化粧品

2008年10月05日

熱滅菌した化粧品 その2

手作り化粧水で加熱滅菌を試みたことがあります。

121℃での加熱というのは、実は家庭でよく使われている温度なんです。

それは何かというと、圧力鍋がそうです。
圧力鍋は水蒸気を利用して121℃くらいまで温度を上げて
食品を調理します。

つまり、圧力鍋を用いて、高温に耐える小瓶があれば、
化粧水を小瓶に入れて、15分ほど滅菌すれば防腐剤無配合の
化粧水を作ることができます。

ただし、圧力鍋の調理というのは、野菜は形がなくなるほど溶けてしまい、
肉も非常に柔らかくなります。

つまり、野菜由来の成分だと完全に熱で分解され、
コラーゲンなどもゼラチン化して分解するということ。

おそらくヒアルロン酸も分解してしまいますし、
あと面倒なのは糖とアミノ酸が反応して、別の成分になってしまうことです。
植物エキスには、糖やらアミノ酸が含んでいる場合もあって、
100℃では大丈夫でも120℃くらいになるとさすがに反応してしまう
可能性があります。

そのため、配合できる成分というのは、熱に安定なものとなり非常に限られてしまいます。

こうなると滅菌は出来ても、それが肌にとって満足いく化粧水となるかは
また別の問題となります。

ただ、それでも出来るかどうか試しで、10ml程度の耐熱性の小瓶を購入して
試してみましたが・・、万人向けではないですね。

面倒くさがりの方には全く不向きです。

これなら、水を入れずにエキスとグリセリンを高濃度で混ぜたものを
プッシュ式の容器に入れておき、化粧水を使うときに
予めコットンを水を湿らせた後、そのコットンに濃縮液を1プッシュ出すことで、
コットンの上でエキスを薄めて使うというやり方の方が楽でいいということに気がつきました。

このやり方でもヒアルロン酸は、濃縮液には溶けないので、
ヒアルロン酸好きの方には向いていませんが、手軽に使う方法の一つです。

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2008年10月03日

熱殺菌した化粧品

芽胞菌を如何にして確実に殺すかは、レトルト食品の課題です。

レトルト食品は121℃殺菌となっていますが、これはこの温度でないと
芽胞菌が死なないため、芽胞菌を確実に殺せる基準が、レトルト殺菌の基準となっています。

この温度でようやく芽胞菌を確実に殺すため、保存料無添加で常温保存することが可能となります。

ただ、レトルト食品を除いて、食品の衛生基準はかなり甘いです。
菌がある程度以下なら出荷しても問題ありません。

クリーンルームで作るわけではないのですから、
どうしても空気中の菌は混入してしまいます。

日本でもごくわずかですが、加熱滅菌を採用した化粧品があります。
化粧水を全くの防腐剤無添加で作るとしたら、加熱滅菌しかないでしょう。

ものすごく目の細かいフィルターでろ過して菌を除去するという方法も
ありますが、なかなか難しいです。

医薬品では、全く防腐剤無添加で水に溶かした薬を作ることもあるのですが、
この場合、容器自体の製造も薬の製造ラインと同じ場所で行います。
別の場所で容器を作ると移動などで、空気が空容器の中に入る恐れがありますが
容器をその場で作り、すぐに充填してしまうことで、空気にできるだけ触れずに
無菌環境で注射液などを作ります。

ただ、これは高額でしかも安定的に売れる医薬品だからできることで、
なかなか普通そこまで出来ません。あと、容器のデザインもかなり味気ないものに
なるので、化粧品向きでもありません。

加熱滅菌して作る化粧品はたいていガラスで出来たアンプル容器に入っています。
121℃まで加熱すると分解する成分がある場合は、80℃くらいにして
何度かに分けて殺菌します。

こうして製造した化粧品は、さらに厳しく菌試験を行いチェックします。
最低でも2週間は、菌検査を行います。
もし、菌が1匹でも見つかれば、全量破棄となるため、
このような方法で作った化粧品はかなり割高にならざるを得ません。



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2008年10月01日

容器の殺菌は何がお勧め?

化粧品を手作りされている方のみならず、夏場なら家で沸かしたお茶を 冷蔵庫で冷やして飲まれている方も多いかと思います。 そのとき、当然容器を洗浄されると思いますが、このとき最も効果的な殺菌剤は 何かご存知でしょうか? 一番、安くて、効果が確実なのは、次亜塩素酸ソーダ、商品名で言うと ハイターです。 これを強くお勧めします。 一般的にはアルコールの殺菌剤もあります。 その他、お酢に食塩を入れたものも殺菌剤としてあるのですが、 これらではどうしても殺せない菌がいて、それに対応するのはハイターしかありません。 そのしぶとい菌とは芽胞菌で、身近で言うと納豆を作る菌も芽胞菌の一種なのですが、この菌は非常に進化が進んでいるというべきか、 アルコールでは殺せない菌です。合成界面活性剤でも全く死にません。 熱殺菌も100℃では何時間でも生き残ります。 理由は、この菌は仮死状態で存在していて、水分やpH、温度など 自分の環境に適合したときにのみ、殻を破って生まれ出てきます。 つまり、アルコールや熱で殺そうとしても、もともと半分死んでいるような状態。 アルコールや熱でのタンパク変性を受けない形で存在しています。 そしてこの状態だと、とくにエネルギーを必要としないので、 何十年と生き延びることが可能。 かなりしぶとい菌で、いつも食品製造の現場では、問題を引き起こしています。 ただ、芽胞を破って出てきた菌はアルコールなどで殺菌可能で、 全く殺菌できないというわけではありません。 ハイターは、この芽胞段階でも有効に作用するので、器具などの殺菌にはかなり使えるものです。ちなみに浄水器の中で、酸性水を作るものもありますが、 これは次亜塩素酸を作るものなので、酸性水も殺菌効果があります。 コストを考えると、高価な浄水器よりハイターの方が安くてよいと思います。 次亜塩素酸と聞くと、いかにも化学合成した成分に聞こえます。 しかしながら、このハイターと同じ成分は人間の白血球でも作ることができ、 白血球はこの成分を用いて、体に進入してくる雑菌と闘っています。 白血球が作る活性酸素はいろいろありますが、この活性塩素タイプの ものを遺伝的に作れない体質の方は、長生きが難しい傾向にあります。 過酸化水素を利用した酸素系の漂白剤はありますが、 温度が高くないと効き目が弱いという問題点があります。 そのため、低温でも効き目が確かな次亜塩素酸ソーダ系の漂白剤をお勧めします。

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2008年09月26日

菌というもの その6 口の中の細菌

身体の中でも口の中というのは、水分が豊富にあります。

唾液には抗菌性のタンパク質が分泌されているはずなのですが、
関係なしに菌は繁殖しています。

皮膚に存在している菌より桁違いに多量の菌が生息しています。

甘いものを食べると歯を磨きなさいとよく言われますが、
ご存知の通り、菌は砂糖を栄養源にして酢酸や乳酸、琥珀酸等をつくり、
特に乳酸によって歯のカルシウム分が溶かしだされ、虫歯の原因となります。

口の中にいる菌の数を測定するのは少々困難です。

それは、歯の表面にいる菌と舌表面、唾液や歯肉部分にいる菌が
それぞれ異なるからです。

特に菌が多いのは、歯垢部分。プラークとも呼ばれますが、
歯を磨いている人と、そうでない人では大きく菌の種類が異なっています。
ちなみに菌の量はプラーク1mg(1gの1000分の1)で1千万個と
糞便と同じくらいの割合で細菌が存在しています。

この歯周病菌に対抗して、白血球は攻撃をしかけますが、
歯周病菌は白血球を殺す毒素や白血球の活動を抑えたり、
食作用を回避する物質を産出するほか、歯を支えているコラーゲンや
ヒアルロン酸を分解する酵素を放出し、歯肉を痩せ衰えさせていきます。

このため、歯と歯肉の境界にある歯周ポケット(歯肉溝)から
歯垢を如何に取り除くか重要となってきます。


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2008年09月24日

菌というもの その5 消毒液の中でも繁殖する菌

ホテルやデパート、駅などには手指消毒用の殺菌洗浄剤などがおいてあります。

たいていの菌が死んでくれるため、それなりに効果があるのですが、
この消毒液の中でも繁殖する菌がいて、結構問題になっています。

その菌は、緑膿菌というもので、人間の皮膚につくと感染症を引き起こす細菌です。

緑膿菌は、その名の通り、緑色の色素を産出します。

爪と皮膚の間で繁殖することができ、足の爪などに繁殖すると
爪が変色していくので、すぐにわかります。

消毒薬でも死なないので病院などでは耐性菌として恐れられており、
化粧品の防腐剤も効きにくい細菌の1つです。

化粧品では、この細菌の繁殖を防ぐために抗菌剤だけではなく、
キレート剤を用います。

EDTA(エデト酸)がそれに相当し、EDTAによりこの緑膿菌の繁殖を
抑えることが出来ます。

緑膿菌はどこにでもいる菌で、たとえばフロアマットなどにも潜んでいます。
繁殖すると色素を作ってフロアマットを汚くしますが、
EDTAを撒いておくと、フロアマットが汚れにくいというメリットもあります。
(まあ、普通、EDTAなんか手に入りませんので、こんなことする人はいないと思いますが)

ちなみに緑膿菌は、化粧品の汚染をよく引き起こし、アメリカで失明に至る大きな事故が発生しています。

その教訓から、目の周囲に使う化粧品については細菌検査が必要となっており、
細菌検査をパスしないと出荷できない仕組みとなっています。


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2008年09月22日

菌というもの その4

世の中色々な防腐剤がある中で、化粧品に使用されているのは、ごくわずかな種類だけです。

一番有名なのがパラベン、その次がフェノキシエタノールでしょうか。

近頃増えてきたのが、ペンチレングリコール、ヘキサンジオール、カプリリルグリコールといったジオール系の防腐剤です。
保湿剤兼防腐剤といった特徴がありますが、ただ、濃度が高いと刺激性が高くなり、パラベンほど抗菌力がないといった問題もあります。

一方、自然由来の防腐剤というのは、GSEやローズマリーエキスなどがありますが、採用している企業はごくわずかです。

防腐剤として利用するには、
1.安定で他の成分と反応しないこと
2.広範囲で菌に対して抗菌効果があること
3.安価なこと
4.肌に対して刺激が弱いこと
などが挙げられます。

植物は様々な抗菌成分を作り出すため、防腐剤として利用されやすそうですが、
残念ながらそう簡単ではありません。

菌も進化しているため、植物が作り出す抗菌成分が効かないものも多く、
また、以外と肌への刺激が強いこともあるため、ほとんどといっていいほど
利用されることはありません。

欧米のオーガニック系コスメでは植物由来の抗菌剤を使用することもありますが、
開封後使用期限の長い化粧品に対しては難しいのが実情です。

たとえば、お茶のエキスなどポリフェノールも特定の菌に有効ですが、
これも弱酸性側で使わないと抗菌効果が弱くなりますし、
また、ポリフェノール自体が数ヶ月程度酸化して効果がなくなったりするので、
(突然抗菌効果が失われるリスクがあり)危なくてとても使えません。

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2008年09月19日

菌というもの その3

抗生物質は医薬品で細菌にとても効くものですが、あくまで効く菌の種類が限られており、化粧品の防腐剤には使えません。

私の例を話しましたが、特定の菌に強い抗菌力を持っていても意味がないのです。
身の回りにいる菌に対して、ある程度の抗菌力が必要となります。

それでは、人間の体では、どうやって殺菌しているのでしょうか?

細菌は常に飢えており、水分や養分が豊富な人間の体へ如何に侵入しようかと
知恵を巡らせています。

基本的に人間の皮膚は乾いているため、細菌が大量に繁殖できるほどの水分はありません。
肌は水分が多いほうが柔軟性が高くなるのですが、水分が多いと細菌が増えるというデメリットが生じます。

たとえば、夏場など汗をかきやすい時期に体臭が強くなるなら、あきらかにそれは肌に必要以上の水分が供給され、細菌の繁殖に使われていると考えて差し支えありません。

また、皮膚には常在菌という菌が存在していて、風でふらふらっと飛んできて
肌に付着しても人間の免疫機構の前に最初の一撃を与える役割を持っています。

つまり、病原菌が肌へ侵入するには常在菌との戦いに勝たねばならず、
しかも皮脂などを分解して栄養源にできる菌でないとなかなか勝てません。

ただ、皮膚に傷がついたときは、別です。
様々菌が傷口へ殺到して、生体内への侵入を試みます。

生体は菌が繁殖するのに適した温度や水分、栄養分が供給されているため、
菌にとっては地上の楽園といったところでしょうか。

ただし、菌の侵入を検知すると、人体はすぐに免疫機構を発動させ、
白血球などの菌と闘う免疫細胞を傷口へ送り込みます。

たいていの菌は、白血球による活性酸素の攻撃やマクロファージという菌を
食べる白血球により処理されていきます。

美容上問題となるのは、この殺菌過程です。

美容上と書きましたが、白血球は、菌をいかに殺しまくるかというために存在する細胞で、美容のことなどいちいち考えずに処理していきます。

活性酸素の攻撃の対象になるのは菌ですが、このとき菌の周囲にある生体組織も一緒に壊れていきます。

たとえるなら、銀行強盗が立てこもった銀行に拳銃で応戦するのではなく、
戦車が大砲を打ち込んで、銀行ごと壊してしまうという感じでしょうか。

ニキビ跡と言われるアクネクレーターは、肌を支えている土台であるコラーゲンを
白血球が壊していくので、生じると考えられています。

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2008年09月17日

菌というもの その2

病院でもらう薬に抗生物質があります。

化膿したときや風邪を引いたとき、その他、病原菌に感染したときに処方されます。

15年くらい前だったでしょうか、ニキビが酷くて、皮膚科に通院していたときがあります。

あの頃はまだアクアチムという抗生物質がないときで、いまいち効き目が弱い
抗生物質しかありません。

飲み薬を飲んでいれば、確かにニキビは少なくなるのですが、
完全には治りませんし、塗り薬を塗っても赤くて痛いニキビには効きますが、
新たにニキビの発生を防ぐほどの効果はありません。

この病院でもらった塗り薬は、少々難があって、使用してから10日ほどすれば
臭気が明らかに変わって、あまり体によくなさそうな臭いがするのです・・

そのときは、病院でもらった薬なので、間違いはないはずと思い、
使い続けていましたが、一向にニキビはよくならず、結局病院通いも
頓挫することになりました。

会社に入って、色々勉強しているうちにわかったのですが、
何でも菌に効くと思われる抗生物質ですら、化粧品と同じように防腐対策を
しておかないと、途中で菌に消化され、菌の栄養源にされてしまうということでした。

そこの病院は、抗生物質を自家調剤の軟膏剤に混ぜて、出していたので
その基材に難があったのかもしれません。

有名な抗生物質であるペニシリンですら、化粧品の防腐剤としてよく使われる
フェノキシエタノールで防腐されることもあり、菌の繁殖力を甘く見るととんでもないことになります。

ちなみに抗生物質は、どんな菌に効くわけでもなく特定の菌や、ある程度広範囲に
効くものなど、色々あります。
飲用する場合は、薬のパックに無菌充填されていますが、軟膏剤は使用するごとに
手指の菌が軟膏剤に入るため、そのとき抗生物質が効かない菌が入ると、
その菌にとっては、他の菌が存在しない楽園となるため、瞬く間に繁殖してしまうのです。


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2008年09月15日

菌というもの その1

一日あたりの食中毒患者の発生率をご存知でしょうか?

毎日、100人くらいが病院で診察を受け、1人が亡くなっている状態です。
(年間4万人、死亡者400人)

食あたりになっても病院にもいかない人は多いと思いますので、
実際にはもっと多い人数となります。

食あたりは老人や子供、女性など体力がない人や腸に滞留しやすい人などが
なりやすいのですが、むしろ問題は、腐っていることがわからず口にすることでしょう。

食中毒菌というのは、繁殖しても食品に著しい変化を及ぼすわけではないので、
全くわからないのです。いつもより酸っぱくなったり、匂いが変なら
誰でも気がつきますが、気づかせないのが問題となります。

化粧品も同様で、菌が発生してもしばらくはわかりません。

化粧水が濁ったりすればわかりますが、それは相当繁殖したあとの話です。

つまり、肌に問題を起こすほど、菌が繁殖していても臭気の変化や外観上では
わかりにくいため、防腐剤をいれて対策を行うことが必要となります。

食品では水が入っているのに防腐剤を入れなくても常温保存できるものがいくつかあります。
たとえば常温保存可能なパックの牛乳もそうです。
菌を完全に殺しているため、開封しない限り冷蔵保存する必要がなく、常温保存可能となります。

加熱滅菌を利用したのが牛乳パックですが、他にも缶詰や真空パックのカレーなど様々な食品で、加熱滅菌が利用されています。

化粧品でも加熱滅菌したものがあります。ただ、すぐに使いきれるように小分けする必要があり、開封後の保存期間が短く、熱に弱い成分が使えないという弱点もあります。

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2008年08月18日

汗とニオイ その3

制汗剤の仕組みはどのようになっていると思いますか?

まず、基本は汗を分泌させないようにすること。
これについては、皮膚をぎゅっと縮ませて、汗腺の出口を閉める成分が
使われます。

たんぱく質と結合して、皮膚を縮ませる成分ですが、
その作用を発揮するのが、金属化合物となります。
アルミ系、亜鉛系がありますが、とくにアルミ系のものが良く使われます。

アルム石(ミョウバン、硫酸カリウムアルミニウム)は有名ですが、こちらはアルミ化合物です。

市販の制汗剤にはクロルヒドロキシアルミニウムというアルミ化合物がよく使われます。

金属塩はそのほか、塩化アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛などが使われます。

いずれも皮膚の引き締め、そして出てきた汗の吸着を目的としています。

次に、重要なのが、常在菌の殺菌です。
そもそも汗は無臭のはずなのですが、皮膚に出た瞬間から菌の栄養源にされて
しまいます。

そして、汗の成分を食べて菌が出した排出物がものすごく臭い、これが不快臭の原因となるのですが、常在菌の殺菌剤として、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルヒキシジンなどが使用されます。

最後に必要なのが、発生した臭い対策です。
制汗剤は、まったく臭いがないときに使うものではなく、
慌てて使うときもあるかと思います。
そのときに効果を発揮するのが消臭成分で、主に酸化亜鉛が使われています。
この酸化亜鉛は、臭い成分と反応することで、金属石鹸を作り、臭いを軽減させることが可能です。

市販の制汗剤というのは、この3つの機能を考えて、処方が組み立てられています。

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