナスイオンでなくても
粒子を取り巻いている環境がマイナスになってしまうのです。
そして、このことを利用すれば、マイナスのイオンの量を増やすことが
できれば、粒子同士がくっつこうと近づいても電気的に反発するので、
他の粒子とくっつくことができません。
ちなみにこの粒子のマイナスイオン量を増やしたりするのが、
ポリマー(高分子)です。
古くは絵の具にも使うアラビアガムなどが代表的でしょうか。
合成高分子も性能がよいものが多くあります。
油絵は顔料をアマニ油に分散させた油絵の具を使いますが、
水彩画は顔料をアラビアガムを使って水に分散させた絵の具を使います。
まあ、ファンデーションや日焼け止めも一種の絵の具みたいなものですから、
粒子を安定化させる考え方の根本は同じとなります。
2006年11月25日
手作りではなかなか難しい日焼け止め
日焼け止めを手作りで作りたいという要望は多いです。
酸化チタンなども手作り用として販売されていますが、
なかなか効果的なものは作れません。
理由はうまく粉を分散させるのが、かなり難しいからです。
化粧品会社でも大手以外では、予めシリコーンオイルやスクワランなどに
分散させた酸化チタンや酸化亜鉛を使うのが一般的です。
では、どうして粉が分散しないといけないかというと、
紫外線はかなり小さな隙間でも入り込んでしまい、
粉が均一に分散しないと日焼け止めを塗っているのに
日焼けするという事態になりかねません。
また、酸化チタンなどの吸収も粉の粒同士がくっつかないときに
最大の効果を発揮します。
ただ、残念なことに粉同士はくっつきやすい性質があるため、
うまく分散させる必要があるのです。
それには、特殊な機械が必要なため、たいていの化粧品メーカーでは
予めシリコーンオイルに分散させたものを使うのが一般的です。
その方が、製造時間を短縮できますし、配合も容易なので
使いやすい特徴があります。
なお、酸化チタンは、触媒効果をもっているため、
たとえば絵の具の白は酸化チタンですが、
それをそのまま配合するわけにはいきません。
配合する前に酸化チタンの表面にシリコーンなどをあらかじめくっつけます。
酸化チタンや酸化亜鉛など何の処理も施さないと
紫外線にあたれば酸化チタンの周りに存在する成分を酸化する性質があります。
この性質を利用して、反応性を高めたシリコーンを酸化チタンに塗れば
酸化チタンの表面で活性が高い部位へシリコーンがくっついていきます。
粉末のため液体に溶けにくい酸化チタンの表面を処理することで、
化粧品に配合しやすくなり、また酸化チタンの触媒作用を
抑えることができるという一石二鳥のメリットがあります。
酸化チタンなども手作り用として販売されていますが、
なかなか効果的なものは作れません。
理由はうまく粉を分散させるのが、かなり難しいからです。
化粧品会社でも大手以外では、予めシリコーンオイルやスクワランなどに
分散させた酸化チタンや酸化亜鉛を使うのが一般的です。
では、どうして粉が分散しないといけないかというと、
紫外線はかなり小さな隙間でも入り込んでしまい、
粉が均一に分散しないと日焼け止めを塗っているのに
日焼けするという事態になりかねません。
また、酸化チタンなどの吸収も粉の粒同士がくっつかないときに
最大の効果を発揮します。
ただ、残念なことに粉同士はくっつきやすい性質があるため、
うまく分散させる必要があるのです。
それには、特殊な機械が必要なため、たいていの化粧品メーカーでは
予めシリコーンオイルに分散させたものを使うのが一般的です。
その方が、製造時間を短縮できますし、配合も容易なので
使いやすい特徴があります。
なお、酸化チタンは、触媒効果をもっているため、
たとえば絵の具の白は酸化チタンですが、
それをそのまま配合するわけにはいきません。
配合する前に酸化チタンの表面にシリコーンなどをあらかじめくっつけます。
酸化チタンや酸化亜鉛など何の処理も施さないと
紫外線にあたれば酸化チタンの周りに存在する成分を酸化する性質があります。
この性質を利用して、反応性を高めたシリコーンを酸化チタンに塗れば
酸化チタンの表面で活性が高い部位へシリコーンがくっついていきます。
粉末のため液体に溶けにくい酸化チタンの表面を処理することで、
化粧品に配合しやすくなり、また酸化チタンの触媒作用を
抑えることができるという一石二鳥のメリットがあります。

