ガスクロマトグラフ
2006年10月22日
オイルの分析
化粧品のオイルの分析というと、いくつかあるのですが、
未知の試料を調べて、どういうオイルか判断する方法のひとつに
ガスクロマトグラフ法というのがあります。
オイルの特徴を決定付けるのが、その脂肪酸組成になります。
オイルはグリセリンに脂肪酸が3つくっついたものですが、
大まかに言うと、この脂肪酸が常温で液体のものが多いと液体のオイルに
固体の脂肪酸が多いと固体の油脂になります。
オイルのテクスチャやその効果が脂肪酸によって決定づけられます。
そのためオイルには固有の脂肪酸組成があります。
オリーブオイルや椿油なら、オレイン酸が多くなりますし、
やし油油ならラウリン酸、ミリスチン酸が多くなります。
マカデミアンナッツオイルなら、パルミトオレイン酸があり、
牛脂なら植物油にはない奇数脂肪酸が入っています。
脂肪酸組成を調べることで、だいたいどういうオイルが混ざっているかが
わかります。
脂肪酸はその分子の大きさや構造によって、蒸発する温度が変わっています。
つまり、その蒸発する温度を調べることで、どういう脂肪酸かということが
わかるわけです。
その脂肪酸を調べるのが下の装置となります。
中の白いストローがくるくる巻いたような部分をカラムといって、
ここに脂肪酸を吸着する粉が充填されています。
脂肪酸の化学構造の違いによって、カラムの中の粉への吸着力に
違いでて、その違いによりカラムから出てくる時間が変わってきます。
上部にいろいろメーターがついていますが、
これは空気や窒素、水素ガスの圧力を調整するメーターになります。
装置に脂肪酸を入れるのは、ちょうど注射器のような装置で、
ほんの微量注入します。装置に入れると高温で熱せられて
瞬時に気化し、高圧の窒素ガスで、その気化した脂肪酸を出口まで
押し出します。脂肪酸の種類によって、出てくる時間が違うのですが、
出口で水素を燃やして、その炎で脂肪酸が燃えると、
脂肪酸が出てきたと知らせる仕組みになっています。
だいたい600℃くらいまで揮発する成分を調べることが出来ますので、
オイルの脂肪酸組成の他、化粧水中のアルコールやグリセリン、BGなどの
量も調べることができます。
未知の試料を調べて、どういうオイルか判断する方法のひとつに
ガスクロマトグラフ法というのがあります。
オイルの特徴を決定付けるのが、その脂肪酸組成になります。
オイルはグリセリンに脂肪酸が3つくっついたものですが、
大まかに言うと、この脂肪酸が常温で液体のものが多いと液体のオイルに
固体の脂肪酸が多いと固体の油脂になります。
オイルのテクスチャやその効果が脂肪酸によって決定づけられます。
そのためオイルには固有の脂肪酸組成があります。
オリーブオイルや椿油なら、オレイン酸が多くなりますし、
やし油油ならラウリン酸、ミリスチン酸が多くなります。
マカデミアンナッツオイルなら、パルミトオレイン酸があり、
牛脂なら植物油にはない奇数脂肪酸が入っています。
脂肪酸組成を調べることで、だいたいどういうオイルが混ざっているかが
わかります。
脂肪酸はその分子の大きさや構造によって、蒸発する温度が変わっています。
つまり、その蒸発する温度を調べることで、どういう脂肪酸かということが
わかるわけです。
その脂肪酸を調べるのが下の装置となります。
中の白いストローがくるくる巻いたような部分をカラムといって、
ここに脂肪酸を吸着する粉が充填されています。
脂肪酸の化学構造の違いによって、カラムの中の粉への吸着力に
違いでて、その違いによりカラムから出てくる時間が変わってきます。
上部にいろいろメーターがついていますが、
これは空気や窒素、水素ガスの圧力を調整するメーターになります。
装置に脂肪酸を入れるのは、ちょうど注射器のような装置で、
ほんの微量注入します。装置に入れると高温で熱せられて
瞬時に気化し、高圧の窒素ガスで、その気化した脂肪酸を出口まで
押し出します。脂肪酸の種類によって、出てくる時間が違うのですが、
出口で水素を燃やして、その炎で脂肪酸が燃えると、
脂肪酸が出てきたと知らせる仕組みになっています。
だいたい600℃くらいまで揮発する成分を調べることが出来ますので、
オイルの脂肪酸組成の他、化粧水中のアルコールやグリセリン、BGなどの
量も調べることができます。
shin_chanz at 01:43|Permalink│Comments(0)│